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GSネギま

作者:星 ハヤト
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未知の実力

 
前書き
横島VS高畑
その結末は 

 
横島の力に興味があると言ったら嘘になる
高畑は仮にもその実力を知られた人間なのだから
如何に魔族の血が入ろうが
場所を変え、人払いをした
『それでは私が結界を貼ります!』
小竜姫がそう告げると
誰もいない校庭全体に結界を作った
『これ程の結界をこうも容易く作ってしまうとは』
『小竜姫さんもかなりの実力者だね』
学園長と高畑は素直に驚いた
『タカミチ?大丈夫?勝てるよね!』
『ネギくん、はっきり言ってわからないんだ。ただ横島くんをみていたら血が騒いだのは事実なんだ』
ネギは心配そうに高畑に話しかけていた
『では始めるかの!!』
学園長の合図で
横島と高畑が校庭の真ん中付近で対峙する
『横島くん、出来たら思いっきりやってもらいたいんだけどどうかな?』
『遠慮願いたいと言いたいところですが、こっちも給料かかってるのでなるべく早く終わらせてもらいますよ』
戦いは嫌いだがこの成績により
給料が上がるかもしれないと考えると
そうも言ってられないと横島は思った
(雪之丞と同等ぐらいの実力なら適度に加減すれば死ぬことはないだろう)
(そうですね、これでこの世界の実力も少しはわかるかも知れません、気をつけてくださいね)
横島と小竜姫は念波で会話を交わす
そして戦いはいよいよ始まるのだった
『では始め!!』
合図をうけ
距離を置く横島と高畑
静かに霊力を貯める
対する高畑は横島がどのような攻撃をするか
わからずに距離をつめることはなかった
ただポケットに手を入れたままだった
すると高畑が動いた
(来る!)
横島は咄嗟に避けた
すると後ろで凄い衝撃音がした
(居合い拳を初見で避けられた!)
(危ない、なかなかの威力だな)
決して横島を下に見ているつもりはない
しかしいきなり避けられたことに
高畑は動揺してしまう
『どうしました?そんなに動揺してたら直ぐに終わってしまいますよ!』
『参ったな、そこまで動揺したつもりはないんだが』
『なかなかの威力ですね、でも要領はわかりますよ、あまりにも不自然にポケットに手を入れたままでしたから』
横島は1発で弱点を見抜く
高畑もそれはわかっているのだが
ここまであっさり避けられたの数少ない
『では俺からも』
『えっ!!』
横島は自らポケットに手を入れる
すると高畑と同じく居合い拳を放つ
不意をつかれた形になったが
なんとか自分の居合い拳を当て相殺する
『さすが!やっぱり自分の技ですからね』
『もしかして居合い拳知ってたのかい?』
『そんな事ある訳ないでしょ、初見ですよ』
更に動揺する高畑に横島は間合いを詰め
2発パンチを当てる
距離を取り気持ちを落ち着かせる高畑
『小竜姫殿、横島くんはどれくらいの実力を出しておられるかわかりますかの?』
『そうですね、まだまだ準備体操の段階でしょうか?横島さんの本気はなかなか見れないですから』
『ここまでとは』
学園長が1番驚いているのであろう
高畑の実力を知っている者としては信じられない光景
ネギは驚いているだけで二人の戦いをずっと見つめていた
『あと1発で終わりですね、高畑さんもそろそろ本気出したらどうですか?このままだとすぐに終わってしまいますよ』
『正直に言うよ、横島くんの実力は僕が思っている以上の物だとわかったよ、じゃあ遠慮なく』
高畑は両手に力を込める
魔力と気を合成・融合し、身の内と外に纏う事で莫大なエネルギーと強大な力を解き放った
『咸卦法!!』
『これはなかなかですね、こちらの世界の力と気を混ぜ合わせると言った感じですかね』
『随分と余裕あるみたいだけど、さっきまでとは全くの別物だと思ってくれていいよ』
高畑は物凄いスピードで動き始めた
横島は目で追う
(確かに速いがそれもこっちの世界のレベル)
それ程横島の実力は昔とは違う次元にいるのだ
『豪殺居合い拳!!!』
先程とは比べ物にならない威力と速さ
横島はギリギリを見極めて
軽くダメージを受ける
『おお、危ねぇーー』
『さすがに避けれなかったみたいだね』
高畑は少し安心した様子をみせる
横島としては痛いことは嫌いだが相手のプライドも少しは理解できる
よってここらで少しは実力を出そうと考えた
『では俺も力出しますよ』
そう言うと両手に力を込める
霊力を上げていく
『サイキックソーサー!』
『あれが横島くんの技ってことか』
高畑は未知の能力に戸惑うが攻撃こそ最大の持ち味
豪殺居合い拳を横島に放った
サイキックソーサーをそれに向け投げると爆発が起きる
『ふ、防がれた?!』
『来るとわかっていれば防御は簡単ですよ、後は高畑さんの実力と攻撃の威力さえ解ればこれぐらいは』
その後も何発か放ったが
その度に防がれる
最後の切り札はここでは使うまいと考えている
高畑としてはもはやここまでと言ったところになった
『じゃあこれで終わりにしましょう』
『横島くん!?そうだね』
二人は距離を取り力を貯める
『『豪殺居合い拳!!』』
同じ技を出し威力を相殺し
お互いのパンチが掠めた時点で終わりだった
『3-2で俺の勝ちっすね』
『はっきり言って僕の完敗だね、結局は横島くんの実力は全くわからなかったよ』
『いやいや全然余裕なかったですよ』
結局は文珠も使うことなく終わる
小竜姫は横島の元へと駆け寄った
『お疲れ様でした、どうでしたか?久しぶりに人と戦った感想は?』
『もう遠慮したいですね、俺は荷物持ちで充分だったんですから』
あくまでも横島は横島
強くなっても戦いは嫌いなままだった
そんな戦いを小竜姫は静かに見守り
改めて強くなった横島に感心すると共に
申し訳ない気持ちを強くしていた
 
 

 
後書き
横島最強伝説の始まりです
次は原作に沿って行きたいと思います 
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