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ドラえもん のび太の転生ロックマンX

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サーゲスタンク

 
前書き
令和でもロックマンが出ることを願う。 

 
カウンターハンター基地
 
「・・・・・・」
 
「マーティ。」
 
「・・・・・・・・」
 
「副隊長、いい加減機嫌を直してください。俺もエックス隊長も本当に見ていませんでしたよ。」
 
「もう黙ってて!!」
 
マーティは顔を赤くして言う。
 
バイオレンを倒して以降、彼女はエックスに顔を合わせられなくなった。いや、合わせるのが怖くなってしまったのだ。
 
「・・・・・・・なんとかならないのか?」
 
困り果てたエックスは、ビートブードに聞く。
 
「俺に聞かれましても・・・・・エックス隊長が何か言ってやってくださいよ?レプリロイドとは言え女の人の裸ですよ?そんなもの見られたら・・・・・・」
 
「裸がなんですって?」
 
「い、いえ!何も言ってません!!」
 
三人は、ギシギシとした空気の中で移動し続けていた。
 
(あんなことあったらエックスと顔合わせられるわけないじゃない!!うぅ・・・・・もう何もかもお終いだわ・・・・・・・・お嫁に行けない・・・・・)
 
マーティは、そう思いながら後ろを振り向かないようにする。いっその事この事件が終わったら辞表でも出して誰もいない無人島にでも引っ越してひっそりと暮らそうとすら考えていた。
 
「マーティ・・・・・・」
 
エックスも彼女にかける言葉を考えられずそうこうしているうちに大きな扉の前に付いた。
 
「・・・・・・・ここか。さっきのことを考えればここにも・・・・・」
 
エックスが話しているにもかかわらずマーティは勝手に部屋へと入って行く。
 
「マーティ、まだ部屋に入るのは・・・・・・」
 
「いいじゃないの!どうせどの道ここを通らなきゃ最深部へと進めないんだから!さっさと倒すわよ!!」
 
マーティは、エックスの方を見ないで部屋へと入って行く。部屋の先は、トゲがビッシリと敷き詰められた床が広がっており三人の目の前に移動式の飛行ユニットが並んで飛んできた。
 
「・・・・・・・こいつに乗れってことね。」
 
マーティは2人よりも早く飛行ユニットへと飛び乗る。
 
「マーティ!いくら何でも前に出るのは危険すぎる!!」
 
「そうですよ!ここは慎重に行動すべ・・・・・・」
 
「アタシのことはいいの!!いいからエックスたちは黙ってて!!もう、ほっといてちょうだい!!」
 
三人がそんな言い合いをしていると前方から縦に4門の砲台を付けた大型戦車が向かってきていた。
 
「なっ!?何なんだあの戦車は!?」
 
エックスは思わず息をのむ。
 
今まで多くのメカニロイドや兵器を見てきたがこんなラビット二台分以上の大きさもある戦車を見たのは初めてだった。すると戦車の方から笑い声が聞こえてきた。
 
『ガ~ハッハッハッハッハッハッハ!!よく来よったな、エックス!!』
 
「その声はサーゲス!?」
 
『前回は不甲斐無いばかりに敗北したが今度はそういかんぞ。このサーゲス自らを組み込んだサーゲスタンクの前では貴様らなど敵いはしないのだ!!それにそこは限られた足場に一歩間違えればトゲの床に真っ逆さま。お前たちのみじめな最期を拝めるぞい!!』
 
「何言ってんのよ!むしろアンタの方が串刺しになれば?イレギュラーの最後にしてはお似合いなんじゃないの?」
 
大笑いするサーゲスに対してマーティは挑発するように言う。
 
『何をっ!?生意気な変態小娘め!!そんなこと言うなら貴様からけっちょんけっちょんのぎったんぎったんにして、最後にさっき撮ったお前の恥ずかしい写真を全世界にばら撒いてくれるわ!!』
 
