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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百三十七話 一つ一つの物語その三

「何杯でも食べられて」
「さちは食べ過ぎ」
 有子はそのさちにどうかという目を向けて言った。
「大盛りで五杯は食べるから」
「あれっ、食べ過ぎかな」
「幾ら何でも」
「いやあ、食べないと身体がもたないから」
 それでとだ、さちは笑って有子に言った。
「だからね」
「それだけ食べるの」
「うん、あたし身体凄く動かすじゃない」
「正直言って無駄に元気」
 今度はこう言った有子だった。
「しかもやたら怪我するし」
「最近怪我していないよ」
「それは舞のお陰」
「さちちゃんの戦い方ってね」
 その舞も言ってきた。
「もう前に前に出るから」
「それも無鉄砲に」
「だから」
 それでというのだ。
「私もいつも心配です」
「ううん、舞ちゃんに迷惑かけるつもりはないけれど」
「それならもっと考える」
「あたし考えるの苦手だし」
 こう返したさちだった。
「それもこの世で一番」
「それは馬鹿ということ」
「馬鹿って言う方が馬鹿なのよ」
「それはシャルルの言葉」
「ああ、そのシャルルちゃんも来たよ」 
 見ればまた三人来た、小柄で赤色のショートヘアの明るい顔立ちの少女に白い目のクールな感じの少女そして背が高く長い荒々しい感じの赤茶色の髪で木の強そうな顔立ちの胸の大きな少女の三人だ。
 その赤茶色の髪の少女がだ、一行を見て言った。
「仮面ライダーの人達はその人達かよ」
「何か俺達ってすぐにわかるな」
「あんた何者だよ」
 赤髪の少女はキバットを見てむっとした顔になって問うた。
「コウモリじゃないよな」
「キバット族のキバット三世だよ」
「キバット族か」
「そうだよ、覚えておけよ」
「ああ、その話食堂で聞いていいか?」
 詳しくとだ、少女はキバットに返した。
「それじゃあな」
「ああ、その時に話そうな」
「それで君達も名乗ってくれるか」
 学園長はここでまたこう言った。
「そうしてくれるか」
「ああ、いいぜ」
 赤茶色の髪の少女は笑て応えた、そして彼女から名乗った。
「ユーミリア=カザン、原書は酒呑童子だよ」
「シャルル=ジョバーニです」
 赤色の髪の毛の小柄な少女が名乗った。
「原書は長靴を履いた猫です」
「モリー=C=クイン」
 最後に白髪の少女が名乗った。
「原書はハーメルンの笛吹き男」
「あたし達は連合チームだよ」
 カザンは自分を右の親指で指し示してこのことも話した。
「所謂寄せ集めのチームだよ」
「そうそう、色々な国のなんです」
「学校を持っていない国の出身です」
「今はこの日本校に厄介になってるんだよ」
 カザンはライダー達にこのことも話した。
「三食食い放題でな」
「いやあ、日本校は食べものもいいし寮も快適で最高で」
「楽しく過ごさせてもらっています」
 シャルルとモリーも言ってきた。
「今はゴッドと戦ってますけれど」
「それ以外は最高に快適ですよ」
「というか最初ゴッド見た時はな」
 それこそと言ったカザンだった。
「化けものかって思ったけれどな」
「そうそう、何だって」
「本気で思ったから」
 シャルルもモリーも言う。 
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