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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百四十三話 アンノウンの力その十六

「一体な」
「この世界には荒魂がいるな」
「そこからか」
「私は姿を借りた」
 その姿はというと。
「荒魂の中の荒魂と言っていいな」
「大蛇か」
 すぐにだ、紫が目を鋭くさせて言った。
「あれになるか」
「そうだ、八岐大蛇にな」
 まさにそれにというのだ。
「なって君達と戦おう」
「そうするのか」
「それだけに楽しみだ、ではな」
「二十日後にだな」
「横須賀にアンノウン達を出す」
 この世界で出している彼等をというのだ。
「そして彼等の最後に私も出るからな」
「決戦を楽しむか」
「そうさせてもらう、ではまた会おう」
 ここまで話してだ、そしてだった。
 スサノオは気配を消した、そのうえで。
 戦士達は今は変身を解き刀を収めた、そうしてだった。
 紫はすぐにだ、仲間達に言った。
「話は聞いた通りだ」
「ああ、二十日後にな」
 北岡が紫に応えた。
「横須賀で決戦だ」
「そうなったな」
「あいつはそう言ってきたらな」
「絶対に出してくるな」
「そういう奴なのはわかるだろ」
「うむ、自分が言ったことは絶対に守る」
「自分自身への約束は守らないんだよ」
 それがスサノオだというのだ。
「だからな」
「二十日後に横須賀で決戦か」
「そうなる、そしてな」
「そこでこれまで以上のアンノウンの大群と決戦か」
「そうなる、だからな」
 北岡はこう言ってだ、すぐにだった。
 携帯を出してメールを送った、それが終わってから紫にあらためて話した。
「これですぐに来てくれるからな」
「あっ、そういえば他の世界にもですね」
「ああ、俺達の仲間がいるからな」
 北岡は可奈美にも話した。
「それぞれの世界で一緒に戦ってきたな」
「だからですか」
「ああ、それでな」
 そのうえでというのだ。
「その皆がすぐに来るからな」
「その皆とですね」
「まずは合流だ」
 そうするというのだ。
「それからだ」
「あらためてですか」
「色々話をしような」
「色々な奴等がいるけれどな」
 城戸は可奈美に明るい笑顔で話した。
「大抵いい奴ばかりだからな」
「そのことはですか」
「安心していいからな、強い奴ばかりだしな」
「あっ、そうですか」
 強い者が多いと聞いてだ、可奈美はその顔を明るくさせて城戸に応えた、
「それは何よりです」
「可奈美ちゃんまたそう言うの?」
 舞衣はその可奈美に横から心配する顔で言った。
「他の世界の人達がどんな人達かまだわからないのに」
「強い相手ならいいのか」
「可奈美らしいですけれど」
 薫とエレンも言ってきた。
「少し度が過ぎています」
「問題はそこじゃないぞ」
「どういった人達なのか」
 舞衣はまた可奈美に言った。
「それが問題よ」
「城戸さんが言われるからいい人ばかりなのは間違いないけれど」
 城戸は信頼出来る人物だ、沙耶香はこのことから言った。 
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