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ロックマンX~Vermilion Warrior~

作者:setuna
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第64話:Perfect Rebirth

圧倒的だとホーネックは思った。

機能停止から回復してそんなに時間は経っていないはずなのに最初はぎこちなかった動きが徐々に洗練されていく。

「エディットバスター!!十字手裏剣!!」

アーマーを状況に応じて換装することで様々なタイプのメカニロイドに対処していくルインは正にエックスとゼロと肩を並べた特A級のイレギュラーハンターなのだと理解した。

「これからのことを考えるとあまりエネルギーは無駄遣い出来ないから…一気に決める!!ダブルチャージショット!!」

新アーマーのXアーマーは他のアーマーに比べて目立つ長所はないが、ダブルチャージでチャージショットが二発放てる特徴がある。

放たれた二発のチャージショットは残りのメカニロイドを巻き込んで爆砕した。

「うわあ…長い時間寝ていたから全然思い通りに体が動かないや…まあ、愚痴っても仕方ないけど…早くエックスにクリスマスプレゼントを届けないと!!ケイン博士、座標データを。今すぐ向かいます」

『じゃが、お主は…』

病み上がりのルインをドップラーのいるデス・ドッペルタウンに向かわせて良いのだろうかとケインは迷う。

「大丈夫、もうみんなを置いて死んだりしません」

『…分かった。わしも直ぐに追う。エックスへのクリスマスプレゼントを頼んだぞい!!』

「任せて下さい!!」

座標データとパワーアップパーツデータを送られ、ルインは敵の本拠地であるデス・ドッペルタウンに向かう。

「うわあ、しばらく死んでるうちに悪趣味な物が出来てるね…公開処刑までの残り時間は後30分。急がないと…!!」

ステルス性能が高いPXアーマーを身に纏いながら、一気に駆け出す。

しかし、本拠地であるためか警備は厚く、処刑場まで後半分の距離と言うところで発見されてしまう。

「やっぱりそう簡単には行かないか!!」

ケインを乗せた飛行戦艦も到着し、ある程度気を引いてもらっているにも関わらずこの警備の厚さには嫌になりそうだ。

「でも、私は長い間休ませてもらったんだからこれくらいは乗り越えないとね!!」

PXアーマーからHXアーマーに換装し、セイバーでメカニロイドを迎え撃つ。

残り時間…。

「後、7分47秒!良いクリスマスになるぞ。キリストの生まれた日に地球の救世主が死ぬんだ!!」

「それはどうかな?」

「ん?貴様は…もしや…ルイン…か?」

突如この場に現れたルインにヴァジュリーラFFは鋭く睨み据えた。

「へえ、君は私を知っているんだ」

「当然だ。貴様は復活の目処はまだ立っていないという噂を聞いていたが…やはり噂とは宛てにならんな…何をしに来たのかな?」

「クリスマスと言えばサンタさんからの良い子へのクリスマスプレゼント。サンタさんとして良い子のエックスにプレゼントを持ってきたのさ!!」

「ほう、特A級自らとはそれはご苦労!私にもプレゼントはあるのかな?」

ビームサーベルを抜いて油断なくルインを見据えるヴァジュリーラFFにルインも不敵な笑みを浮かべた。

「あはは、馬鹿言わないで。サンタさんのプレゼントは良い子限定!!」

「人を選ぶとは冷たいサンタさんだ!!」

LXアーマーに換装したルインがハルバードを振るい、ヴァジュリーラFFはサーベルで受け止める。

「リーチの長い武器で間合いを保ちながら戦うつもりか。悪くない考えだ」

ルインのハルバードによる斬撃を捌きながらヴァジュリーラFFはルインを見つめる。

「顔色が良くない、それに動きもぎこちない。どうやら復活して間もないようだな…そんな状態で此処に来るとは…我々も随分と舐められたものだな」

「まさか、私の仕事は良い子へのクリスマスプレゼント。あなたを倒すのが私の目的じゃない」

それだけ言うとヴァジュリーラFFを弾き飛ばしてエックスの元に駆ける。

「させん!!」

盾からビームを放ち、ルインを撃ち抜こうとするがルインもそれを予想しており、PXアーマーに換装し、チャージすることでバリアを張ってそれを防いだ。

「チッ、バリアとは無駄に芸がある奴だ!!だが、私に時間をかけ過ぎたな!!もう間に合わんぞ!!」

「間に合わせる!届けるんだ!みんなの想いを!!」

エックスに向かってデータを投げるルイン。

そのデータは吸い込まれるかのようにエックスに。

そしてドリルの先端がエックスに触れ、エックスの体が煙に覆われた。

「メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ」

辺りにヴァジュリーラFFの狂笑が響き渡るが、ルインの表情には笑みが浮かんでいた。

「君達の負けだね」

「んふ?…!!ゼロが無事だとーーーつ!?」

何故かドリルの先端が無くなっているため、ゼロは生きていた。

「エックス、後はお願いして良いかな?」

「勿論だよ、色々話したいことがあるけど…まずは…」

新たなる強化アーマーであるサードアーマーを身に纏いながら、ヴァジュリーラFFを見据えるエックスの両腕に高密度のエネルギーが収束していく。

「ヴァジュリーラ、まずはお前からだ!!クロスチャージショット!!」

両腕のバスターから放たれたチャージショットが1つとなってヴァジュリーラFFに迫る。

「なっ!?う、うわああああ!!?」

クロスチャージショットを受けたヴァジュリーラFFの悲鳴が響き渡った。 
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