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ソードアート・オンライン~遊戯黙示録~

作者:マローン
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FILE188 アスナと桃華の再会+オリジナルキャラクター紹介

彼女は森本桃華(もりもとももか)。オズマこと小田桐弭間(おだぎりはずま)の一歳年上の姉であり、両親の離婚により山谷から離れ母と共に新宿区に移り住んでおり、私立大学附属の高校に通う才女であった・・・っ!


桃華「アイツ、ちゃんと時間通りに来るわよね・・・弭間の知り合いって言うだけあっていい加減な感じで時間にもルーズそうだったけど・・・・」

桃華はこの日、弟の知り合いを名乗る人物とこのファーストフード店で待ち合わせをしていた。当初の桃華は弟の知り合いを名乗るその人物に対して好印象を抱かず――と言うか・・・今も内心では軽蔑している相手であった!

ヘラヘラとした笑み・・・・っ!夏休みである事に感けて遊び惚けて・・・・っ!挙句の果てには趣味は弟と同じく下らないVRMMOゲーム!!
まさに勤勉で将来を見据える桃華にとっては本来であれば一分一秒も共に過ごす事を御免被る相手であるのだが・・・・その人物が彼女に持ち掛けた話は桃華にとっても無視し難い・・・・否!むしろ自身の今後の将来・・・大学生活を見据えるに至って重要な情報を提供してきた人物でもあった!

「あのぉ・・・」

桃華「え・・・はい・・・?」

その声は、待ち合わせの相手である人物とは明らかに異なる――女性の声であったのでいったい誰なのだろうと桃華は不思議がり声の掛けられた方に視線を向けると、そこにいたのは桃華にとっては色々な意味で懐かしい相手――

アスナ「森本さん・・・森本さんじゃないの?」

桃華「え、貴方って確か―――結城さん?」

アスナ「あ、覚えてくれてたのね・・・!3年近く会ってないから忘れられちゃってるかと思ったけど失礼だったわね」

その相手は栗色の髪を美しくなびかせ、それに見合った美貌の容姿を持った少女だった。彼女は結城明日奈、桃華の中学校時代の同級生であったが、アスナは中学3年の二学期にSAO事件の被害者として巻き込まれてしまい、二人が対面するのはその時以来であった。

アスナは久々に自分の顔を見た桃華に対して懐かしい相手との再会を喜んでいるのか、或いは唐突で偶然な再会に戸惑いも感じているのか、はにかんだ笑みを桃華に向けていた。

桃華「結城さんこそ・・・相変わらずお嬢様って感じかしら?新しい学校の生活はどう?今の学校で成績のキープは大丈夫なの?」

結城「もう・・・相変わらずお嬢様だなんて・・・でも今の学校はとても楽しいわよ。SAO時代のお友達とも一緒にいられるしね」

桃華は主に成績や勉強の事を聞いてみたつもりなのだったが、アスナはその事について明確に答える事無く、友達と一緒で楽しいなどと、以前のアスナからは想像しにくい言葉を発したのだった。

桃華「そう・・・なの?けど、今からでもちゃんとした学校に転校し直した方が良いんじゃないかしら?その・・・・SAOって言うゲームの事を思い出したら辛いでしょう?」

桃華は当人なりにアスナに対して気を使っている・・・あくまで素振りを見せておいたつもりなのだったが、アスナはそんな桃華の言葉に対して首を数度横に振り、苦笑しながら答える。

アスナ「ふふ・・・森本さんったら母さんみたいな事言うんだから・・・」

桃華からしてみれば、SAOの帰還者学校は世間一般の一部の偏見にありがちな犯罪者呼ぶ軍の収容所と言う見方に同意しており、それ故に今のアスナはかつてのような学年主席をキープし続けていた自身の最大のライバルとは、もはや見なしておらず、変なゲームに手を出してエリートの道から踏み外した哀れなお嬢様と内心で見下しているのであった・・・っ!

だが、アスナはそんな桃華の醜い心の声を察しているか否か定かでは無いが、苦笑したままアスナは今度は自信を持った表情で、自身の考えを桃華に語り出す――

アスナ「あのね森本さん・・・確かにあの事件に巻き込まれて2年間もあんな事になって――色んなことを失ったかもしれないし、今でもナーヴギアを被った事を後悔していないなんて言い切れる自信も無いけれどね・・・それでも私はあの世界で掛け替えのない出会いとか――あの世界の中で気が付いた事とか――私にとって糧になる事も沢山あったと思うの・・・だからその延線上で今通ってる学校から離れようなんてこれっぽちも思わないよ」

桃華「へぇ~・・・結城さん、なんか変わったのかしら?」

アスナ「う~ん、確かに親戚の人とか・・・以前からの知り合いに会うと良くそう言われるのよねぇ・・・私自身も確かに自分って変わったな~って思う事は感じるわよ」

桃華「あ、ちょっと待って・・・」

それは桃華のスマホにメッセージが届いた事を知らせるメッセージ音だった。桃華はアスナに一言断わってからスマホの新着メッセージを確認してみると、それはここで会う予定の人物からの連絡であった。


いや、今超特急で急いでる所っす!あと10分くらいしたらそっちに行きますからゆっくりと待っててくださいっす!


