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ソードアート・オンライン~遊戯黙示録~

作者:マローン
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FILE218 BoB予選決勝戦!

 
前書き
今回は何時もより短めでお送りいたします。 

 
BoB(バレット・オブ・バレッツ)予選トーナメント。オズマは第一回戦をAKS-74Uとブラックニンジャソードを駆使し突破!それから続く二回戦・・・三回戦・・・四回戦、そして五回戦をも勝ち抜いたオズマは、その時点でBoB本戦出場権を獲得!GGOのトッププレイヤーでなければ実現出来ぬ快挙であった!そして、既にGGO本戦出場権を獲得したオズマであったが、それから程なくしてDブロック予選決勝戦が始まったのであった・・・・! by立木ナレ


俺「あ~あ、そろそろ怠くなってきやがったなぁ~・・・」


オズマ、気力ゼロ・・・・!圧倒的無気力状態!! そもそもGGOには死銃の調査の為だけにログインしているオズマにとって、BoB本戦出場と言う必要条件を一つ満たした時点で、もはやこの予選決勝戦には一切の意味がなく・・・故に無気力! by立木ナレ


例の如く転送された先は浮いた状態の一枚の六花系パネルの上だった。目の前にはこれまで通り薄赤いホロウインドウがあり、【Ozuma vs mortale】と大きく表示されいるが・・・

俺「全然読めねぇ~・・・・」

敵のキャラクターネームは折角キャラクターネームに日本語が使用できるGGOだと言うのに寄りにもよって英語!それ故に俺には全く読む事が出来ない。
取りあえずウインドウ下部に目を通すとそこに表示されているのは、【準備時間:残り51秒 フィールド:無人工場】と言う文字列。


そして、インターバルの時間は全く間に終了し、オズマの身体を転送エフェクトが包み・・・転移された先は薄暗い工業機械が機械音と共に稼働している広大な工場の中だった。

俺「屋内は初めてだな・・・どっかに明かりはねぇのかよ?」

プレス機やクレーンリフトなどは作動しているので、建物の中を明るく照らす照明があってもおかしくは無い。

俺「なんか使える道具はねぇのか?」

薄暗い工場の中を少し移動すると、青い道具箱を発見したので、俺は早速その中を開けて物色してみる。
道具箱の中から出てきたのはラチェットレンチ、ネイルハンマー、そして金属の滑りを良くする油、お世辞にも武器としても使えそうにないガラクタだらけだった。
だが、そんな使い道の無さそうなガラクタの中から、俺が見つけたのは――

俺「お、小型懐中ライトか。これで明かりを照らす事は出来るけどな・・・」

こんな薄暗い状態の中で、俺がこんなライトを付ければ俺自身の居場所を知らせちまうだけになりそうだった。
ひとまずこれ自体は何かに使えると見込み、俺はとにかく小型懐中ライトを拾っておく。だが、相変わらず敵の居場所は一向に分からない。
ライトではなく暗視ゴーグルが手に入れば便利なもんなんだけどな・・・

俺「いっその事コイツでこっちの場所を教えてやろうか・・・?」

5分近く歩き回っても敵(名称不明)と出くわす事が無く、俺は破れかぶれ気味に手に持っていたライトを付けてしまおうかと思っていた時だった。
後方から白い発光が届いたのを感じ、後ろを振り向き天井を見上げると――俺のいる場所から100メートル以上遠い場所の天井の照明が点灯し、その辺り一帯を明るく照らしていたのだった。

俺「って事は、向こうにいやがるのか!?」

だとすれば、俺の方が一方的に相手のいる場所をおおよそではあるが掴んだ事になる。この利を逃す手は無く俺は一目散に白い光を照らし続けている天井の照明の方まで走り続けていた。

って、なんだかんだで始まったらやる気にさせられちまってるな俺・・・

ともかく、この辺りに敵がいる可能性が高い!AKS-74Uを構えて周囲を警戒して、いち早く俺の方が敵を発見できるように細心の注意を払っていたつもりだった――

その直後にNAエンジンと思わしき車のエンジン音が聞こえてくるまでは。

俺「なんだよ、近未来世界観にあやかって、今流行りの完全自動運転車なんてのもあるってか・・・?」

が、そのエンジン音は見る見るうちに大きくなってきており、確実にそれは俺に近づいてきている事は明らかだった。

俺「俺を狙って来てるって事か・・・?」

だが、この工場は障害物や機械がやたら多く見通しが悪いはずなのに俺の正確な場所なんてどうやって突き止めてるんだ?

俺「こうなりゃ、敵さんが襲って来るのを待ってやるか・・・」

敵の方がどうやってか一方的に俺の場所に気が付いているのなら、迫りくる敵を迎え撃つ!そして、その敵は間もなく現れるのだった―――物々しい音を立てて作動しているプレス機が高く上がったと同時に、その下を潜り抜ける様に加速して迫ってきたのは一台の軽トラだった。

俺「なんだよ・・・このステージには車なんてありやがったのかよ・・・!」

だったらせめて俺の近くにも一台用意してきやがれと俺は心の中で開始地点が不公平だったことに毒づくが、今は俺をひき殺そうと60キロほどのスピードで走って来る軽トラを迎え討たなくてはならない。AKS-74Uを構えて俺が狙って打ったのは当然タイヤだった。

走る車のタイヤを狙って打つのは楽じゃないが、フルオートの銃でおおよその方角さえ定めて、赤い弾道予測線(バレットライン)がタイヤを射抜いているのを確認して引き金を引く。すると俺のAKS-74Uはダダダダダンッ!と激しい弾丸の連射音を轟かせて、その内の数発が敵が運転する軽トラの右の前輪タイヤに直撃しパンク、おそらく前輪駆動車であっただろう軽トラはそれにより激しくスピンして、やがて横転するが、すぐに正面ウインドガラスがアサルトカービンと思わしき銃弾の嵐によって破壊されていた。
破壊されたウインドウガラスから俊敏な動きで飛び出したのは、当然軽トラを運転していた敵のプレイヤーだった。

俺「M4カービンか!」

横転する軽トラから脱出のハイジャンプと同時にM4カービンの5.56x45mmのNATO弾が赤いラインの出現と同時に連射で放たれて、数発が俺の身体を撃ち抜いていた。

俺「クソッ!」

だが、当然俺も宙に浮いている敵プレイヤー目掛けてAKS-74Uをフルオート射撃で数発の弾丸を食らわせたので、結果的には痛み分けの状態だった。


オズマと敵のプレイヤーは双方に最大HPバーの3割ほどのダメージを負い・・・このまま本格的な交戦に投入! by立木ナレ 
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