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ドラえもん のび太の転生ロックマンX

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マグネ・ヒャクレッガー

 
前書き
バスターオンリーなら多分一番苦戦しそう・・・・・ 

 
中央コンピューター施設
 
ゼロのパーツすべてをカウンターハンターから取り戻したエックスは、ビートブード、マーティを連れて最後のイレギュラー反応がある中央コンピュータ施設へと到着した。
 
「あの光る球・・・・・一体何なのかしら?」
 
マーティは宙を漂う光る球体を見ながら言う。
 
「あっ!ダメですよ副隊長!それはコンピュータ施設のセキュリティシステムで触れると防衛装置が作動しちゃうんですよ!?」
 
ビートブードが慌てて止める。
 
「えっ!?マジで!?」
 
一足遅く光る球体がマーティを捕捉する。すると警報が鳴り防衛装置が作動し始めた。
 
「ほら言わんこっちゃない!!」
 
「悪かったわよ!!」
 
「二人とも急げ!!足場が崩れて進めなくなるぞ!」
 
エックスは二人に注意を促しながらも走っていく。どうにか崩れる足場を抜けるが今度は天井からブロックが降ってくる。
 
「避けろ!!」
 
エックスはエアダッシュで避け、マーティはビートブードに乗ってブロックを避ける。
 
「今度は制御室の一つか。」
 
ようやく安全地帯に到着し、エックスたち三人は武器を構えながら中の様子を探る。
 
「・・・・・・・・!隊長!何か出てきます!!」
 
「!?」
 
ビートブードの指をさす方を見ると剣の立体映像が現れる。
 
「・・・・・ホログラム?」
 
「な~んだぁ・・・・・びっくりしたじゃないの。また敵が出てきたと思った・・・・・・」
 
マーティが安心して呼吸を整えようとすると剣の立体映像「チョップレジスター」がすぐ脇を通り抜けた。その時のすれ違いで彼女の髪の先端がすっと切れて宙を舞った。
 
「・・・・・・・・・・・ほ、ホログラムよね?こ、これって・・・・・・・」
 
すぐ脇にいるレジスターにマーティは思わず涙目で聞く。一瞬でも動けば彼女の首を切断するのも容易い。レジスターは一回距離を置くとマーティめがけて飛んでくる。
 
「嘘ッ~!?なんでアタシなわけ!?」
 
マーティは急いでバスターショットでレジスターを攻撃する。しかし、たいして効いていないのかレジスターはまっすぐ突っ込んでくる。
 
「ストライクチェーン!!」
 
エックスは咄嗟にバスターからワイヤーを伸ばしてマーティの足に引っ掛けると思いっきり引っ張って彼女を無理やりスライディングさせる。
 
「熱熱熱熱熱熱!!!」
 
摩擦熱でマーティは思わず悲鳴を上げるもののレジスターの攻撃を避けることに成功した。
 
「ブーメランカッター!!」
 
「フルチャージソニックスライサー!!」
 
エックスとビートブードの連携攻撃でレジスターは、爆発を起こしながら消滅する。
 
「恐ろしい施設だな・・・・・・まさか、ホログラムまで実体化するなんて・・・・・・・」
 
「エックス・・・・・・」
 
「ん?」
 
エックスが隣を見ると尻を痛そうに手で撫でているマーティが目を細めて見ていた。
 
「アタシを助けてくれたのはいいけど・・・・・・・もっと優しい方法は思いつかなかったの?」
 
「仕方ないだろう、あのままだったら首と胴体が泣き別れになっていたんだぞ?」
 
「・・・・・・もう。傷物になったらエックスに責任とってもらうから。」
 
「?」
 
「!?(しまった!つい口が滑っちゃった!?)」
 
(副隊長・・・・・何気にとんでもない爆弾発言しちゃったよ・・・・・)
 
三人の間を一瞬沈黙が支配する。
 
「・・・・・ん・・・・悪かったよ。今度は痛くない方法でやれるよう努めるよ。」
 
「ほっ。わ、分かればいいのよ・・・・・」
 
(エックス隊長って意外に天然なんだな・・・・・・・)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後のトラップに引っかかりながらもエックスたちはどうにか無事最深部までたどり着く事ができた。
 
