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カルディア侯爵の挑戦状

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息抜き

『おい!そこグダグダするな!』
剣の稽古中、監督官に怒られる。
「すみません!」
なぜだか今日は悪い予感がする。俺は地位こそ一般の近衛兵だが魔法も使える、しなりより新女王とも知り合いだ。
『アリシエ!来い!』
「はい!」
まさかなとはおもったが案の定呼び出し相手はルーシェだった。
{お話ししたいことがあるの。ちょっといい?}
「お前に呼び出されて断れるわけないだろう?俺は一般の近衛兵なんだぜ?」
{侯爵の地位をあげると言ったのにいらないと行ったからでしょう?}
ちょっと怒ったかのように言う。今日は横むすびをして編み込みまでしてある。服はコーテリアが選んだんだろう黒いタートルネックに長ズボン。どちらもキュッとしておりボディーラインがくっきり見えている。動きやすさを重視しているのだろう。流石コーテリアだとしか言いようのない。
{…ねぇ。聞いてるの?}
「あぁ。すまないぼやっとしていた。」
{もう!とりあえずコーテリアに任せるからよろしくね!}
「あぁ。」
しばらく間がある。いつも彼女は目をつむって交代する。
〔あのさ、久しぶりに相手してくれない?〕
少しニマッとしたコーテリア。その刺した指先には俺の剣があった。俺の拒否もむなしく闘技場を上から借りてみんなが囲むようにフィールドが決まる。
『女王に負けるなよー!』
「うるせー!こっちは昔から負けたことしかねぇんだよ!」
『ダサいぞー!』
「うるせー!」
野次馬が飛ぶ。コーテリアは自分の眼鏡をかける。
〔いつものお願いします。〕
「はいよ!」
俺の魔法は植物。つまりいつも俺はコイツ専用の木刀を作っている。みんなには俺が魔法を使えることは黙っていたため呆気にとられていた。そんな中コーテリアは条件を出した。
〔魔法は無制限ですが、防御は無しでいいですか?〕
防御はあまり俺はしない。コーテリアは防御をしながら戦うことこそ真骨頂なはず…
「あぁ、いいぜ。」
〔それではいつでもお先にどうぞ。〕 
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