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ドリトル先生と日本の鉄道

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第五幕その十

「行ってです」
「そこで買ってだね」
「作ってみましたけれど」
「美味しいね、じゃあパエリアもね」
 今回のお食事のメインと言っていいこちらのお料理もというのです。
「楽しませてもらうよ」
「グリルとシチューもですね」
「全部ね。トマトも多いしね」
「トマトは今回沢山買って」
「沢山使ったんだね」
「これでもかって感じに」
 見ればシチューにもパエリアにも使っています。
「使ってみました」
「それもスペインだね」
「スペイン料理はトマトを沢山使いますからね」
「イタリア料理と一緒でね」
「オリーブオイルもかなり使って」
「大蒜もね」
「けれどイタリア料理とはまた違います」
 同じくトマトや大蒜、そしてオリーブオイルをふんだんに使ってもです。
「それがまたいいんですよね」
「そうだね、じゃあね」
「今夜もですね」
「沢山食べようね」
 先生はパエリアも食べました、その味もでした。
「美味しいよ」
「いや、日本に来てからね」
「僕達色々なもの食べる様になったけれど」
「スペイン料理もいいね」
「本当にね」
 動物の皆もパエリアも食べつつ言います。
「スペイン最高だね」
「行ったこともあるけれど素敵な国だったね」
「果物も最高だったしね」
「あっ、今日のデザートはフルーツだから」
 トミーは動物の皆にもお話しました。
「オレンジや苺を買ってきたよ」
「それもスペインだね」
「オレンジも」
「あの国オレンジも有名だしね」
「そうなんだ、アメリカのオレンジだけれど」
 それでもというのです。
「スペインを意識してね」
「それでだね」
「買ってきたんだね」
「そうなんだね」
「そうだよ、もうスペインで統一しようと思って」
 それでというのです。
「デザートもね」
「スペイン風にして」
「オレンジを買ったんだね」
「あの果物に」
「そうだよ。お酒もワインにしたしね」
「これはスペイン産だね」
 先生はワインのボトルに書かれている文字を読みながら言いました。
「まさに」
「はい、ワインはです」
「本当にそうだね」
「美味しいですよね」
「うん、ワインもね」
 何といってもと答えた先生でした。
「美味しいよ」
「そうですよね」
「赤ワインはスペイン料理に合うよ」
「本当にそうですね」
「そういえばスペインの鉄道にも乗ったけれど」
 こちらのお話もする先生でした。
「あの国の鉄道もね」
「よかったですか」
「うん」
「その国それぞれですからね」
「鉄道博物館でも紹介されているよ」
「実物も置いていますね」
「あと模型や写真でもね」 
 世界各国の鉄道をというのです。
「紹介しているよ」
「模型でもですね」
「どうも売られていないものはね」
「自分達の手で、ですか」
「フルスクラッチといってね」
 この造り方でというのです。
「一からね」
「模型をですか」
「プラスチックから造るけれど」
「そうしたこともしてですか」
「造っているんだ」
「本格的ですね」
「もうこれは情熱だね」 
 鉄道博物館の人達のというのです。 
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