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新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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44話

 
前書き
今回の話は 二つにしました、 そうしないと 話的に色々とおかしいので。

あとは普通にどう計算しても連合側が勝ってしまうので、それを防ぐために、このようにしています。

原作呼んでみてもアニメみても、やはりザフト軍の快進撃? はあり得ないので。 補給や占領政策はまじでどうやっているんだ感じですからね。  

 
コズミックイラ71年 一月、アフリカ方面軍司令官バルトフェルドは現状のザフトと連合について考えていた。

「やはり、地球全土にNジャマ―を落としたの、失敗だったな」

「そうなの?」

「なぜです」

「ダコッサ君にアイシャもそうだけど、そもそも核兵器の応酬で地球を核の冬にしないためと、プラントはいっているけど、実際には違うからな」

「え、ですが、実際に戦争の引き金は、核兵器を農業コロニーに打ち込んだ連合に非があるのは、あきらかです」

「そうだね、でもだからといって、なぜプラントが、地球全土にすべてにたいして、核兵器を使用するなんてことをおもいつくんだろうね、そもそも連合にしてみもそうだよ、地上戦で、彼らが逆に核兵器を使用するなんて、妄想を実現にするわけないだろう」

「でずか、隊長、現実に核は使われましたよ」

「そうだ確かに核兵器は使われたよ、ただし、核兵器の汚染が圧倒的に少ない宇宙空間限定だけどね」


「それは・・・」

「実際に我々コーディネイターすべてを嫌いならば、なぜプラントという入れ物を作る必要があるんだい、そもそもの話、核兵器を使うならば、もっと前に特に旧第一世代が生まれた時に、その国ごと核兵器で始末してしまえば、こんな争いを産む、原因はならなかったはずだよ」


実際にそうなのだ、コーディネイターが嫌いであれば、産む土台である、国ごと核兵器で消滅させればよかったのだ、だが世界はそれをしないまま、コーディネイターという存在を認めたのだ。

「では、なぜ、Nジャマ―を地球全土にばらまいたんですが」

「それは、やはり、連合の驚異的な生産力を発揮させないつもりだろうね、そもそもNジャマ―をばらまいて、いなければ、我々の地上降下作戦は、連合軍によって完膚なきまでに、やられているよ」

「ですが、それでもわが軍は、ここアフリカ大陸の殆どを占領しています」

「そうだね、確かに、占領はしているが、それまでのモビルスーツの被害は100機以上も及んでいると報告書に書いてあるしね」

「それにだ、いくらモビルスーツを作ろうが、地上戦では絶対的に制空権を手に入れていなければ、モビルスーツはただの大きない、的でしかないのは、グゥルができるまでの間の、モビルスーツの撃破数を見ればわかるとおもうげとね」

「それは、確かにそうですが」

「そもそもだ、海側からの戦艦による、艦砲射撃や陸上戦艦からの点では面にたいしての砲撃戦においては、」

「連合側が圧倒的に、有利なんだよ、それにだ、我々プラントの人数は、限られているが、彼ら連合側は圧倒的に人数が、多いんだよ、整備士も何もかも連合が圧倒的だ、だからこそ」

「まさか、プラント上層部は・・・」

「そうだ、戦争はやってもいいが、我々は勝つしか選択肢は残されていなかった、ゆえに、地球上のインフラも何もかも、めちゃくちゃにしないと、連合軍が救援活動の名目でそれぞれの基地の戦力分散しなければ、戦いは勝てないのさ」


バルトフェルドの言っていることはなにも間違いではないのだ、そもそも連合軍といっても、自分たちの国々の兵士達が基準となっているのだ。

大西洋で災害が起きたら、基本的に動くのは大西洋連合に属している、軍人や軍属が多いのだ。

つまり戦争をやっている中で、大混乱が自分達の足元で起きてしまったら? とうぜん混乱を防ぐために、それぞれの軍隊を、動かすのは当たり前であった、そんな中、ザフトは地球降下作戦を次々と行っているのだ。


「つまりだ、我々が占領したいや攻略した、基地には、本来ならば、五倍ほどの戦力があったはずだ、それを補給もない撤退するは場所もない我々が、勝てたとおもうかね」


「いいえそれは、」



「そうだだからこそ、現在も現地住民の採用枠として、ザフト軍の主にモビルスーツや陸上戦艦など重要な部分以外は、ほぼ採用して、ザフト軍の維持に協力してもらっているんだげとね」

