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ソードアート・オンライン~遊戯黙示録~

作者:マローン
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FILE193 大月の末路・・・これはコント?

オズマの車に乗り、オズマの一日外出の見張りを引き付ける事に成功したキリトとオズマ。更に・・・・二人が辿り着いた先は大月が毎週決まってぼったくりの嗜好品販売の仕入れ先である通称ドン・キ!そして、キリトとエギルは一カ月ぶりにオズマを連れ去った大月と対峙・・・・っ!だが、あの時の様にもうネットゲーム依存治療施設の施設長と言う肩書のこの男を恐れる事など無い! by立木ナレ


大月「あ、あんたら・・・・」

キリト「さてと、聞かなくちゃならない事は色々とあるけどさ・・・・こっちの人は、アンタの所の施設の職員だよな?やたら俺達が乗ってる車をしつこく追ってきたんだけど?」

キリトが不敵な表情で語りながら、大月の施設の職員でオズマを見張っているはずだった職員の方に視線を一瞥しながら大月を問い詰める。

大月「い、一体・・・・いきなり何なんだね・・・?し、知らんよ・・・ワシはそんなのは知らん!」

が、大月は否定!エギルによって肩をガッチリと掴まれて動くに動けない職員の男を無関係の赤の他人と断言し、その関係性を否定!―――大月によって見捨てられた職員の男性は余りにもその呆気ない切り捨てに唖然っ!!

エギル「ほぉ・・・それじゃあ、このお兄さんはこっちで勝手に警察に突き出しちゃって良いってわけかい?」

大月「そんなの勝手にすりゃ良いじゃないか!さっきも言った通りワシはそんな男は知らん!」

エギル「だそうだぜお兄さん」

あくまで白を切る大月を見て、エギルは呆れた様子で目を細めて、肩を掴んでいる職員に対して顔を近づける。
無論、大月によって見張り役を命じられ、危うくなったら切り捨てられようとした事により・・・・職員の男はここまでされて大月に尽くそうとするほどの社畜精神ではないわけであり―――

職員「ま、待ってくれぇ!」

キリト「どうかしたんですか?随分と施設長を睨み付けてるみたいですけど?」

大月に対して怨嗟の籠った眼力を送り放ち、絶叫!キリトは敢えて落ち着き払った様子でどうしたのかと聞くと、右手で大月を指差し、烈火の如く勢いで大月対する非難交じりの言葉を浴びせるのであった!

職員「お、俺は、コイツに命令されてたんだ!30万マネー・・・・3万円で一日外出中券を買った小田桐弭間の見張りをやれって言われてたんだ!!」

大月「なぁ――――ッ!!き、貴様・・・て、適当な事を言ってると警察に突き出して名誉棄損で訴えるぞ!!」

職員からの反逆により、大月逆上っ!普段は細めている目を大きく醜く見開き猛反発!圧倒的警告・・・・っ!
しかし、職員の反逆は止まる事を知らない!

職員「こ、こうなったら言わせてもらうっ!俺達職員だってアンタの事は気に食わなかったんだ!施設長の立場を利用して私腹を肥やすアンタの片棒を担ぐのを担わされて・・・・っ!そしてあんた達は職員を採用する段階で足元を見て・・・ここを辞めたくても辞めれない立場になり得る奴ばっかりを採用してるんだろうが!」

キリト「へぇ~、噂には聞いてたけど大月さん・・・・都から委託されてるネットゲーム依存治療施設の施設長の立場を利用して、相当行き過ぎた事をやってるみたいだな」

大月「知らん知らん!どいつもこいつも勝手な言い掛かりを言いおって!ワシはあくまでネットゲームに没頭して仕事や学校を疎かにしているクズ共を更生させる為に全身全霊を尽くしているだけだ!」

大月は顔を真っ赤にして徐々に言葉を選ばぬ過激な単語を交えた言動を言い放つが、キリトとエギルはあくまで冷静な対応で大月をさらに追及!