「へ、変態言うな!!って言うかアンタも見てたんかい!!このクソジジイ!!!」
 
サーゲスの言葉に激怒したマーティは槍を展開して向かって行く。
 
「マーティ!!」
 
エックスは止めようとするがマーティは、エックスに構わずバスターショットをサーゲスタンクの砲身部に向けて放ちながら砲弾を避けていく。
 
『ええい!ちょこまかと!!』
 
接近したところでブーメラン弾を放つとシールドブーメランで相殺し、槍を伸ばして砲台の一門を突き刺す。砲台は火花を散らして爆発する。
 
「よし!まず一門!」
 
『おのれ!小娘が!!』
 
サーゲスはタンクの距離を詰める。するとマーティの乗っていた足場が破壊され、着地点を失う。
 
「なっ!?」
 
『ヌフフフフフフ!!まずは生意気な小娘一人!!』
 
マーティは真っ逆さまにトゲの床へと落ちていく。エックスはエアダッシュで咄嗟に彼女を抱き、足場の端を何とか掴む。
 
「くっ!」
 
「エックス!?」
 
『ガッハハハハ!!たかが女のために危険な目に遭うとは奴と同じで本当に甘いのう!!』
 
サーゲスはうまく動く事をいいことにエックスに攻撃を集中させる。
 
「グッ!?」
 
『ほれほれ!!早くその女を放さんと自分がやられてしまうぞい?』
 
サーゲスは笑いながら言う。
 
「エックス隊長!?」
 
ビートブードは助けに行こうとするが砲撃が激しくて防御するのが精一杯だった。エックスは傷つきながらもマーティを放そうとしない。
 
「ぐ、ぐうぅう・・!!!」
 
「エックス、放して!このままだとあなたまで・・・・」
 
「ダメだ・・・・・・くっ!」
 
エックスは、痛みに耐えながらも彼女を掴んでいる手の力を弱めない。
 
「アタシなんてどうせただの変態女よ!?そんなアタシを助けて・・・・・」
 
「君は俺の大切な仲間だ・・・・・・それに・・・・・ぐうう!!」
 
エックスは弱っていながらもマーティをしっかりと見る。
 
 
 