そうしてバルトフェルドは、自分のオリジナルブレンドを飲みながら、今日も占領政策を考えていたのだ。

当たり前の話ではあるが、爆撃機を一万機用意すれば、ザフト軍が制圧している、基地などは簡単に絨毯爆撃で地球上の地図から消すことも可能なのだ。

その物量作戦が、連合がとれないのは、一番簡単なのだ、ようは兵器の量産するためにエネルギーが圧倒的に足りないのだ、そのエネルギーの大本が、核分裂式炉で作られている、原発なのだ。

ここアフリカも、原発に頼っていたが、大体エネルギーとして、プラント側が占領政策として受け取っている太陽光パネルや風力発電方式を使ってなんとか、電力を賄っているからだ。

それを壊した上で基地を奪還しても、全くのうまみがなくなるのだ、それを考え、連合も大規模の爆撃機の採用は見送っているのだから。

「それにだ、実際に旧西暦の時代に日本とアメリカ合衆国が戦った世界大戦の歴史を見ればわかるが」

そこでいったんバルトフェルドは自らのコーヒーを飲んで、再び自分の副官と恋人に対して、話をしつづける。

「あの戦争だって、日本が用意したジークがアメリカに解析されたり、暗号が解析された上で、真珠湾攻略作戦をやったんだよ、アメリカ側は準備万端で、日本はそれを知らずにやってくる、どう考えても勝ち目はないだろうね」


そこまでいえば、バルトフェルドの言うことが発揮りダゴッサにもわかったようで、

「もしかして、その時にアメリカ大陸に何かしらの災害が起きていれば、当然ハワイは・・・」

「そうだよ、そうなればハワイにいた戦力も、本国の災害救助という名目で、ある程度引き抜かれていだろうね、そうなれば準備万端で相手が攻めてくるのを、待てるとおもうかい?」


「それは・・・では、プラント上層部は本当に・・・」

「考えたのはザラ派の強硬派だろうね、実際に彼らは地球にいるナチュラルもこの戦争で、できるだけ減らしたいと思っているらしいよ、コーディネイター主義は別にいいんだけどね」


「それは・・・でずかすでに、戦争は始まっているんです、このままいけば我々の勝利は間違いないと思いますが」

ダゴッサの言い分は一般的なザフト兵士の考えではあったが、バルトフェルドように先が見えている指揮官や司令官クラスになれば、話は別であった。

「おそらくは我々は連合軍に近い将来、宇宙に追い出されるだろうね」

「それは・・・まさか連合もMSを作っているんですか?」

「そのまさかだよ、開戦以来、どれだけのМSが撃破されていると思っているんだい、それにだ、傭兵やジャンク屋がジンのデブリを回収して、それを持っていくは、ほとんどが連合サイドだろうね、今の時期ならば連合相手にジャンクとなっているMS一機だけでも、五億以上の値段がつけられているよ」

「そこまでわかっているならば、早く生産場所と工場は破壊すれば、いいのではないでしょうか?」

「ダコッサ君、君ね、相手がどこでМSの量産工場を作っているとか、生産場所は、ザフト軍の殆どだって知らない相手側のトップシークレットだよ、そこを仮に見つけて破壊しても、所詮はデータだつまりだ、すべての連合の場所を同時破壊する、戦力は今のザフトにあるわけないだろう」


「それは・・・ではやはり、連合は近い将来、МSを主軸にした部隊でここを取り返す作戦を用意している、可能性も高いというわけですか?」

「そうだ、結局所、生産力は一時的に僕たちプラント側は弱らせただけであって、連合サイドも混乱が収まれば当然、ザフトのМSに対する、新兵器をもってくるのは、世界中の戦争の歴史をみれば、それはあきらかだろう」

「ですが、ナチュラルが・・・いいえ連合が、そこまでの物を作れるかどうか」

「ダゴッサ君、我々ザフトは、いやコーディネイターが生まれた後に誕生した、新しい技術の殆どが、モビルスーツ関係か、我々がもっている戦艦程度なんだよ、それ以外の基礎技術は、すべてそのナチュラルが作ったものを、我々が再利用しているだけなんだよ」


確かにバルドフェルドの言っていることは間違いではない、コーディネイターが、生まれる前からある技術の殆どは、すべてはナチュラル側が、生み出した技術なのだから。


「だからこそ、ちゃんと連合の捕虜区画を作って、連合サイドに返しているのは、戦後の交渉の時に、プラント側が不利にならないように、するためなんだけどね、それをわかってくれる、隊長格や司令官クラスが、ザフト軍には少ないが実情なんだよ」

こうして、バルトフェルドは、司令官の顔を出しながら、今後の戦略について、自分の副官と恋人に聞かせているのだから。






 
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