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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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ヨナルデ進軍、魔法城襲撃!

 
前書き
なお、この話の時系列は前作でいうところのエピローグ1近くになります

よって残念ですが華琳は妊娠してませんし、デレ桂花も本格登場してません 

 
ここは魔法世界にある魔法学園フランチェスカ

…のトイレにて

デビバット「くそっ!なかなか汚れが落ちねぇな!? 」

デビバットがトイレ掃除をしていた。

デビバット「ちきしょう!!魔法使い共め、せっかく俺っちが悪魔界への抜け道を教えてやったのに処刑を免除してやるから一生働けだと、ふざけやがって!! 」

本来ならばデビバットはサタン復活に手を貸したということで処刑になるところなのだが情報をリークすることで処刑を免れたのだった。

デビバット「逃げようにもこの『魔力封じの足枷』のせいで逃げられねぇしよ 」

魔力封じの足枷

填めたものの魔力を封じ、悪魔族には絶対外れず、悪さをすると激痛が襲う魔法道具である。

デビバット「くぅーっ!!今頃はサタン様の右腕となっていたこの俺っちにトイレ掃除なんかさせやがって!!今に見てろよ魔法使いめ!!いずれ仕返しを… 」

とデビバットが仕返しを企んだその時

ヨナルデ「ほぅほぅ、似合っとるじゃないかデビバット 」

バァンッ!!

デビバットの背後にヨナルデパズトーリが現れた。

デビバット「あ…あんたは悪魔の中の変わり者、アサナルデイウトーリ!? 」

ヨナルデ「変わり者は余計じゃ!!それに我輩の名はヨナルデパズトーリじゃ!! 」

名前を間違われて突っ込むヨナルデ

デビバット「何であんたがここにいるんだよ!?こんなとこ来るんじゃねぇ!!あんたと一緒にいるとこを見られたら俺っちの罪が…!? 」

ヨナルデ「安心せぇ、我輩の魔力はお前さんと同じく虫けら同然、魔法使い共も気付きはせぬわ 」

自慢で言えることではない

ヨナルデ「それよりデビバットよ、お前さんにちと頼みが… 」

デビバット「断る!!俺っちはもう悪事なんてしたくてもこの足枷のせいでできないの!! 」

ヨナルデの頼みを断ろうとするデビバットであったが

ヨナルデ「我輩がその足枷を外してやると言ってもかい? 」

そうヨナルデがデビバットに言うと

デビバット「やりますやります!!悪事をやらせてください!! 」

さっきまでと態度を変えるデビバットであった。

デビバット「しかし、悪事とかいっても俺っちやあんたじゃ返り討ちに遭うのがわかりきってるぜ 」

確かにそうなのだが

ヨナルデ「心配するな、魔法使い共の相手は我輩の研究成果達にやらせるさ 」

ヨナルデがそう言うと

バババッ!!

デビバット「うわっ!? 」

ヨナルデの後ろに黒装束を着た四人組が現れた。

それから少しして、魔法世界にある魔法城

この城には魔法世界(人間)で一番偉い魔法教皇の他、優秀な魔法使い達がおり、更には…

魔法教皇「エレナよ、もう行ってしまうのか 」

魔法教皇キンバルツ・ウィザリー

魔法世界(人間)で一番偉いとされエレナの祖父でもある

エレナ「えぇお爺様、早く戻らないと美以達が待っていますので 」

エレナ・ウィザリー

魔法学園フランチェスカの生徒会長で子供のような見た目だが年齢は一刀達よりひとつ上
闇属性以外の魔法が使え、一刀に次ぐ五体の召喚獣と契約した優秀な魔法使いで美以達の姉代わり

エレナ「それではまた… 」

と、エレナが魔法世界から外史の世界に向かおうとしたその時!

バタンッ!!

衛兵「ま…魔法教皇様、大変です!? 」

一人の衛兵が慌てて駆け込んできた。

魔法教皇「何だ騒々しいぞ! 」

衛兵「ほ…報告します!?この城に謎の者が五人攻めてきました!? 」

衛兵の報告を聞いた魔法教皇は

魔法教皇「たかが五人で何を慌てている!この城には優秀な兵が… 」

衛兵「それが…一人は確かに弱いのですが他の四人が強くて…!? 」

実はこの少し前、こんなことが起きていた。

衛兵A「ふぁ〜、今日も平和だな 」

衛兵B「悪魔族の連中もサタンが倒されてから弱体化したもんな、俺達でも倒せるんじゃね 」

城の前に立つ衛兵がそんな会話をしていると

ヨナルデ「ケケケッ!衛兵なんぞに馬鹿にされるんじゃ悪魔族も嘗められたものじゃな 」

バァンッ!!

