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Dance with Devils ~二つの魔導書~

作者:紫里
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(トントン・・・ジュー・・・)

「リツカ、こっちはできたわ(にこっ)」

「こっちもできたよ!・・・母さん、ご飯出来たよー!起きてるー?」

『・・・はーい・・・』

(スタスタ)

「んー・・・。おはようリツカ、ユリナ」

「おはよう、お母さま(コトッ)」

「おはよう。また寝不足?」

「今日が締め切りだからねぇ・・・。・・・でもあとちょっとなのよ?」

私たちのお母さまは翻訳家で、今書いているのはイギリスのファンタジー小説なんだとか・・・けれど、ここんとこ徹夜が続いてるみたいで少し心配なのです(苦笑)

「じゃあ、私たちの作ったおいしいご飯を食べて、もうひと頑張りして下さいっと。・・・ほら、冷めないうちに食べよ?」

「はいはい(にこっ)」

「ふふっ(クスッ)」

(パクっ)

「んー、美味しい!さすが母さん自慢の娘たちだわ(にこっ)」

「ふふっありがと(にこっ)」

「リツカが作ったオムレツ美味しいわ(にこっ)」

「ユリナが作ったスープだって美味しいよ!」

「ふふっ(にこっ)」

(パクっ・・・モグモグ・・・)

「原稿が今日の夕方で仕上がると思うから、夕飯は母さんが作るわ(にこっ)」

「母さんが?・・・大丈夫?」

「平気平気。ちゃんと寝てから作るから」

「そうじゃなくて・・・・」

「お母さま、あまり料理得意ではないでしょう?」

お母さまは私たちと違ってあまり料理できなくて・・・前にも玉子焼きを作っていて失敗してたから少し不安・・・

「まっまぁ貴女たちよりはね。・・・でも明日はリンドが一年ぶりに帰ってくるんだもの。ここは母親として頑張らないとっ!」

「ふふっ(クスッ)」

そう、明日はお兄さまが一年ぶりにイギリスから帰ってくる。いつもは電話でやり取りしていたから久しぶりに会えるってなると、私もリツカもお母さまも楽しみにしてるの。
・・・お母さまが張り切っちゃうのも少しわかる気がするわ(苦笑)

「分かった。明日は兄さん帰ってくるし、今日はなるべく早く帰って来て手伝うね!(にこっ)」

「リツカ、そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃうわ?」

「あっ本当だ。ごちそうさまっ!(ガタッ)」

(カチャッ・・・)

「ごちそうさまっ(ガタッ)」

(スタスタ)

「あっ待って二人とも」

「何?」

「どうしたの?」

「今日は月曜日でしょ?ほらっペンダントを出して?新しいポプリを入れてあげるから」

「あっそっか。・・・はいっ(チャリッ)」

「はいっ(チャリッ)」

私とリツカはお母さまに新しいポプリを入れてもらった。――――私たち二人のペンダントは特殊な効果があると聞いたことがある。・・・けれどそれは何かわからない

「・・・これでよしっと。これで今週も貴女たちに幸運があるでしょう」

「ありがとう(チャリッ)」

「母さんって本当おまじないが好きだよね(にこっ)」

お母さまはおまじないが趣味で、よく当たったり、本当に幸運が来たりとすごくてびっくりしちゃうくらい(苦笑)

「こういうのは大事なのよ?お祖父ちゃんだって言っていたでしょう?」

「はいはい(にこっ)・・・じゃあ、行ってきまーす!」

「行ってきます!」

(タッタッタッ・・・ガチャ)

「あっ・・・。・・・もう朝から慌ただしい子たち(クスッ)・・・気をつけて、リツカ、ユリナ(ぎゅ)」

(パタンっ)

いつもより少し遅くなっちゃった・・・。ちょっと急がないと、遅刻しちゃう

「リツカ、少し急ぎましょう?」

「うんっ!」

(タッタッタッ)

私たちは学校まで少し急ぎ足で向かった・・・・。





























―――――――――――――――――――――――





「・・・あの家か」

「ジェキ様に報告だ。行くぞ」

(コツコツ)

                                       END 
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