エギル「更生のために全身全霊ね・・・それならさ、アンタがここで大量に買い込んできたその酒やら摘みやら嗜好品の山は何なんだろうな?」

大月「こ、これは――あ、アンタには関係ないだろう!!」

キリト「まさかさ、これ全部一人分だなんて事は無いよな・・・?」

大月「酒もタバコも酒の摘みだってある程度日持ちする物ばっかりじゃないか・・・・っ!仮にこ、これが一人分だったとしてもおかしくないっ!何もおかしくないっ!そう・・・・これは何も怪しくは無いんだぁぁぁ!!」

大月は右手を握り拳にして、大声で自分で自分に言い聞かせるように叫び続けるのであった!だが――即座に大月に対して不満を溜め込んでいた職員は激昂し叫ぶ!

職員「怪しくないだと・・・・!?これはアンタが経営してる施設の収容者達にぼったくりの値段で売り付けるんだろうが!あの施設には他に娯楽らしい娯楽が無いのを良い事に・・・・っ!なけなしの給料を搾り取って私腹を肥やしてやがるんだよな!?」

大月「ええい・・・・っ!!貴様はさっきから何なんだ!部外者が口を出すんじゃないよ!知らん知らん知らん!貴様なんぞ知らぁぁぁん!!」

エギルとキリトは、目の前で大月が徹底的に往生際悪く自らの悪事・・・・そして職員が自分の部下である事を否定に次ぐ否定!そんな愚かな様子を静観・・・っ!

エギル「なるほどなぁ、オズマが言ってた事は大体今ので裏付けが取れたぜ・・・・」

キリト「施設長さん、今の話はアンタにとっちゃ外には絶対に知られたくない事ばっかりだよな?」

職員「そ、それだけじゃない・・・・こ、コイツは・・・・この男は施設の悪環境で精神的に疲弊した収容者達の事もとことんまで安く使う為に・・・・勝手に治験に使ってそれで本来収容者達が受け取るはずのバイト代も自分の懐に入れてやがるんだ!!」

大月「貴様ぁぁぁぁ!!なんて事を言いおるんだぁぁぁぁぁっ!!」

大月――ついに暴走!人目も憚らず・・・・殺意の籠った形相で施設の職員に襲い掛かり、その首に手を掛けようと急接近!!

エギル「待て待てっ!アンタそれやったら殺人未遂だろう!」

が、流石にそれはエギルが阻止っ!大月の手をより大きな黒肌の手でガッシリと掴み・・・大月の暴挙を阻止っ!

大月「ぐぅ・・・・っ!は、離さんか・・・・っ!!」

キリト「エギル、離してやってもいいと思うぜ。流石にそろそろ反響が――お、結構見てる人が多くなってきたな・・・・」

キリトは自分のスマホを見ながら、とあるネット上の反応を確認して既に大月を追い詰める作戦は完了した事を確信していた。
そして、大月もキリトの言葉を無視できず、不吉な悪寒を感じ、キリトの方に視線を移す。

大月「な、なんじゃそりゃ・・・・?反響だって・・・・?結構見てる人だと・・・・っ!?」

キリト「あぁ~、実はね施設長さん・・・・この一連のやり取りなんだけどさ、俺の知り合いが離れたところから動画サイトを使って絶賛生放送中なんだよね~」

キリトは悪戯を自白した悪ガキの如く、ニヤニヤと笑みを見せつけて軽く舌を出して見せていた。そして、そんなキリトの言葉を聞いた途端に大月の表情は一蹴に青褪めるのは言うまでも無かった・・・・

大月「な、な・・・・で、でたらめを―――――!!」

キリト「ま、でたらめだったらアンタにとってそりゃ有難いだろうねぇ~。なんせ今のやり取りの中にはアンタが外に知られちゃマズい内容に溢れてたわけだったしな・・・・」

そう、キリトの言うとり、大月と職員、そしてキリトらとの今の一連のやり取りの中では大月が収容者達を相手に高額のぼったくりの物品販売で私腹を肥やしている事!精神的に疲弊しきった収容者達を強引に治験に回し更に自らの私腹を肥やす為に利用している事!その全てが大月にとって公にされては困る事であったっ!!