ヨナルデが黒装束を着た四人組を連れて城の前に現れた。

衛兵A「お前は悪魔族!! 」

衛兵B「確か名前はハラナルデコノトーリ!! 」

ヨナルデ「ヨナルデパズトーリじゃ馬鹿者め!! 」

名前が長すぎるからなのかまともに名前を呼んでもらえないヨナルデ

ヨナルデ「ボケとるのも今のうちじゃ!この城は我輩ら悪魔族がいただく! 」

ビシィッ!!

ヨナルデが城を指さしながら言うと

衛兵A「プッ!ボケてるのはお前の方じゃないか 」

衛兵B「ヨナルデ、お前の力ごときで倒せるほど俺達は甘くないぜ! 」

ジャキンッ!!

衛兵二人が構えると

ヨナルデ「ケケケッ!確かに我輩ではお前さん達にも勝てぬじゃろう。じゃが、こいつらならどうかな! 」

バッ!

ヨナルデが手を挙げると

シュババッ!!

後ろにいた黒装束の四人組が動き出した。

衛兵A「嘗めるな! 」

衛兵B「衛兵としての誇りを見せてやる! 」

果敢にも向かっていく二人であったが

黒装束A「雑魚は… 」

ジャキンッ!!

黒装束A「引っ込んでやがれ!! 」

ズバァッ!!

衛兵A「がはぁっ!? 」

黒装束Aが繰り出した鋭い爪の一撃を食らい、衛兵Aが斬殺され

衛兵B「聖なる炎よ、邪を滅し… 」

もう一人の衛兵が呪文を唱えようとしている間に

ズブシュッ!!

黒装束B「遅い! 」

衛兵B「ぐふぅっ!? 」

隙をついて黒装束Bが槍のような武器で衛兵Bを刺し殺した。

ヨナルデ「ケケケッ!やはり雑魚じゃったようじゃな、それでは城に入らせてもらうとするか 」

スッ…

邪魔するものがいなくなり堂々と城に入ろうとするヨナルデ

すると

ズブブッ!!

ヨナルデ「おほっ! 」

地面から巨大なゴーレム達が出現し

衛兵達『何者だ! 』

ガシャガシャンッ!!

城の中から多くの衛兵達と共にナイトメイルと呼ばれる甲冑召喚獣達が出現した。

ヨナルデ「成程。衛兵が倒されればゴーレムが出る仕組みか、そしてゴーレムが出ると他の衛兵達も出る。魔法使いも馬鹿ではないようじゃが… 」

これしきで止まるヨナルデではなかった。

黒装束C「ゴーレム!おで、大きい奴好き! 」

ガシィッ!!

大柄な体格をした黒装束Cがゴーレムに掴みかかると

黒装束C「そりゃぁっ!! 」

ブォンッ!!

何と!?ゴーレムをぶん投げてしまった。

もちろんゴーレムが軽いわけではない

一方

衛兵達『う…動けない!? 』

ガシャシャッ!!

衛兵達とナイトメイル達の動きが止められていた。

黒装束D「あたしの糸に絡まれたら動けないわよ 」

細身の体格をした黒装束Dが繰り出した糸によって動きを封じられていたからだ。

そして次の瞬間

黒装束D「じゃあ、さよならね 」

ビュンッ!!

そして黒装束Dが衛兵達に何かを繰り出した瞬間

ズババァッ!!

衛兵達の首が飛び、ナイトメイルがバラバラにされてしまった。

ヨナルデ「ケケケッ!所詮魔法使いといえどもお前さんらの相手にはならなかったようじゃな 」

黒装束A「親父、この先にはもっと強い奴がいるんだろ 」

黒装束B「師よ、私は強き相手を求む 」

黒装束C「父ちゃん、あいつら弱くてつまんない 」

黒装束D「早く行きましょパパ 」

黒装束達がヨナルデに話しかけると

ヨナルデ「父か、確かにお前さんらは我輩が作ったものじゃから間違いはないな、それでは邪魔者はいなくなったことじゃし城に入るとするか 」

そしてヨナルデ達が堂々と城に入るなか

衛兵「た…大変だ!?教皇様に報告しなければ!? 」

一人出遅れてしまった衛兵が魔法教皇へ知らせに向かったのだった。

ということが起きていたのだ。

衛兵「それで悪魔族はもうすぐこちらに向かってくるそうです!? 」

魔法教皇「なんじゃと!? 」

魔法教皇が衛兵から話を聞いた直後

ドッカアァーーンッ!!

扉が勢いよく開かれると

ヨナルデ「初めましてでよいかな魔法教皇 」

バァンッ!!

ヨナルデ率いる黒装束達が現れたのだった。
 
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