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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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ヨナルデ、予想外の展開

ヨナルデ達に拐われた一刀を救いに行くべく悪魔界に乗り込んだ華琳達と数名の魔法使い達

一方、一刀は

ヨナルデの屋敷

ヨナルデ「ケーケケケッ! 」

一刀「不気味に笑いやがって何だよ!! 」

カプセルに入れられた一刀の前で不気味に笑うヨナルデ

ヨナルデ「笑いたくもなるわ。お前さんを助けに魔法使い共が悪魔界に乗り込んだ時は驚いたが必要なかったようじゃな 」

一刀「何でだよ!! 」

ヨナルデ「魔法使いの奴らが落ちた場所を知らぬのか?あそこは通称『死の森』と呼んでうかつに入ると悪魔族ですら死んでしまうと言われとる森じゃ 」

一刀「何だって!? 」

ヨナルデ「ましてや魔法使いや人間が森に入って無事なわけがない。今頃全員死んどるか骸骨になっとるだろうよ。お前さんにも仲間の死骸を見せてやるわい 」

ピッ!

ヨナルデがモニターのスイッチを押してみると

そこには…

バァンッ!!

倒れている森の処刑悪魔バーサーカーが映し出された。

ヨナルデ「へっ?何でバーサーカーが倒されとるの? 」

何が起きたのかわからないヨナルデ

一刀「あれれ〜♪あそこに倒れてるのは確かバーサーカーじゃなかったっけか〜♪ 」

ヨナルデ「だ…だまらっしゃい!!そうか、魔法使いの奴らめ、きっとバーサーカーを罠にかけて倒したに違いない!ケケケッ!何て卑劣な連中じゃい!! 」

魔法使い達が実力でバーサーカーを倒したことを信じたくないヨナルデ

ヨナルデ「それに森を抜けてもここまで来れるはずが… 」

すると

ビビビーッ!!

ヨナルデ「んっ?屋敷に仕掛けた警備装置が作動したか、どうせ下級悪魔でも門に触れて… 」

そう思うヨナルデが映像を見てみると

パッ!

ヨナルデ「ゲゲェッ!? 」

そこには門の前に立つ魔法使い達が映し出されていた。

そして

エレナ「オープン・ザ・ロック! 」

ガチャッ!!

解錠魔法によって門まで開けられてしまった。

一刀「あれれ〜♪魔法使い達はこの屋敷に来れないんじゃなかったのかな〜♪ 」

カプセルの中でヨナルデをからかう一刀

ヨナルデ「だ…だまらっしゃい!! 」

一方その頃、屋敷の前では

華琳「ライラのおかげでここまですんなり来れたわね 」

ライラ「えっへん!みんな、ボクに感謝しなよ 」

ライラが魔力を探ったおかげで他のモンスターとも遭遇せずにすんなりと屋敷の前に着いたのだった。

エレナ「うぅっ…。悪魔族に感謝する日がやって来るだなんて屈辱です!? 」

マリア「まぁまぁエレナさん 」

悪魔の象徴である悪魔族を毛嫌いするエレナであった。

すると

風羅「それより向かう途中、後ろの方が騒がしかったけど、今は全然音がしない… 」

炎夢「まさかアンソニーっちとエリスっちが…!? 」

実際はその逆なのだが

エリスがヴリトラと契約していることを知らない皆はわからなかった。

だが

ライラ「あの二人なら大丈夫でしょ 」

マリア「何か根拠はあるの? 」

ライラ「悪魔の勘ってやつだよ(本当はあのエリスって人からダーリンと同じ悪魔族と契約している臭いを感じたからなんだけど話すとエレナちゃんがうるさいからいいよね) 」

空気を読んで黙るライラ

エレナ「さて、これより我々は屋敷に突入するわけですが、華琳さん達はどうしますか? 」

この問いを聞いて

華琳「もちろん向かうに決まってるでしょ。この場にいる以上、命が惜しいだなんて言うはずないじゃない 」

去る華琳達ではなかった

エレナ「愚問のようでしたね。それでは突入します! 」

ギイィッ!!

そして皆は屋敷の中に突入するのだった。
 
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