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おぢばにおかえり

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第五十話 冬休みその三

「駄目でしょ」
「それは絶対にするから」
「ちゃんとね」
「最後の方で一気にしないでね」
 このことも言いました。
「そのことは絶対にね」
「わかってるわよ、それは」
「お姉ちゃんそういうのお母さんより五月蠅いから」
 よく言われます、何でお母さんより口五月蠅いかとです。
「いつもしてるわ」
「全く、いつも言うから」
「言わないとしないでしょ、それに私ぶったりしないじゃない」
 これはしたことがないです、誰にも。勿論妹達もぶったりしたことは一度もないです。
「そうでしょ」
「それはね」
「確かにないわね」
「お姉ちゃんがお家にいる時はいつも怒られるけれど」
「ぶたないのよね」
「そういうことはしないから」
 私も強く言いました。
「安心してね」
「ぶったりしないってことね」
「そういうことなのね」
「そうよ、じゃあひのきしん終わったら」 
 私は妹達にあらためて言いました。
「次は宿題よ」
「やれやれ、やること多いわね」
「冬休みもね」
「そうよ、それに二十八日はね」
 私はこの時のことも忘れていませんでした、この日はといいますと。
「お餅つきあるでしょ」
「そうそう、うちはその前にあるけれどね」
「大教会の方もあるわね」
「うち今年誰か行かせてもらえるかしら」
「どうかしら」
「私が行かせてもらうつもりよ」
 妹達にお話しました。 
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