無論、大月の悪事を完全に証明する程の内容ではなかったものの、不特定大多数の者に聞かれたとなればそれが尾ひれを引き、拡散していく危険性は大!―――当然、そうなれば大月を施設長に委任している都側からの厳しい調査が入る!そうなってしまえば実際に大月が施設長の立場を悪用している事が事実なだけに暴露され―――

キリト「ま、失脚は避けられないかな」

大月「なんじゃそりゃぁぁぁぁ!!」

キリト「あ、今の所の反響見てみる?」

大月「認めんぞ!今の一連のやり取りは全部・・・そう、全部コントです!!コントなんだぁぁぁぁ!!」

キリト「・・・・・・・・・・」

エギル「・・・・・・・・・・」

職員「・・・・・・・・・・・」

唐突に大月、一連のやり取りを何とコントと言い張るのであった!!そんな大月の予想を絶する往生際の悪さにはキリト達も一斉に呆然と閉口っ!

そして、大月の見苦しくも必死な一人トークの開始!!

大月「これはコント!はい拍手!皆さん・・・どうか我々のコントに対して盛大な拍手をぉぉぉぉっ!!それコント!コント!コント!コント!コント!」

コント!一人で大月・・・・やたらひたすらコントを連呼!もはやそれ自体が大月の一人コントっ!!大月の見苦しい足掻きの果ての一人コントは生配信によって更に不特定多数の視聴者の目に晒され・・・・その反響は凄まじさをまずのであった!!


こいつおわたなwww

屑の最後なんてこんなもんだわな(笑)

コント!コント!コント!


大月「コントォォォォ!!」

エギル「さて、これで俺等の役目な終わりってところか?」

キリト「そうだな、スマホで配信してるリズにもそろそろ終わる様に―――ってアイツ、面白くなって止める様子がないみたいだぞ・・・・」


そして大月・・・・崩壊からの破滅っ!!自らの悪事っ!そして醜態を晒しに晒し・・・・もはや復活は不可能!そして、大月が施設長を勤める施設においても職員たちを中心に大月の様子を知った者たちの混乱により、それは収容者達にも伝わり・・・・すなわち一日外出中のオズマの計画が大月を倒したことを周知としたのであった!!


※ ※ ※


光太郎「やったぁぁぁ!弭間君がやったんだ!これで出られる・・・妹に外で会える・・・・!今度こそ就職して真っ当に生きるぞぉぉ!!」

感謝・・・・まさに圧倒的感謝!光太郎を始め、オズマと同じ作業班のメンバーは勿論の事、施設の収容者全体にその感謝の念は伝染っ!オズマの手により自分達の救済・・・大月の失墜による施設の運営が立ち行かなくなれば―――自分達が収容されている施設の劣悪さが伝わる事により解放っ!!自由を得られると言う悲願に収容者達はオズマに一斉に大感謝っ!!

「やったのか!?マジでやったのか!?」

「さっき施設の奴らが言ってたわよ!大月の奴、自分で生配信で墓穴掘ったって!」

「うおぉぉぉっ!!帰れるぞぉぉ!そうなりゃネトゲやり放題だぁぁぁぁ!!」

止まらぬ喝采・・・・っ!止まぬ歓声・・・・っ!溢れ続ける幸福感・・・・っ!

浩美「本当に・・・私達を助けてくれた・・・・小田桐弭間は、このためにここに来たのかも・・・・しれないわ」


遂に大月討ち死に!!そして、一方そのオズマとアスナは、キリトから計画の成功の連絡を受けて、自分達も目的地で最後の一仕事を済ませるべくその現場に突入!
劣悪な施設に収容されたオズマの・・・・この因縁についに終止符が打たれるか!? by立木ナレ 
 

 
後書き
いよいよオズマ収容編もクライマックスになります。大月はこれにて完全にチェックメイトですねw 
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