仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百三十話 勝利か敗北かその九
「本当に」
「そうか」
「はい、それではですね」
「ああ、また前から敵が来たしな」
「一旦元の場所に戻ってくれ」
またオルガから指示が来た。
「そのうえで敵に対してくれ」
「今は突出しているか」
「戦線全体から見るとな」
その通りとだ、オルガは春虎に答えた。
「だからだ」
「わかった、一旦元いた場所に下がる」
「そしてだ」
オルガはさらに話した。
「その場所を守ってくれ」
「ああ、そうさせてもらう」
春虎も他の面々も頷いてだ、そしてだった。
彼等は元いた場所に戻ってそうしてまた戦った、その場にいた敵を一掃してもまた敵が来て戦いは終わりではなかった。
戦いは三日目に入ったがそれでもだ、さらに続いていて。
それでだ、タスクは休憩中に野菜ジュースを飲みつつ言った。
「今回の戦いも長くなってるね」
「はい、今回もですよね」
同じく休憩に入っているシンクも応えた。
「まだまだ続いていますね」
「全くだね、相変わらず凄い戦力を出してくるよ」
それだけの数をというのだ。
「スサノオは」
「はい、しかしですね」
「このままね」
まさにと言うのだった。
「戦っていかないとね」
「絶対に数は尽きますからね」
「終わりのないことなんてないけれど」
「だからこそ」
シンクは牛乳を飲みつつタスクに応えた、ステージでは今はミルヒオーレが歌っていて彼女の歌声が聴こえてくる。
「戦っていくべきですね」
「このままね」
まさにというのだ。
「そうしていこう」
「そういうことですね」
「うん、しかしね」
ここでシンクを見て彼に言うタスクだった。
「君どんどん動きがよくなっていってるね」
「そうですか?」
「やっぱりトレーニング積んでいるんだね」
「はい、それはもう」
それこそとだ、シンクはタスクに明るい声で答えた。
「毎日そうしています」
「それでだね」
「動きがよくなっているとしたら」
「そのお陰だね」
「そうだと思います」
「やっぱりあれだね」
タスクはさらに言った。
「訓練を積んでこそ」
「動きがよくなりますね」
「そして強くなるね」
「本当にそうですね」
「サリアなんてな」
ゾーラもいる、ゾーラも今は鮭ではなく身体にいいフルーツをそのままミキサーに入れて作ったジュースを飲んでいる。
「最初はとんでもなくな」
「どうだったんですか?」
「操縦も射撃も下手だったんだよ」
そうだったというのだ。
「これは駄目かっていう位にな」
「そうだったんですか」
「今でこそああだけれどな」
札幌での決戦の時も充分以上に戦っているがというのだ。
「最初はな」
「とてもですか」
「今よりずっとだったんですか」
「そうだったんだよ」
タスクとシンクに笑って話すのだった。
「それがあそこまでなったからな」
「訓練はすべき」
「そういうことですね」
「ああ、実戦もいいけれどな」
ドーラはどちらかというと実戦で鍛えられていくタイプだ、だが訓練の重要性も認識していて言うのだった。
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