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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百四十三話 アンノウンの力その一

               第三百四十三話  アンノウンの力
 仮面ライダーゾルダのファイナルベイントが出された、その文字通りの辺り一帯を吹き飛ばす一斉射撃を受けて。
 可奈美達はまずは必死にかわした、咄嗟に物陰に隠れてだった。
 攻撃を凌いだ、だが。
 その攻撃の後でだ、可奈美は驚きの顔でこう言った。
「本当にね」
「ええ、文字通りのね」
「一斉射撃だったわね」
「まるで軍隊同士の戦闘の様な」
 舞衣もこう言うのだった、可奈美の横に来て。
「そんな風だったわね」
「そうよね、これが北岡さんの切り札なのね」
「戦争みたいな」
「ああ、俺の名前は兵士だからな」
 そのゾルダも言って来た、今も契約モンスターが傍にいる。
「だからな」
「あっ、そういえば」
 舞衣がゾルダの今の言葉に気付いた、顔にもそれが出ている。
「ゾルダはドイツ語では兵士といいますね」
「そうだろ、だからな」
「兵士はですね」
「戦場で戦うからな」
 だからだというのだ。
「それで俺は銃火器も使うしな」
「今みたいにですか」
「ファイナルベイントはな」
「一斉射撃なんですね」
「何もかも吹き飛ばすんだよ」
「そうですか」
「まあ前しか攻撃出来ないけれどな」
 例えそれが一斉射撃でもというのだ。
「それでもな」
「一斉射撃で、ですか」
「ああ、それでな」
 だからだというのだ。
「俺のこの弱点もわかってくれよ」
「横や後ろは任せろ」
 薫も出て来て言ってきた。
「俺達にな」
「そうか」
「ああ、そしてな」
 そうしてというのだ。
「俺達はかわすからな」
「俺がファイナルベイント出した時はか」
「安心してぶっ放せ」
「予告なしでもかわしてみせるのです」
 エレンもゾルダに笑顔で言う。
「安心して下さい」
「今もかわせたしな」
「かわすしかなかったですが」
「いや、かわせれば充分だよ」
「そうですか」
「敵をまとめて吹き飛ばす攻撃だしな」
 今のファイナルベイントはというのだ。
「だからな」
「かわせばですか」
「充分だよ、まあ俺がファイナルベイント出す時はわかるだろ」
「絶対に契約モンスターが出ますから」
 沙耶香も言ってきた。
「ですから」
「そうだよな、じゃあな」
「かわしてみせます」
「これだけの攻撃なら」
 最後に姫和が言ってきた。
「本当にかなりのものですね」
「それでもかわせるならな」
「どんどんですね」
「使っていくからな、俺も」
「そうして下さい、ただ想像していた以上の威力でした」
 姫和から見てもだった。 
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