「さ・・・・・・流石にあの巨大ブロックは潰されるかと思った・・・・・・・」
 
ビートブードは冷や汗をかきながら今まで来た道を見る。・・・・っとは言っても足場はすでに崩れて何も残っていないが。
 
「ね・・・・ねえ・・・・・・エックス・・・・ここを占拠していたイレギュラーってどんな奴だったの?」
 
「マグネ・ヒャクレッガー、元第0特殊部隊所属の特A級ハンターで別名『紅のアサッシン』と呼ばれているが俺もそれ以外のことに関してはよく知らないんだ。」
 
「俺も反乱前に兄貴から聞いたぐらいしかよくわかりません。0部隊は『忍び部隊』という程隠密活動をメインに行っているそうなので。」
 
「・・・・・・・・とにかくこの扉を開けた瞬間、忍者みたいな奴がバッ!と出てくるかもしれないというわけね。」
 
三人は扉を開く。すると中央には、ムカデ型のレプリロイドがヨガを取っていた。
 
「・・・・・」
 
「・・・・・ねえ、あれがさっき言ってた忍者見たいな奴?」
 
「え、えぇ・・・・あれがおそらくマグネ・ヒャクレッガーです。」
 
「・・・・・・」
 
三人は警戒してヒャクレッガーに近づいて行く。
 
「・・・・・」
 
「イレギュラー ヒャクレッガー!無駄な抵抗はやめて大人しく投降しろ!!」
 
エックスはバスターを構えて警告するがヒャクレッガーは動く様子を見せない。
 
「・・・・・アイツなんか変じゃない?」
 
「おかしいですね。動く様子も見せなければこちらを見る気すらない。」
 
「もう一度言う、無駄な抵抗はやめてこちらに投降するんだ!」
 
「・・・・・・」
 
エックスがいくら聞いてもヒャクレッガーは答えない。その様子を見てマーティは我慢していられなかった。
 
「ちょっと、アンタ聞いてるの!?投降しないなら撃つって言ったのよ!!」
 
「・・・・・・」
 
「返事ぐらいしなさいよ!!」
 
マーティはバスターショットを構えながらヒャクレッガーに近づく。
 
「マーティ!迂闊に近寄り過ぎだ!」
 
「大丈夫よ、こんな返事もしない奴なんて一発お見舞いしなくちゃ・・・・・」
 
マーティはヒャクレッガーに平手打ちをしようとするが彼女の手が触れた瞬間、ヒャクレッガーは消えてしまった。
 
「えっ!?」
 
「しまった!!ホログラムだ!奴は自分の立体映像を見せて俺たちの目を欺いていたんだ!!」
 
「その通り、だが少し気づくのが遅かったようだな。」
 
「「「!?」」」
 
三人が天井を見上げるとヒャクレッガーが先ほどのポーズで立っていた。そして、彼の目はマーティを捉えていた。
 
「マーティ、逃げろ!!」
 
「遅い!!フン!」
 
ヒャクレッガーは頭部に接続されている尾を分離させて彼女に差し向ける。
 
「マーティ!!」
 
エックスはマーティを突き飛ばして彼女を救出するが代わりに自分が捕らえられてしまった。
 
「ぐっ!?」
 
「エックス!!」
 
「まずは一匹。」
 
ヒャクレッガーは尾のパーツをエックスごと戻し、先端をエックスに突き刺す。
 
「ぐわあぁ!!」
 
「エックス隊長!!この野郎、隊長を放せ!!」
 
ビートブードはヒャクレッガーに体当たりを仕掛ける。
 
「ふん。」
 
するとヒャクレッガーは、エックスを放し、またもや姿を消す。
 
「ま、また姿が!?」
 
「後ろだ。」
 
「なっ!?」  
 
ビートブードが後ろを振り向くとそこにはヒャクレッガーが既に構えていた。
 
「マグネットマイン!!」
 
先ほどのように尾のパーツを切り離しビートブードの周りを旋回し、彼を拘束する。
 
「ま、まずい!!このままだとエックス隊長みたいに・・・・・・・」
 
「後はこれで十分だ。」
 
ヒャクレッガーは、手裏剣を飛ばしてビートブードの手足に突き刺す。
 
「ぐっ!?・・・・ブーメランカッター!!」
 
「無駄無駄。」
 
ヒャクレッガーはブーメランに当たることなくまた姿を消す。一方マーティは、倒れたエックスの方へ駆け寄っていた。
 
「エックス、大丈夫?」
 
「くっ・・・・・あ、足が・・・・・・」
 
エックスはマーティの協力もあって何とか立ち上がるがふらついていた。
 
「どうやらさっきの攻撃は相手にウィルスを打ち込んで動けなくする攻撃らしい・・・・・・・」
 
「そ、そんな!?じゃ、じゃあこのままだと・・・・・・」
 
マーティは、ビートブードの方を見る。幸いまだ撃ち込まれてはいないようだがやられるのも時間の問題だ。
 
「どうしよう・・・・・エックスは体が思うように動けないし、ビートブードは苦戦してるし・・・・・」
 
「マーティ、少し重いかもしれないが俺を支えてくれないか?」
 
「えっ?」
 
エックスの言葉にマーティは驚く。
 
