| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百二十三話 空に浮かぶ街その六

「火を見るより明らかだね」
「誰もついて来ないですね」
「そうだよ、暴力や権力で言うことを聞かせても」
 教師、大人の腕力や教師という立場の権力でだ。
「本当に人を教えて導いていけるか」
「そんな筈ないですね」
「そんな人にはなりたくないから」
「だからですか」
「私もなんだよ」
「ご自身もですね」
「戦えないけれどね」 
 それでもというのだ。
「こうした訓練には参加しているんだ」
「そうなんですね」
「しっかりとね」
「さもないとですよ」
 明日那も今はジャージ姿だ、上下共その色はピンクだ。
「健康にもよくないですよ」
「運動不足だね」
「院長さんも身体を動かさないと」
 それこそというのだ。
「運動不足になりますから」
「そうしてだね」
「はい、健康に悪いですから」
「運動はすべきだね」
「そうです、ですから」
「その意味でもだね」
「運動はして下さいね」
 こうした時もというのだ。
「私もしてますし」
「君は運動する必要あるかな」
「好きですから」
 だからだというのだ。
「してます」
「そうなんだ」
「はい、こうした基礎訓練も」
「そういうことなんだね」
「はい、それじゃあ準備体操もして」
「終わろうね」
「最後まで」
 こうしたことも話しながらだった、戦士達は柔軟体操もしっくりと行った。そうしたこともしてだった。
 戦士達は訓練を重ねて戦闘力も連携も高めていっていた、だがネオショッカーはまだ出て来なかった。
 それでだ、オラゴンはついこんなことを言った。
「ネオショッカーは出ないであるな」
「出て来て欲しいのかよ」
 そのオラゴンにレンが突っ込みを入れた。
「戦いになっても」
「いや、ライダーの人達と会うまではしょっちゅう出て来たであるな」
「ああ、毎日みたいにな」
「それがである」
「急に出て来なくなったからか」
「気になってるである」
「それで言ったんだな」
「こうなるとである」
 ネオショッカーが急に出て来なくなればそれはそれでというのだ。
「かえって気になるである」
「そう言われると気になるな」
 レンも言われて考える顔で述べた。
「何か急にな」
「出て来なくなったである」
「スサノオも見てるのか?」
「おら様達が訓練をしていることをであるな」
「そしてな」
「丁度いい時にであるな」
「また仕掛けて来るのかよ」
 こう言うのだった。
「やっぱり」
「そうだろうな」
「うん、そうだと思うよ」
 宝生もそのレンに応えた、今戦士達は休憩を取っていて彼等はゲームセンターの中に入ってゲームに興じている。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