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ドリトル先生と日本の鉄道

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第九幕その八

「大食漢でハンバーグが大好きで」
「そうだったんだ」
「何か物凄く厳めしいイメージの人だけれど」
「もういつも苦い怖いお顔をした」
「そんな人だけれどね」
「まあ政治家としては強硬な手段を取ってもきたよ」
 ドイツを統一しその繁栄の為にです。
「それでもね、食べることは大好きで」
「ハンバーグ大好きだったんだ」
「あの人は」
「そうだったんだ」
「それで卵も好きで茹で卵を十数個一度に食べたこともあるけれど」
 こうしたことをしたこともあるというのです。
「ハンバーグの上に目玉焼きを乗せて食べることをはじめてしたんだ」
「あれ美味しいよね」
「ハンバーグと目玉焼きって合うのよね」
「これが絶妙で」
「僕も好きだよ」
「私もよ」
「うん、実際にやってみたら美味しくて」 
 ビスマスク本人がです。
「それで食べはじめてね」
「皆が食べる様になった」
「そうなったのね」
「そうだよ、今は普通のハンバーグだけれど」
 濃いソースがたっぷりとかけられています、その大きさはかなりのものです。
「あの食べ方もいいよね」
「そうだよね」
「じゃあ今度トミーに作ってもらう?」
「この食堂にもあるけれど」
「お店にも結構あるし」
「何処かで食べようね、あとビスマルクは大食漢って言ったけれど」
 この人自身のお話もするのでした。
「牡蠣を百個以上食べたこともあるんだ」
「えっ、そんなに食べたの」
「それはまた凄いわね」
「牡蠣を百個以上って」
「そんなに食べたの」
「そうなんだ、背は百九十もあって」
 大柄でもあったというのです。
「食べる量も多かったみたいだね」
「ううん、先生より大きいね」
「先生も百八十あるけれどね」
「その先生よりも十センチも大きいって」
「かなりだよね」
「そうだね、ちなみにドーラを造らせたヒトラーも百七十二あったんだ」
 ナチスの総統だったこの人の背のお話もしました。
「百七十五だったという説もあるよ」
「それ前聞いたけれどね」
「小柄じゃないわよね」
 チープサイドの家族もこう思いました。
「髭の小男とか言われていたけれど」
「それだけあれば小柄じゃないね」
「写真とか映像でも」
 トートーはテレビとかで観るヒトラーが他の人達と一緒にいる場面から言いました。
「小さくないしね」
「どうしてそれで小さいって言われていたか」
「わからないよね」
 オシツオサレツの二つの頭が傾げさせられました。
「ちょっとね」
「当時のドイツ人って皆大きかったの?」
「ドイツ人は確かに背の高い人多いけれど」 
 ホワイティはこのことから考えました。
「百七十あって小さいとかないよね」
「時代によって人の背は栄養の関係で変わるんだったね」
 ジップはこのことから考えています。
「だったら当時のドイツ人ってそこまで大きかったの?」
「それでも百七十あって小柄ってかなりよ」 
 ポリネシアはそのジップに言いました。
「先生と横にいてもあまり変わらないし」
「それで小さいってどういうことかな」
 ガブガブも首を傾げさせています。 
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