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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第1部~崩壊する楽園~
  第10話『脅威のGクラス』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
「プロのスパイであるあなたに、依頼があります。」
「っしゃきたー!」
「理樹君に会えないもん!」
「そうだろう?俺の大切な“頂の座”ヘカテー。」
「ありがとうございます。」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

「さて、そろそろ野上さん達の番か。」
デンライナーで雅を捜索する電王達を見て雅は呟く。
「雅、彼らは巨大な乗り物を持っているようだが、どうするつもりだい?」
マシンディローダーに乗る雅にリィンフォースは質問する。
「ここは、短期決戦で行く。野上さんはイマジンの憑依によってその力を最大限以上に発揮する。でも、それが弱点でもある。野上さんが単独で変身出来るのはどれだけ頑張ってもライナーフォームが限界。それなら、先にモモタロス達を捕まえれば済む話です。」
雅はライダーカードを取り出す。
「そのカードは?」
「これがどれだけ使えるか分からないですが、これを使えば、デンライナーも一撃です。」
【ATTACK RIDE-ZEORYMER-】
雅はマシンディローダーにアタックライドのカードをスキャンして『冥王計画(プロジェクト)ゼオライマー(漫画版)』に登場する超大型ロボット、ゼオライマーにマシンディローダーを変えて搭乗するが、
「やはり、超次元システムが完全再現されていないせいか、負荷が大きい。もって2分が限界か。」
ゼオライマーは既に全身から火花を散らす。
「見つけたよ!あっちに雅がいる!」
デンライナーイカヅチに乗る電王 ガンフォームがゼオライマーを発見し、戦闘に突入する。
「発見されたか。それなら、まずはDブラスト!」
デンライナーからの攻撃を確認した雅はゼオライマーの攻撃方法の一つである、手甲部分から放たれる光弾を放つ。
「うわっ!危ない!」
ガンフォームは驚いて避けるが、デンライナーイカヅチが避けたことでDブラストはデンライナーイカヅチの真後ろを走行していたデンライナーレッコウに直撃する。
「良太郎、モモの字!気を付けるんや!」
操縦している電王 アックスフォームは警告を促すが次の瞬間、凄まじい爆発と衝撃波が発生し、デンライナーレッコウは消失する。
「おい!熊!返事をしろ!」
デンライナー ゴウカを操縦する電王 ソードフォームは先ほどの一撃で困惑するが、
「先輩、キンちゃんはさっきの攻撃でもう…」
デンライナーイスルギを操縦する電王 ロッドフォームがそれを宥めようとする。
「行くぞ。」
雅はそれを何とも思わないかのようにゼオライマーを動かし、空間転移機能を使ってデンライナー イスルギの上に出現し、その自重を使ってデンライナー イスルギを押し潰し、
「良太郎、先輩、リュウタ、ごめん。雅君に釣られちゃった。後は任せたよ!」
ロッドフォームは最後に言葉を残してデンライナー イスルギの爆発に巻き込まれてライダーカードに封印される。
「おい!亀!…マジかよ。こうなりゃヤケだ!行くぜ!行くぜ!行くぜ!」
ソードフォームはデンライナー ゴウカを最高速度で走らせようとするが、
「待て、モモタロス!」
「早まるな!」
二つの声が聞こえて振り返ると、ゼロライナー ドリルとNEWデンライナーが現れ、
「最初に行っておく!心強い助っ人を連れて来た。」
「ふむ。お供が二人ほど減っているではないか。ならば、ここはプリンスたるこの私自ら戦おうではないか。」
ゼロライナー ナギナタと、ジーク用に緊急配備されたシルバーライナーが現れる。
「幸太郎、侑斗、おデブ、それに手羽先野郎!ありがとう!」
ソードフォームはゼロノス達を見てやる気を取り戻す。
「増援か。だが、おかげでまとめて捕まえやすくなった。Dブラスト!」
ゼオライマーはそれを気にせずに追加の攻撃を放つ。
「簡単に当たると思うな!」
NEW電王は華麗な操縦で攻撃を避けるが、
「それなら、当たるように動くまで。」
ゼオライマーは空間移動を行いNEWデンライナーの正面に立ち、
「これで、どうだ!」
その巨腕でNEWデンライナーを殴り、破壊する。しかし、
「幸太郎さんは逃げたか。」
目視した限り落下するライダーカードが三枚であったため、NEW電王を捕り逃がしたことに気づく。
「あいつ、青いクマちゃんまで!」
ガンフォームはデンライナーイカヅチを展開させて突進する。
「さて、このままだと時間が足りない。一気に決めるか!」
ゼオライマーはエネルギーをチャージし、それをフルバーストさせる。
「あいつ、マジかよ!」
ソードフォーム達はゼオライマーの必殺の一撃を前に、回避行動が遅れ、ライナーフォームが操縦するキングライナーを除いて全てが爆発。ライダーカードとなって落下する。
「モモタロス!リュウタロス!義兄さん!デネブ!ジーク!」
電王は叫ぶ。
「悲しみに浸る時間はないぞ。Dブラスト!」
ゼオライマーは止まっているキングライナーにDブラストを放ち、粉砕するが、
「やはり孫と祖父の間柄だけあって、こういう時の運の良さだけは人一倍だな。いや、大切な仲間と離れ離れにされた時点で、やはり運が悪いか。それにより…」
電王は間一髪で助かり、ゼオライマーの火花はより一層飛び散る。
「もう限界か。マシンディローダー、モードアウト。」
雅はゼオライマーをマシンディローダーに戻すと、マシンディローダーからゼオライマーのカードは飛び出し、火花を散らしながら消滅する。
「雅!テディ達の仇はとらせてもらう!」
幸太郎と良太郎が現れる。
「野上さん…」
雅が構えると、
「見つけたぜ、雅!」
「雅君、自然と平和を愛していた君はどこに行ったんだ!」
更に翔太郎と瀬川がやって来る。
「これは、なかなか厄介だな。」
雅はディロードライバーを装着する。
「行くよ、雅君。変身!」
[liner form.]
