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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百四十八話 グリード達の強襲その七

「そうしたら気付きました」
「ちっ、人の話はよく聞く奴だからな」
「あまり出来てないけれどな」
 セッサはアスタのこの欠点について述べた。
「すぐ忘れたりするからな」
「けれどこうしたことは覚える奴だろ」
「確かに」
 セッサはゴードンのその言葉にも頷いた、
「それはそうですね」
「だからだよ」
「言われた通り周りを見ているから」
「今みたいに出来たんだよ」
「そういうことですか」
「今のこいつは前よりも強くなった」
 ゴードンは確信を以て言った。
「このことは間違いない」
「そうなりますね」
「そしてだ」
 さらに話すゴードンだった。
「俺達ももっと強くならないとな」
「こいつに負けていられないからこそ」
「御前もそう思うだろ」
「はい」
 その通りだとだ、セッサもゴードンに真剣な顔で答えた。
「そこは」
「そう思うならな」
「ここはですか」
「そうだ、俺達も気合入れていくぞ」
「そうしていきましょう」
 セッサはゴードンの言葉に頷きそうしてだった。
 訓練を続けた、互いに死闘に近い訓練を行い切磋琢磨し合う訓練がまた数日続いたがその日の朝にだった。
 ヤミはふとだ、食事の時に言った。
「おい」
「そうだね」
 リルが彼に応えた。
「今日はね」
「訓練はなしだ」
「そうなるみたいだな」
 響鬼も応えた。
「どうやら」
「ああ、それじゃあな」
「今日はね」
「食事の時間位はありそうなのが救いだな」
「しかし食ったらな」
「すぐにだね」
「あの、まさか」
 グレイは彼等の話を聞いて若しやという顔になって尋ねた。
「グリードの大群が」
「そのまさかだよ」
 その通りだとだ、ヤミはグレイに答えた。
「来るぞ」
「気配がしますか」
「ああ、まだそこまでわからないな」
「ちょっと」
「それならいいさ、しかしな」
「それでもですか」
「食ったらな」
 その後すぐにというのだ。
「出るぜ」
「そうしてですね」
「ああ、戦いだ」
「本番ですね」
「その時が来たからな」
 だからだというのだ。
「全員で出るぞ」
「わかりました」
 グレイもこの時は真剣な顔だった、そしてその顔でだった。
 頷いてそうしてだ、まずは食事を摂り。
 そこから外に出た、するともうアスタ達にもわかった。
「西ね」
「そうね」
 バネッサとチャーミーが真剣な顔で言った。 
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