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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百二十三話 空に浮かぶ街その十二

「本当に」
「そうなるでしょうね」
「その時も倒すまでのことだ」
 ゲンムは暴れる様に戦いつつ言った。
「そしてスサノオを倒すだけだ」
「そうですか」
「他にどうする理由がある」
 ゲンムは戦闘員を一体投げてからエグゼイドに問い返した。
「一体」
「それは」
「そうだな」
「簡単に言えばそうですが」
「我々がより強くなりだ」
 そしてというのだ。
「敵を倒す」
「スサノオもですね」
「そうだ、ではだ」
「今も勝って」
「そして次もだ」
 あるであろう決戦もというのだ。
「勝つだけだ」
「そういうことですか」
「それだけのことだ、ではだ」
「僕達はですね」
「こうして遊撃戦力として校舎の中を動き回り」
 そうしてというのだ。
「ネオショッカーを倒していくだけだ」
「そうしていくとあの子達の負担も減るからな」
 パラドックスも戦いつつエグゼイドに言った。
「いいな、ではだ」
「こうして動き回りながら」
「戦っていけばいい」 
 こうした戦術を採るべきだというのだ、そしてだった。
 戦士達は校舎の中で昼も夕方も戦い夜もだった、戦い続けたが。
 真夜中になってようやく怪人も戦闘員もその数が尽きてきた。それでオラゴンはレンにこう言った。
「ようやくであるな」
「ああ、数が尽きてきたよな」
「怪人も戦闘員もである」
「長い戦いだったけれどな」
「あと少しであるぞ」
「ああ、それじゃあな」
 レンは強い顔になりオラゴンそして龍馬に言った。
「あと一踏ん張りな」
「していくであろう」
「そうするぜよ」
 龍馬も応えた、そしてだった。
 戦士達は校舎の中で踏ん張ったまま戦った、廊下から戦闘員や怪人達は攻めて来るが今の彼等にはだった。
 その動きもよくわかった、それでだった。
 龍馬はアオカビジンを倒してからこんなことを言った。
「動きが止まった様に見えるぜよ」
「ああ、今はな」
「一対一どころかぜよ」
「何体か位だとな」
「倒せるぜよ」
 こうレンに話した。
「本当にそうぜよ」
「そうだよな」
「今ではそうぜよ」
 そうなったというのだ。
「本当に楽になったぜよ」
「それだけ私達が強くなったってことね」
 ナポレオン、ノストラダムスと共に戦っている葵が応えてきた。
「だからよね」
「そうだよな、敵の動きだってな」
「前は全然見えなかったしね」
 今は止まって見えるがだ。
「それが今じゃそうだから」
「強くなってるんだな、俺達」
「そうよね、けれど油断しないで」
「ああ、このままな」
「戦っていきましょう」
「ネオショッカーの連中が完全にいなくなるまでな」
 こう話してだ、戦士達は減ってきたネオショッカーの怪人や戦闘員達を倒していった。そして遂にだった。
 エグゼイドが最後の一体を倒した、その場所はグラウンドだったが。
 もう周りには怪人も戦闘員もいなかった、そして彼のところにだ。 
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