「俺のヘッドパーツの能力なら奴の居場所を割り出せるのかもしれない。だが、今の状態じゃバスターを撃つことが精一杯だ。だから、俺のサポートをしてくれ。」
 
「・・・・・・うん。わかった。」
 
マーティは、自分を信頼してくれているんだなと少しうれしく思いながら集中してエックスを支える。
 
ヒャクレッガーは既にビートブードを追い込んでいた。
 
「これで同じ特A級ハンターか・・・・・・・ぬるい。裏の仕事を任されている0部隊とここまで格の差があるとは・・・・・正直言ってガッカリだ。」
 
「・・・・・生憎、今の俺はA級さ。特A級はエックス隊長だ。」
 
「あの一番最初に仕留めた奴か。奴ならもう動けん。俺のウィルスは相手のコンピュータを麻痺させる能力があるからな。」
 
「ヒャクレッガー!!」
 
「ん?」
 
ヒャクレッガーが後ろを振り向くとエックスがマーティに支えられて立っていた。
 
「ほう、まだ立っていたか。だが、その状態では満足に動けまい。」
 
「そうかな?そうやって誇張するのは時には命取りになるものだ。」
 
「ふん。」
 
ヒャクレッガーは、また姿を消す。
 
「ま、また消えた!?」
 
「落ち着け、集中して奴の動きを読み取るんだ。」
 
エックスは目を閉じてセンサーの感度を最大にする。マーティはバスターショットを構えながら周囲を警戒する。
 
「・・・・・・・・・上だ!!」
 
「!?」
 
マーティは慌てて距離を取る。するとエックスの言うとおりにヒャクレッガーが現れる。
 
「何?俺の動きを読んだだと?」
 
ヒャクレッガーはまた姿を消す。
 
「次は右!!」
 
「はっ!」
 
「ぬっ?」
 
「左!」
 
「くっ!」
 
「すぐ目の前だ!!」
 
「・・・・・」
 
エックスたち二人に何度も攻撃を読まれ、ヒャクレッガーの表情から余裕が消えていた。
 
「・・・・・・この俺の動きをここまで読むとは・・・・正直驚いた。」
 
ヒャクレッガーは、消えるのをやめる。
 
「だが・・・・その状態では満足に戦うのは難しいだろう。特に肉弾戦ならなおさらな。」
 
ヒャクレッガーは、2人に向かって歩いてくる。元々限られた空間でもあるため接近戦に持ち込まれたら抵抗しようがない。
 
「エックス・・・・」
 
「くっ!」
 
「まずは女の方からだ。その後、あのカブトムシ。そして、仲間を失って絶望したお前をジワリと料理してやる。クッ、クックックック・・・・・」
 
ヒャクレッガーは笑いながら手裏剣をマーティに向けて放とうとするがその時彼の足を何かが掴んだ。
 
「ぬっ!?き、貴様!?」
 
足元を見るとダウンしていたビートブードが足を押さえていた。
 
「隊長と副隊長には指一本触れさせないぞ!!」
 
「くっ!放せ!!」
 
ヒャクレッガーは、ビートブードを蹴りつけるが放れる様子はない。
 
「隊長!今です!撃ってください!!」
 
「何ッ!?」
 
ヒャクレッガーがエックスたちの方を見るとエックスがバスターに巨大なスクラップの塊を形成させていた。
 
「なっ!?」
 
「フルチャージスクラップシュート!!」
 
巨大なスクラップはヒャクレッガーを圧し潰し壁へと打ち付ける。ビートブードもこれまでかと思っていたが顔を上げると千切れた足を掴んでいる状態で自分は無事だった。
 
「こ・・・・・・こんなことが・・・・・!!」
 
スクラップに押しつぶされたヒャクレッガーは、ハッと我に返る。
 
「お、俺は一体何をしていたんだ?・・・・何故ここで押しつぶされている?シグマの仕業か?それとも・・・・・・・・・」
 
一瞬正気に戻りながらもヒャクレッガーは機能停止する。同時にウィルスの効果が切れたのかエックスの体がまた動くようになった。
 
「こ、今回は流石に危なかったな。」
 
「ふう・・・・・」
 
安心したのかマーティは膝をついてしゃがみ込む。
 
「マーティ、ありがとう。君が動いてくれなかったらみんなここで全滅していたよ。」
 
「エックスの指示が良かったからよ。」
 
「でも、副隊長は今回よく頑張りましたよ。本当に二人とも息が合っていましたよ。」
 
「そ、そんな・・・・・て、照れるじゃない。」
 
2人に称賛されマーティは思わず顔を赤くする。
 
「さっ、これでイレギュラーは全員片づけた。後は、本部に戻ってケイン博士がカウンターハンターの基地を割り出すまで準備を整えよう。」
 
「はい。」
 
「えぇ。」
 
三人は転送装置を利用して本部へと帰って行った。
 
 
 
 
その後、一般ハンターたちがヒャクレッガーの残骸を確認しに来た。
 
しかし、ヒャクレッガーの残骸はどういうわけか見つからなかったという。 
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