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新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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ネェル・アーガマ隊の訓練秘話

 
前書き
最初のハイヴの攻略の時期や、歴史的には そろそろ落ちそうな国や地域はテコ入れ、されましたから、

基本的には問題はありませんが、 ただ中国地方は色々と大変なことにはなっています。

 

 
作戦の開始時刻が決まったとはいえ、事実上一ヶ月もない状態からの旗艦【ネェル・アーガマ】からのカタパルト発進の訓練が普通に開始されようとしていた。


だが護衛任務や、前線基地に物資を運ぶ護衛任務で、改ペガサス級に乗っていたメンバーがほとんどであったためにか、多少の慣れは必要のために、こうして、必死に訓練はさせているが、それでも改ペガサス級よりも、多少は新型のカタパルト発進の訓練は、本当に大変であった。

そのためか、マダガスカル島の訓練上空では、かなりの色々と面倒なことになってはいたが。

実際に特に、モビルスーツの整備士達や、技術者達が悲鳴上げるほど、着艦の時、発進訓練が、本当に難しすぎるのだ。いくら、戦術機である程度のカタパルト発進をやっていたとしても、モビルスーツは全く違う。


身体にかかる対Gが圧倒的に違うのだ。だからこそ本番までに習得する、ことが必須となっていた。


「すみませんオットー艦長、こちらに配属されたのは、まだ自らの機体を扱えないヒョッコ達ですが、事実上こいつらをハイヴ攻略戦に連れて行くことで、地球の国連議会からこの作戦の承認の得られたので」


オットーとして、困っていたのは当たり前であったが、だが元々地球連邦軍の軍として戦った記憶があるために、別の世界とはいえ地球が異星人からの侵略が行われているということがわかると。


「なに、このオットーに任せてください、ラプラス事件を活躍に導いた艦長ですよ」


「全く、この艦長はなにをいっているのでしょうね、正確には私達が力を合わせたおかげでしょうに」


「あははは 違いない」


「でも、そろそろ彼らの腕が見れますよ、ここはマダガスカル島の上空ですし、訓練場にしるしの地点に下りるだけだから、大丈夫思いますが、いざと言う時の為に救出部隊は配備ずみです」


サトシのその言葉がネェル・アーガマのブリッチに響くと同時にオットー艦長がブリッチから格納庫に向けて無線を使い始めた。


「私はネェル・アーガマの艦長を任されているオットー艦長だ、君達のことはよくサトシ中将から聞かされているが、その腕を見せてもらう為に、この発進訓練を行っていくつもりである」


「また各国から来た整備兵士の諸君達もこの後のパイロット達がこき使った機体の整備を頼みたい、君達の腕次第で、パイロット達の生還率がかかっているといっても過言ではない、それではこれよりカタパルト訓練を開始する」




するとネェル・アーガマのある三個のカタパルトのハッチが開き、各国のパイロット達は自分達に割り当てられた機体に乗ってカタパルトデッキに近づいていた。




「なら私が一番ね、ベアトリクス・ブレーメ機 フルアーマーアレックスガンダム一番機出るわ!!!」

高い声がブリッチに鳴り響くと同時に真っ黒に染められたガンダムがカタパルト発進していくが。

「くっ・・・これは・・・中々難しいわね・・・シュミレーションでは分かっていたけど」


そう実際にベアトリクス・ブレーメ機はカタパルト発進後に、かかる急激なGによって、機体バランスを崩してしまったが・・・


すぐさま戦術機のように、スロットルを上げて、機体の足のバーニアと、ランドセルと、呼ばれる部分を多少吹かしただけで、なんとか訓練場の着地地に、強引に着陸したというほどであり。


ズドン 


「くっ・・・・・・、これほどのGがかかるなんて、強化服を着ていても、これほどなんて、シュミレートだけでは分からないわ、でも次はもっと旨くしてみせる」





それを地上班が確認すると、ベアトリクス・ブレーメ機はその場所から離れた場所まで歩かされた上に、ベアトリクス・ブレーメ機も、その場所に着くと、流石につらい為にすぐに、ガンダムから降りてきた。



