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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百四十二話 特別祭祀機動隊その十一

「何か一段と場数踏んできたみたいな」
「仮面ライダーか」
 黒髪の少女は城戸の言葉を聞いて述べた。
「見れは夜見と結芽もいるが」
「そのことについてですが」
 真希は少女にすぐに応えた。
「これからお話したいのですが」
「わかった、聞こう」
「そしてこの人達のことも」
「そのこともだな」
「お話していいですね」
「頼む」
 これが少女の返事だった。
「是非な、それにだ」
「名乗りですか」
「それをしよう、遂に来てくれたのだ」
 その城戸達を見ての言葉だ。
「ならお互いにな」
「名乗ってですね」
「それから話を聞かせてもらう」
「わかりました」
「では我々から名乗ろう」
 立ったままだ、黒髪の少女から名乗った。
「折神紫だ」
「あんたが機動隊の隊長、司令なんだな」
「そうだ」
 秋山にもこう答えた。
「務めさせてもらっている」
「そうか、わかった」
「では他の隊員達の自己紹介だ」
「宜しくお願いします」
 紫が連れていた少女達は六人いた、その彼女達も名乗った。
「安桜美炎です」
 肩にかかった黒髪に微笑んだ口元、元気そうな目の少女だ。制服は美濃関学院中等部のものだ。
「機動隊に配属されています」
「瀬戸内智恵です」
 穏やかで大人びた顔立ち、青い髪を後ろだけ伸ばして束ねている。長船女学院高等部の制服で胸はエレン並に自己主張が激しい。
「美炎ちゃんと同じ岐阜県出身です」
「七之里伊吹だよ」
 勝気そうな童顔で薄紫の髪がフードから見える、フード付きのパーカーを着ているがその制服は鎌府女学院中等部のものだ。
「二刀流だから強いぜ」
「六角清香です」
 大人しそうな顔の黒のおかっぱの少女だ。平常学館中等部の制服が似合っている。
「宜しくお願いします」
「木寅ルミヤです」
 眼鏡の生真面目な顔立ちの白いスカートの丈が長い制服の少女だ、銀髪は腰を完全に覆うまでの長さで胸はネクタイを挟まんばかりだ。
「綾小路武芸学舎高等部二年生です」
「内里歩です」 
 白い制服の初々しい顔立ちの少女だ、黒髪は短く切られている。
「綾小路武芸学舎中等部に所属しています」
「ああ、そういえばな」
 北岡は全員の名乗りが終わってから述べた。
「刀使の娘達の学校は五つあったな」
「はい、その五つの学園からです」
 美炎が北岡に右手を挙げて明るく話した。
「私達が機動隊を編成しています」
「それでその機動隊にか」
「これまでは荒弾にあたっていたんですが」
「スサノオが仕掛けてきたんだな」
「いきなり人と獣を合わせたみたいなのが出て来て」
「驚いたよな」
「何かと思いました」
 顔を曇らせてだ、美炎は北岡に答えた。
「荒弾じゃなかったですから」
「暫く訳がわからないまま戦っていました」
 知恵もこう話した。
「本当に」
「それがスサノオって奴の声がしてきてだよ」
 伊吹はどうかという顔でライダー達に話した。 
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