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八条学園騒動記

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第四百九十八話 朝風呂でその二

「好きじゃないから」
「それでなのね」
「持っていないし多分これからも」
「買わないのね」
「そうするわ」
 こうジュディに話した。
「これからも」
「まあ下着も好き嫌いあるからね」
「そうね。どうしても」
「これ男の人みたいでもだし」
「トランクスでも」
「ボクサーパンツもあるし」
 この時代の連合では男ものの下着はこの二つが主流でブリーフは極めて少数派になっている。特に白のブリーフはそうなっている。
「色だってね」
「色々あって」
「それぞれみたいよ」
「男の人の下着もなのね」
「それで女の子も
「下着の好みはそれぞれね」
「私もプリシラも」
 二人共というのだ。
「それでそれがね」
「普通だっていうのね」
「そうでしょ。ちなみに私も白好きだし」
「ブラもショーツも」
「それでティーバック駄目なのよ」
「あの下着ね」
「ブラジルじゃ普通らしいけれど」
 女性の下着としてだ。
「レミは穿いてないけれどね」
「そういえばレミの下着普通ね」
「普通の下着でしょ」
 ティーバックでないというのだ。
「私達と同じで」
「自分で言ってるわね」
「ブラジル人はティーバックが普通だけれど」
「自分は違うって」
「まあブラジル人が全員ティーバックか」
 それはというのだ。
「そうとも限らないし」
「だからレミが普通の下着でも」
「別にね」
「いいのね」
「そう思うし」
「そうね、下着はね」
「結局人それぞれだし、例えば」
 ジュディはプリシラにかなり酔っている、もうようやく我を保っているという状況でさらに話した。
「穿いてなくてもね」
「いいのね」
「その人それぞれだから」
「穿いてなくてもいいのね」
「着けてなくてもね」
 ブラの方もというのだ。
「いいでしょ。それでだけれど」
「それで。帰るかどうかかしら」
「あんたやっぱり泊まったら?」
 自分の部屋にというのだ。
「そうしたら?」
「そうしていいの」
「いいわよ、ベッド使う?」
「ソファーでいいわ」
 泊まるのならとだ、プリシラは答えた。
「そちらでね」
「ソファーでいいの」
「ベッド一つよね」
「私一人暮らしだし。ただ折り畳みのベッドあるわよ」
「そうしたのも持ってるの」
「私色々持ってるじゃない」
 ジュディは自分が色々なものを持っていることも話した。
「その中にはよ」
「そうしたベッドもあるの」
「それで」
 そのうえでというのだ。
「そのベッドもあるから」
「だからなの」
「そう、あるから」
 それでというのだ。 
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