すると次には、



「私ですね、ヴィヴィ・シュバインシュタイガー機 フルアーマーガンダム7号機でます、わっこれは」




ヴィヴィ機は元々一年戦争中に作られたサンダーボルト版のフルアーマーガンダムの七番目の機体であり、その分スペックも多少高くなっているが、それを扱えるセンスが元々ヴィヴィには備わっていたこともあり。


ベアト機よりも、圧倒的にバーニアを、フルに使いながらも、なんとか目的地にたどり着けたが、七番気は機体についている、バーニアをフルに使う為に、高い機動力や小回りをできるために、

多少のカタパルト発進でも、もたついても大丈夫だが。

だが、それでも問題がないわけでもないのだ。つまり推進剤が、他の機体よりも。圧倒的に早くなくなってしまうという。弱点があったからだ。


これは元々戦術機などを全く、載っていなかった、ヴィヴィには当たりのことであった、実際にほかの連中は基本として、戦術機を使っている期間が、ベテランやエースという、圧倒的な、連中なのだ。


その中で本当に素質だけで、ガンダムに乗っているという、状態なのだから、その辺は仕方がない。

だがそれはいくら本人にいっても、こうして、本人はコクピットの中で散々わめき散らすという

本当に初心者という、感じを出すのが、多かったりする。

「わーーん また、 推進力を使いすぎました、これじゃあ、また整備師の人たちに怒られます」


そうなのだ七番機は、スラスターや、バーニアを使うのが圧倒的に、多い為に、整備師泣かせの機体となっていたから。


それでもちゃんと、訓練場の目標まで機体を、墜落させずに運べたのは、大きいのだが本人は、それに気づいてはいなかった。


その辺は本当にセンスがあるのだが、周りは認めても、やはり自身は、ほとんどないといえるのは、戦場と呼べる場所でまともに戦った、ことでは、ないからだ。


そして三番目のカタパルトにはやけに、異質すぎる機体があった、それはMSなのに、なぜか赤い鎧を着ている風な、MSであったからだ、おかしいといえば、おかしいのだが。


だがパイロットはなにも問題ではなかった。


「篁裕唯大尉 武者ガンダムでる」


そう、日本人が乗るということで、サトシの急遽の提案によって、ガンダムの改造パーツを、使って【真・武者ガンダム】に仕上げたのだから。


だが、この機体は長くは飛べないのだ、実際にスラスターやバーニアは有る程度、改造されてはいるが、

機体重量を支えきれる、ほどの推力は無かったが逆に、長刀や日本刀など実剣と呼ばれる兵装を装備している為に、実弾がメインとなる機体になっているが、いざと言う時の為にビームサーベルは二本装備されている機体ではあったが。


これは、火星軍の技術でどこまで、実弾系統で、戦えるかという技術的なテスト機という意味も、含まれていたからだ。

だからこそ、日本でテストパイロットなどを、行っていた、篁裕唯大尉に白羽の矢を、立てていたのだ。


「これは流石にきついが、この程度では」

すぐさまに、自分を適応させるあたりは、やはり開発部のテストパイロット上がりといえた、自らの機体の限界性能すらも、簡単に熟知しながら、普通に目的地につける腕は、さすがの一言であった。


 
そして三番機までもが、ちゃんとカタパルト発進できたのを、ブリッチ側も確認すると直ぐに、再び一番カタパルトで待っている、相手に向かって、発信可能のボタンを押させたのであった。



「私の機体はこれか、仕方がないのはわかるが、フィカーツィア・ラトロワ大尉、ナイトガンダム機でる」



この機体の兵装も、やはり接近戦を主体として作られており、電磁ランスと呼ばれる、槍型の兵装を背中に持っているが、これはグフ系の、電磁ムチ系統の技術を応用して、作られたものであり。


相手の電子系統を、完全に麻痺させる為に作られていたが、それを対BETA用の仕上げており、使える兵装になっていた。


またサーベルは【炎の剣】と書かれていたが、実際にヒートサーベルを改造したタイプを、専用の盾と一緒に装備していた。


射撃武器といえば事実上、気化弾頭が付いているアローと、呼ばれる弓矢タイプが、オプションであるがビーム兵器を一切禁じた、異例のガンダムと呼ばれる1つであった。


たがその分、機動力・移動力が圧倒的に上であり、この部隊の中では一番高い機体でもあった。

そのためか、すんなりと、目的地に着陸しており、待機場所までゆっくりあるいていた。

実際にビーム兵器などを、一切使用しないと、その分の、エネルギー配分を、機体の制御やバーニアなどに、エネルギーを回せるために、推力や総出力などは本当に桁違いに、なっていた。

