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ドリトル先生と日本の鉄道

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第九幕その三

「そうしてくれて」
「それでなんですね」
「もうここまで完成しました」 
 ドーラは今にも動きそうです、細かいところまで忠実に再現されていてまるで金属そのものの様です。
「そしてです」
「さらにですね」
「はい」
 まさにというのです。
「ドーラの大砲は操作で動いて」
「しかも火花もですね」
「出る様になっています」
 砲撃を表すそれもというのです。
「SLの時と同じ様に」
「それは何よりですね」
「あと室内に換気がいいとわかったので」
「それでは」
「SLの火打石を工夫しまして」
「火花でなくてですか」
「煙が出る様にしました」
 本物のSLの様にというのです。
「そうしました」
「そうですか」
「後はドーラをレールの上に置いて」
 そしてというのです。
「動かすだけです」
「そして実際に動けばですね」
「成功です」
「そうですね、では」
「そのことを先生にお伝えしたくてです」
 来てもらったというのです。
「どうでしょうか」
「素晴らしいです、では」
「はい、実際に動けば」
「その時にもですね」
「また呼ばせて頂きます」
 是非にと言うのでした。
「そして観て頂きますので」
「ドーラの模型が動くのをです」
「楽しみにしていますか」
「はい、あとドーラのレースは他のレールとつなげて」
 そしてというのです。
「幅も統一していますので」
「普通の列車のドーラのコーナーに入って走れますね」
「そうなっています、ただドーラは普通の場所に入られませんね」
「どうしても」
 それはというのです。
「出来ません」
「そうですね、ドーラ自体は」
「この場所だけです」
「左様ですね、ですが」
「こうしてです」
 まさにというのです。
「ここまで完成しました」
「そうですね」
 先生も笑顔で応えてです、そうしてでした。
 宮田さんと今度は一緒に駅弁を食べて研究室に戻りました、すると動物の皆が先生に尋ねてきました。
「あの、他の列車はドーラのコーナーにも入られるっていうけれど」
「ドーラは無理って言ってたね」
「それやっぱりドーラが大きいから?」
「それでよね」
「うん、見てもわかったよね」
 そのドーラの模型をとです、先生も皆にお話します。
「ドーラは実際とても大きかったんだ」
「八十センチの大砲を搭載してね」
「そんなの搭載して動いていたから」
「それは巨大だよね」
「実際に」
「うん、だからレールもね」
 列車砲を動かすそれもというのです。
「普通の列車、これは列車砲もだけれど」
「一本じゃなかったんだ」
「幾つも必要だったんだ」
「そうだったんだね」
「まずドーラ自体がその上を走るレールが四本でね」
 これだけ必要でというのです。 
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