「変身!」
[ストライク フオーム]
「変身!」
〔エクストリーム!〕
「変身!」
良太郎達は仮面ライダーに変身する。
「こちらも行くか。」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
雅はディロードに変身する。
「ついに、この日が来たのか…お願いします。」
「分かったよ、雅。」
ディロードはリィンフォースを話をし、
「夜天の光よ、我が手に集え!祝福の風、リィンフォース!セットアップ!」 
【FORM RIDE-DELOAD SNOW RAIN-】
ディロードはリィンフォースとユニゾンし、スノーレインフォームになる。
「ブラッディ・ダガー!」
ディロードは弾魔法を展開して電王達を分断させようとする。
「雅、お前の動きは読めている!」
〔プリズム!マキシマムドライブ!〕
しかし、ダブルはプリズムビッカーでそれを防ぎながらディロードの間合いに入り、
〔エクストリーム!マキシマムドライブ!〕
必殺技を発動する。
「『ダブルプリズムエクストリーム!』」
ダブルはジャンプする。しかし、
「今だ!カルテットバインド!」
ディロードは拘束魔法で捕らえる。
「やべえ!」
【ATTACK RIDE-SONIC-】
「詠唱省略!フォトンランサー・ファランクスシフト!」
ディロードは蒐集されていたフェイトの必殺魔法をゼロ距離でダブルに放ち、
「シュート、エンド!」
トドメの一撃を放つ。
「翔太郎、あとは任せたよ。」
〔ファング!ジョーカー!〕
しかし、フィリップは自立行動メモリ達を活用してファングジョーカーに変身。エクストリームによる融合は強制解除され、翔太郎は弾き飛ばされ、
「おい、フィリップ!?」
ディロードの攻撃を受けて仮面ライダーサイクロンのライダーカードに変わる。
「…ちくしょう。雅、お前だけは許せねえ!」
〔ジョーカー!〕
翔太郎はジョーカーメモリを起動させてロストドライバーに装填する。
「変身!」
〔ジョーカー!〕
翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身する。
「さあ、お前の罪を数えろ!」
ジョーカーはディロードに殴りかかりにゆく。
「翔太郎さん、落ち着いて!それが雅君の狙いだから!」
電王はジョーカーを止めようとするが、
「落ち着けるか!俺の大事な相棒を…フィリップをあいつは!」
「だから落ちつかないといけないんです。」
電王はそう言うと、NEW電王と共にデンガッシャーのソードモードを展開する。
「行こう、じいちゃん!」
「うん!」
NEW電王と電王はジョーカーに続くようにディロードに向かってゆく。
「そう来たか。」
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「遠き地にて、闇に沈め!デアボリック・エミッション!」
ディロードは必殺技を発動し、広域攻撃魔法を使ってジョーカー達を攻撃する。その力は凄まじく、電王とNEW電王のオーラエネルギーを奪い取ってプラットフォームにしてしまう。
「これで終わりだ!」
ディロードはディロードライバーを一度展開して再び閉じ、ファイナルアタックライドを再装填する。
【-DE DE DE DELOAD-】
「仄白ほのしろき雪の王、銀の翼以もて、眼下の大地を白銀に染めよ。来こよ、氷結の息吹!アーテム・デス・アイセス!」
ディロードは更に広域攻撃の氷撃を放ち、咄嗟に範囲から回避したJを除き、射程に納めたジョーカー達をライダーカードに封印する。
「雅君、俺はずっと大地の精霊達に訴えかけている。だが何故だ、何故Jパワーが使えない!?まさか雅君」
「それ以上の詮索はお断りです。リィンフォース、確か道具精製の魔法はありますか?」
「ああ。」
[schaffen]
ディロードはJの言葉を遮りリィンフォースに頼んで魔法を発動してもらい、右腕にパイルバンカーを装着する。
「上手くいった。名付けて、ナハトバンカーだな。」
ディロードはナハトバンカーを構えると、そこから二本の触手状の鞭を操ってJを捕らえる。
「これで、終わりです!」
【-DE DE DE DELOAD-】
ディロードは再びファイナルアタックライドを再装填すると、ナハトバンカーの槍に紫色の雷が蓄積され、鞭は縮んで、ディロードはJに突進する。
「『夜天、紫突!』」
ディロードはナハトバンカーの槍をJに突き刺し、雷属性と闇属性のエネルギーをJに流し込んでJは爆発。そのままライダーカードに変わる。
「まさか、翔太郎さん達を先に捕まえてしまうことになるとは。これは予定を変更して先にダブルの世界を倒す必要があるな。確か、照井刑事はカズマさん達と共に行動しているはずだから都合が良いな。とにかく、列車で旅せし時の守護者の世界、大地と共に進化する仮面ライダーの世界、捕まえた。」
雅はライダーカードを拾い上げる。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
「全力で振り切るぜ!」
「無駄だ、雅!」
「いい加減にしやがれ!」
「そんな…馬鹿な!?」
「今こそ、僕のアルター能力の出番だな。」
次回『ブックマーク』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
ゼオライマー:マシンディローダーをゼオライマーに変えるカード。現在は消滅し、再入手不可能。

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