これはジオンの技術を、入れた、試作型兵器の一つとして、アナハイム系列が、作り出した、ガンダムであったからだ。

そのためか、ほかの機体のビームサーベルも、一応は、使えるようにしているが、それでもこの機体には、装備させていないのは、その分機動力や、推力に全ふり、してるだけであった。


「ちっ・・・・・・、次はオレの番かよ、テオドール・エーベルバッハ中尉 フルアーマーガンダム二号機でるぞ」


やはり、フルアーマーの機体であるが、それでもテオドール・エーベルバッハ中尉の才能は、ガンダムタイプに、乗り換えたことで、余計にその才能が開花したのだ。



「これでいいだろうが!!!」


だか、才能だけで、簡単に目的地に到着できる腕は、誇っていいのだがいかせん、性格が悪すぎるために中々その性格が、出ることが多いために、荒っぽい運転が多くなっているのが、たまにきづであったり、する。




「そして次は私の番ですか? イブラヒム・ドーゥル中尉 カーディガン・アレックス・ガンダム五号機でるぞ!!!」



元々エースだったこともあり、アレックスの扱いは訓練場でも少し扱いが困るタイプではあったが、

この機体は足の部分が、若干ホバーである為に、独特の動きを行うために、多少訓練が必要ではあったが、そこは激戦区のエースで有るのだろう。


「なるほど、確かに強化服の対G機能だけではつらいようですが、モビルスーツの対G性能のおかげでカタパルト発進の衝撃がだいぶ楽になっているように感じる」



冷静に判断しつつ、その腕前で、目的にホバー移動していたのだから驚くしかないだろう。



「ラスト機は私だけか、アイリスディーナ・ベルンハルト機 フルアーマー・ガンダム三号機でる」


やはり第666中隊を率いていた実力であった、ベアトリクスと同じように機体を扱って無事に目標地点に到着できたのだから、十分すごいといえる。



実際に地球連邦軍でもこの訓練は三ヶ月ほどかかることがあるがそれを、シュミレーター訓練だけとはいえ5日ほどかかったが、それでもこの腕前は十分にベテランクラスといえたのだ。




「なるほど、確かにいい腕をしているようですな、これなら上の連中と合流しても大丈夫といえますな」


そのようにいうと、ネェル・アーガマの高度を下げて、発進させた機体の回収を行っていた時。


6月25日のアメリカ合衆国ではマクダエル・ドグラム社の、F-15C イーグルが全米に配備されつつあるが、元々はF-4更新機として開発され、

遠近共に高い対BETA戦性能を、誇る汎用第2世代戦術機として、世界各国で採用されたがやはり、今回のハイヴ攻略作戦に、おいてはあくまでも、数が圧倒的に足りないのだ。


実際に世界中に、配備する為に大量生産はしていたが、何処の国々もすでに、火星軍から、購入した、MSの技術の解析に、力を入れているために、現場での殆どの国は、いまだに第一世代型の、戦術機の改造機が多く出回っていた。


確かにアメリカの生産力は、すごいが、それでもイーグル生産は一ヶ月通して、たったの100機しか作れないのだ。


これはアメリカが、第一世代機を作るのに多くの力、を回している為に、新型機は作ったと、しても売れるとは限らないのは、当たり前であった。


だからこそ、7月の中旬頃のハイヴ攻略に、、ある程度の数をまとめて、第二世代型戦術機を、運用することで、戦場での実績を残そうという、魂胆でもあった。


そう本来ならば、ここで新しいハイヴがイラク領で作られるはずが、現状では、イラク領やインド領などは、すでに、量産型ガンタンク、量産型ガンキャノン、61式戦車、陸上戦艦の、砲撃特化の機体のおかげと、契約者達が載っている契約者の船の護衛のおかげで、

イラクやインド方面軍の最前線基地は、元の基地の跡地にそのまま作られている間も、陸上戦艦や砲撃特化のモビルスーツの影響で、BETAのハイヴ、通称【アンバールハイヴ】(H09:甲9号目標)、建設開始の阻止することが、できていたのだ。