 
「傷物にしちゃった責任を取らなくちゃいけないからね・・・・」
 
「責任?」
 
「ビートブードはああ言ってくれたけど実はあのとき、君の裸はっきり見ちゃったんだ・・・・・・本当にごめん・・・・・」
 
「う、うぅ・・・・・・・バカ・・・・・結局見てたんじゃない・・・・・」
 
エックスの言葉に対してマーティは怒ることなく泣きながら彼を抱きしめる。
 
「隊長と副隊長がこのままじゃ・・・・・・・・ん?」
 
防御態勢を取り続けていたビートブードは足元に何か落ちているのに気が付く。
 
エックスが落とした四次元ポケットだ。
 
「エックス隊長のだ!」
 
ビートブードは咄嗟にポケットを取り手を突っ込む。
 
「これで何か隊長を助けられるものを!!」
 
ビートブードは手あたり次第何かを取り出す。
 
「これだ!!・・・・・・・コンニャク!?これじゃあ役に立たない!!」
 
ビートブードはコンニャクを捨てて別の物を出す。
 
「これ・・・・・・・ってきび団子・・・・・相手は鬼じゃないんだから!!」
 
ビートブードは手あたり次第道具を取り出すがどれもこれも使えそうなものではない。
 
「えっとこれでもない・・・・これでもない・・・・・・あぁ!!どれが使えるんだぁ!?」
 
ビートブードは無我夢中に出した道具をサーゲスタンクに向かって投げる。
 
『くっくっく・・・・・そんな変なものでこのサーゲスタンクを壊せると思っているのか?』
 
その中の爆弾みたいなものが一つサーゲスのいるコックピットに転がってくる。
 
『くっく・・・・・・!?ば、爆弾っ!?』
 
爆弾?はコックピットの中で爆発する。
 
『ベロベロバー、オッペケペッポー、アジャラカモクレン!!』
 
サーゲスは突然狂ったかのように笑いだす。おかげでタンクが攻撃を止めた。ビートブードは、その間にエックスたちを引き上げる。
 
「エックス隊長、大丈夫ですか?」
 
「な・・・・・なんとかな・・・・・よくやってくれたよビートブード。時限バカ弾を投げ込むなんて・・・・・」
 
エックスはよろよろと立ち上がると両手を構える。
 
「エックス、そんな体で・・・・・」
 
「大丈夫だ・・・・・今の状態のサーゲスなら避けることはできない。」
 
エックスの腕にエネルギーが溜まっていく。
 
『パッパラ・・・・・・はっ!?わ、ワシは一体何を・・・・・・・ヌッ!?』
 
ようやく正気に戻ったサーゲスは、目の前の高エネルギー反応に驚く。そして、その反応がエックスから感じられていた。
 
『こ、このエネルギーは奴が発しておるのか!?』
 
「喰らえ!!サーゲス!!波動拳!!」
 
エックスはサーゲスタンクに向かって波動拳を放つ。波動拳は砲台をすべて破壊するとサーゲスの動力炉を貫いた。
 
『そ・・・・そんな馬鹿な・・・・・・わ、ワシはここで滅びるのか?』
 
タンクが爆発していく中サーゲスは気力を失ったような表情をする。
 
『ライトの忘れ形見のロボットにまたも敗れるとは・・・・・・無念・・・・じゃ・・・・・』
 
サーゲスは、呪うような言葉を残して爆発する。それを確認するとエックスはそのまま倒れてしまった。
 
「エックス!!」
 
倒れたエックスをマーティは抱きかかえる。
 
「エックス!エックス!!」
 
エックスからの返事はない。マーティとビートブードは思わず顔が真っ青になった。
 
「そ・・・・・・そんな・・・・・エックス隊長が・・・・・」
 
「エックス・・・・エックス!!」
 
目を開けないエックスに対してマーティは涙を流し始める。
 
「責任とるって言ってたじゃない・・・・・なのに・・・・・どうして・・・・・」
 
マーティはエックスを強く抱きしめる。
 
「好きだったのに・・・・・・・・もっと早く言えば・・・・・・もっと女らしかったら・・・・・・アタシのバカ・・・・・」
 
「・・・・・副隊長・・・・・」
 
マーティは、エックスにそっと口づけをする。
 
「愛してる・・・・・・・あなたのこと・・・・ずっと忘れないわ。さよう・・・・・」
 
「勝手に人を殺さないでくれ。」
 
「「!?」」
 
二人は驚いてエックスを見る。エックスはゆっくり目を開く。
 
「え、エックス・・・・・!?ま、まさか・・・・・・・ど、どこまで聞いていたの?」
 
「倒れてすぐ。」
 
「・・・・・・・!!」
 
マーティは思わず顔を真っ赤にして何も言えなくなってしまう。
 
「いや・・・・・その・・・・・・君がそう思っていたなんて・・・・・・・」
 
「う、うっ、うぅう・・・・・・」
 
「俺、こういう経験があまりないもんだから・・・・・・・気づかなくてごめん。」
 
「!!!!!」
 
あまりの恥ずかしさにマーティの顔から湯気が出始める。
 
「でも、俺も君のことが好きだよ。昔のことでうまく言えなかったんだけど・・・・」
 
「エックスのバカ!!もう、知らない!!」
 
マーティは足場が次の目的地点に到達するとすぐにすたこらさっさと歩いて行く。
 
「悪かったよ・・・・・・うっ。」
 
「!?エックス!?」
 
よろめいて倒れるエックスを慌てて支える。自分を庇ったダメージと先ほどの波動拳でかなり消耗しているようだ。
 
「・・・・・・・ごめん。」
 
「いいのよ、アタシを助けてこうなったんだから。その代わり・・・・・・・・今度一緒にデートしてね。」
 
エックスの肩を支えながらマーティは恥ずかしそうに言う。
 
「・・・・あぁ。でも、途中で怒って帰らないでくれよ。」
 
エックスは、歩きながら言う。その言葉を聞いてマーティはまた顔を赤くした。
 
「そ、そっちも途中で居眠りとかしないでよね!!仕事の時間以外は昼寝しているんだから!!」
 
「はっはっはは・・・・・」
 
(よかったですね、副隊長。・・・・・それにしてもエックス隊長も意外に副隊長のこと意識していたんだな・・・・)
 
ビートブードはそう思いながら二人の後ろについて行った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
???
 
『・・・・・・どうやら、サーゲスまでもが敗れたようだな。だが、奴はよく私に尽くしてくれたよ。おかげでオリジナルではないがゼロのコピーは完成したのだからな。間もなく完成する・・・・・・エックス、このゼロが完成した暁には貴様は撃てるかね?かつての戦友と全く同じ姿をしたこのゼロを・・・・・・・クッククククク・・・・・・・ファ―――――――――ハッハッハッハッハッ!!!』 
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