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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百四十二話 特別祭祀機動隊その十五

「勝てません」
「じゃあライダーの人達は変身して」
「戦える様になります」
「本来の強さを出せる様になるのね」
「変身しなくてはそれぞれの組織の戦闘員達なら幾らでも倒せても」
 それだけの強さは備わっていてもというのだ。
「ですが怪人達には」
「仮面ライダーに変身しないと」
「負けます」
 そうなってしまうというのだ。
「そうなってしまいます」
「そうなのね」
「だから仮面ライダーなんだよ」
 城戸はやや砕けた態度になって話した。
「俺達はそう呼ばれるんだよ」
「私達が刀を持って戦うことと同じですか」
「そうそう、同じだよ」
 その通りだとだ、城戸は舞衣の今の言葉にすぐに答えた。
「君達は刀で戦うよな」
「そしてライダーの皆さんはですね」
「変身してな」
 そしてというのだ。
「そこから武器を出したりマシンに乗ってな」
「戦われますか」
「俺達ミラーワールド系のライダーはあまりマシンには乗らないけれどな」
 それでもとだ、城戸は舞衣達にマシンのことも話した。
「それでもな」
「マシンに乗ってもですか」
「戦うことだってあるさ、俺や蓮はサバイブモードだとマシンで体当たりもするしな」
「マシンに乗られて」
「これが強いんだよ、基本武器で戦うけれどな」
「俺達はそれぞれ使う武器が違う」
 秋山も舞衣達に武器のことを話した。
「俺はランスやスピアを使うがな」
「俺は剣とか銃とか盾でな」 
 城戸も自分の武器のことを説明した。
「そういうので戦ってるからな」
「本当にそれぞれだ」
「俺なんか銃火器だよ」
 北岡も話した。
「ファイナルベイントなんか凄いぜ」
「そのファイナルベイント見せてくれますか?」
 可奈美はその北岡に目を輝かせてリクエストした。
「是非」
「見てか」
「はい、訓練の時に戦いたいです」
「いいけれどな、ただな」
「ただ?」
「訓練でもとんでもない威力だからな」
 北岡は可奈美に自分が出すそのファイナルベイントの話をした。
「ライダーのファイナルベイントの中でも」
「そうなんですか」
「全体への一斉射撃だ」
 その攻撃については手塚が説明した。
「弾がこれでもかとくる」
「弾がですか」
「だから強い、若し使われたらだ」
 手塚は可奈美にかつて北岡が自分も参加していたライダーバトルで使った時の記憶からその威力を話した。
「何とかかわすしかない」
「そこまでなんですか」
「俺もその時はかわすことで手が一杯だった」
「そうでしたか」
「だから君も見ることはいいがな」
 それでもというのだ。
「下手に向かおうとするな」
「かわすことですか」
「さもないと訓練でも死ぬ」
「本当にそうなるからな」
 北岡自身も軽い言葉だが忠告した。
「俺が使う時はかわしてくれよ」
「一体どんな攻撃か」
「俺達のファイナルベイントはそれぞれ強い」
 高見沢もこのことをはっきりとした口調で話した。 
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