アスナ「もしかして、誰かと待ち合わせでもしてたの?」

桃華の様子を見たアスナは、桃華が待ち合わせの為にファーストフード店の席に座った事を察して声を掛ける。

桃華「ええ、もうすぐ来る見たい、ゴメンね結城さん、せっかく久しぶりに会えたのに」

アスナ「ううん、少しでも森本さんとお話しできて良かったわ、それに元気そうでも良かった」

桃華「ええ、アスナさんも勉強、頑張ってね」

あたり触りの無い別れの言葉をアスナと交わしながら、桃華は席を立ち去って行くアスナを見送ったのだった。

桃華「何あれ・・・すっかり墜ちた物ね、結城家のお嬢様も・・・・」

アスナが視界から消えて早々に、桃華は早速、今のアスナに対する優越感から出る言葉を漏らさずにはいられなかったのであったっ!

桃華「それにしても結城さん、一体何しにこんなところに来てたのかしら、あのお嬢様がファーストフード店だなんて・・・それもたった一人で・・・ま、どうでも良いわね」

そして、それから桃華が待ち合わせていた人物が実際に桃華の前に現れたのは15分ほどが経過した後であった――


※ ※ ※


桃華「アンタ遅いわよ・・・後10分とか言って5分遅れてるって気が付いてるの・・・ねぇ?」

ユッチ「あはは、そんな怖い顔しないで下さいっすよぉ~。5分くらいの遅刻なんて他所の国じゃ遅れた内に入らないじゃないっすかぁ~」

そこに現れたのは、オズマのSAO時代のギルドメンバーのユッチ――三好裕一(みよしゆういち)であった!
そう、確かにユッチは弟の知り合い・・・・オズマとはSAOの第二層で出会って以来、ゲームクリアまで同じギルドで付き合い続けてきた間柄であった!

だが、桃華はそんな弟のユッチが正直嫌いっ!!5分とは言え遅れて来たにも関わらず、すぐに謝る事無く、ヘラヘラと軽薄に笑いながら両手をひらひらと振って宥めようとするその態度を含めて桃華はユッチを嫌悪する!

桃華「なによ、気持ち悪く笑って・・・まあ、良いわ・・・・早速聞かせてもらおうじゃない。三好君の考えを、どうやって弭間が隠してる2000万円の在りかを突き止めようって言うわけ?――そりゃ、アタシだってあのバカの事だから適当に家の中に隠してるんじゃないかくらいには考えてるけど、前にも話した通り、あの家には四六時中働いてないダメ親父かクズ爺が居座ってるからこっそり探すなんて出来ないわよ」

ユッチ「そこは僕にお任せっす!ようするにお姉さんの親父と爺さんが家から出れば良いだけの事っすよね?僕に任せれば簡単っす!」

桃華「本当に大丈夫なのよね・・・・・」

ユッチは自信に満ちたドヤ顔で任せろなどと言うがやはり桃華は完全にユッチを信用しきる事は不可能!だが、ここはユッチの手を借りなくてはならない・・・オズマがどこかに隠していると思わしき大金――2000万円を探し出す為に!!


オリジナルキャラクター紹介


石井博美(いしいひろみ)
声 :三上〇織
年齢:17歳
身長:154㎝
体重:45㎏

ネットゲーム治療施設の収容者でオズマと同じ刑務作業に従事されている少女。高校に進学して僅か一カ月足らずで虐めに遭い、二学期から不登校になりVRMMOゲームにのめり込むようになった挙句に留年決定!
本来であれば現在高校二年生のはずだが、両親の手により今年の2月からネットゲーム依存治療施設に送り込まれ高校は休学扱い。

容姿は常に眠たそうな半開きの眼で薄い水色の掛かった白髪のウェーブの掛かった髪型。

性格は無口で無感情でコミュ障でリア充女子から虐めのターゲットにされやすそうなタイプ。


坂上光太郎(さかがみこうたろう)
声 :入〇自由
年齢:19歳
身長:167㎝
体重:60㎏

ネットゲーム治療施設の収容者でオズマと同じ刑務作業に従事されている青年。鉄道会社への就職を希望して、工業系の高校を卒業したが、全社不採用で挫折。
失意のまま引きこもりのネトゲ依存に陥り日々を和風VRMMOのアスカ・エンパイアに没頭する内に両親から見限られ施設に送り込まれる事になった。

分厚い唇

お茶の水博士のようなデカい鼻

まる子のクラスメイトのハマジのような目付き

と、オズマから称される容姿で悪く言えばブサイク。そしてそんな自分にそっくりな妹、優心(ゆここ)がいるが、光太郎は世界一可愛い妹と称し溺愛し、妹との生活を取り戻す為に施設内では前向きに治療や刑務作業を受け入れる数少ない存在故に孤立しがちでもある。


ユッチ/(Yutchi)三好裕一(みよしゆういち)
声 :山下〇輝
年齢:15歳
身長:163㎝
体重:54㎏

オズマのSAO時代の古参のギルドメンバー。SAOのリアルマネーゲーム、そしてALOのSAOサバイバーバトルで大金を得たオズマに対して金の分け前を期待して媚を売り続けているが、既にオズマが大金を持っていない事を知らないが故に空回りしつづけている・・・

何を思ってかオズマがSAOリアルマネーゲームで大金を獲得した事をオズマの姉の森本桃華に暴露し、ありもしない大金を探し出すための同盟関係を結んでいた。 
 

 
後書き
今回紹介したオリジナルキャラクターはFILE182にも追記します。 
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