また同時期に作られるはずだった、BETAのハイヴ、通称【ノギンスクハイヴ】(H10:甲10号目標)建設開始も阻止をしたのだ、これにも火星軍の陸上戦艦や砲撃特化の、モビルスーツや61式戦車隊を使ってこちらも同じくハイヴから現れた、BETA群30,000を、地球側の戦術機部隊など、協力してたが、

なんとか、撃破したのは、現地の新聞や、各国や国連も驚くしかなかった。

30,000を無事に味方の損耗もない状態で、BETAを撃破したは、地球上の歴史ではありえなかった。

そしてなによりも、火星軍の軍隊の、兵器が圧倒的であり、それを知ったからこそ、火星軍がほぼ独自
ハイヴを攻略するといっても、どの勢力も、またどの国々も、国連すらも、言えなかったのだ。

ネプチューン作戦があまりにも、国連や各国に圧倒的な戦力を見せたからだ。三十万以上のBETA群を
火星軍はあれだけの数だけで、撃破してしまったのだ、一匹も残らずだ。新型種と呼ばれる、種も確認はされた、場所ではあったが、のちの戦場に出ていないことからも、試作種ではないとか、呼ばれる存在となっていたのだ。

ここ地球の歴史では、本来では、ある程度は量産化されていた重レーザー種がこの世界では、消えてしまったのだ。

だからこそ、レーザー種さえ押さえれば、簡単に倒せる戦場になってしまったことが、地球側にしてみれば、圧倒的助かっていることも大きい。

飽和作戦が取れるからだ、しかも陸上戦艦では指揮官が載って、最前線から後方までの、すべての戦場を、レーダーや、宇宙に打ち上げている、衛星から、戦場の情報も簡単に、取れることからも、最前線基地では、この陸上戦艦の配備が求められるほど、性能差が圧倒的に、大きかったのだ。

特にだ、陸上戦艦はホバー移動が可能になっているために、その場で固定砲台や移動しながら、攻撃や指揮もできることからも、対BETA大戦では、これほど頼りになる戦艦はいなかったのだ。

おまけに、日本の大和以上の砲門があり、さらには、追加武装で、付け加えられた、対地用バルカン砲が50門以上装備されているのだ、これで、仮に戦車級などが取り付こうとしても、その前にこの大量にバルカン砲があるために、十分に対処できることが実戦で判明しているのも、大きかった。


だが一つだけ、いや一国だけばそう、・・・、ソ連側だけは全く違っていたのだ。

それはかねてより【極秘計画】として【MFPTI計画】静かに、始動したのだ。

これは第二世代型と呼ばれているが【MiG-23/27】の失敗を挽回すべく、米国のATSF計画に対抗する多機能前線戦術機計画(MFPTI=МФПТИ)が開始される、これによって第3計画によって、新たに作られた子供達が乗る、特別な戦術機の開発、もスタートしていた。


むしろ、こっち側がソ連として、本命といえたのだ、確かに、第3計画の、作られた子供達の高い能力を秘めているが、それを戦場に出せるほどの安全な戦術機はまだソ連側には存在はしていなかった。

実際にはソ連側は、第三計画の時に、戦術機を動かすパイロットはエースやベテランを乗せた二人乗り機で、なんとか、意思疎通を果たそうとしたのが、人類最初のハイヴ攻略作戦ではあったが、

結果は失敗に終わった、ことで、ソ連側がかなりのペナルティーや、またはベテランや、エースを大量に失った結果につながっている状態なのだ。


だからこそガンキャノンとタンクの技術を解説した上でそれを出来うる限り詰め込んだ特殊機を作ろうといえるのだから恐ろしいとさえいえたのだ。


またこの計画で作られる戦術機は、表の部隊用の開発もあるが、それがむしろ本命を隠す為の、ダミー計画では計画内部の人間しか伝わっていない真実であった。


こうして、人類と火星との共同で開始される、【初めてのハイヴ攻略戦】に向けて着々と準備を続けていた、人類側であった。



 
 

 
後書き
ソ連側の計画もぶち込んでいます、 そうしないと あいつが出てこないので。 
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