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転生とらぶる

作者:青竹
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機動戦士ガンダム
  2250話

 こちらに向かって真っ直ぐに飛んでくる弾丸を、俺はR2型のスラスターを使って回避する。
 その隙を突くかのように、向こうの後方のデブリにいるSP型のライフル弾が飛んでくるが、こちらもまたAMBACを使って回避し、その動きを応用しつつこちらにヒートソードを振るおうとして接近してきたヅダを牽制……あ、当たった。
 牽制目的でAMBACの動きを使いつつマシンガンを撃ったのだが、どうやらそれが見事に当たってしまったらしい。
 そして、撃破扱いになった機体はクスコの機体。
 残り2機になってしまった時点で、ジャン達の小隊の負けは決まってしまっていた。
 何より大きいのは、やはりマリオンのSP型が後方にいるという事だろう。
 いやまぁ、戦っているのが俺じゃなくて普通の技量の持ち主なら問題はなかったんだろうが、生憎と俺は普通じゃない。
 ……R2型なので、ニーズヘッグどころかシャドウと比べても操縦性能は悪いが、それでも現在のUC世界においては間違いなくトップクラスの性能を持つMS。
 とはいえ、純粋な性能で考えれば、ヅダの方が上なのは間違いない。
 そんなヅダ3機を相手に俺がこうして圧倒しているのは……純粋に、技量の問題だろう。
 機体の性能さだけが勝敗に直結する訳じゃないという事の、良い証拠だ。
 うん? 何か聞き覚えのあるような言葉のような気が……
 いやまぁ、今は模擬戦に集中する方が先か。
 そんな風に思いつつ、再びマリオンが放った狙撃の一撃を回避し、スラスターを全開にして、進む。
 自分の方に近づいてくるR2型を見て、ジャンのヅダはヒートソードを手にして俺を待ち受けるが……次の瞬間、R2型はジャンの機体の横を通り、その先にあるスペースデブリに向かう。
 そう、マリオンのSP型が陣取っている、そのデブリへ。
 ジャンが、先にマリオンを倒そうとしている俺に気が付いたのだろう。慌てたようにマシンガンを撃ってくるが、俺はそれを細かなスラスターを使って回避していく。
 当然のようにマリオンもこちらに向けて狙撃してくるが、ニュータイプであっても俺の動きを完全に捉える事が出来ていない。
 俺は向こうに近づいている間にも、スラスターを使って細かく動いている。
 マリオンの使う狙撃銃は、一撃の威力も高いが、結局は単発の弾丸だ。
 俺のような動きをする相手をどうにかするには、それこそ狙撃銃のような威力は強いが単発の銃ではなく、威力は弱いが連射出来る……制圧射撃が出来る武器の方が向いている。
 こちらに向かって撃ってきた一撃を回避し……その一撃を最後として、R2型はマリオンのSP型がいたスペースデブリに到着した。
 こうなったところで、ようやくマリオンは狙撃銃からマシンガンに持ち替え……だが、次の瞬間には俺が振るったヒートホークの一撃が、ヅダのコックピットに赤いペイントの線を引き、撃墜扱いとなる。

「これで、2機! 残りはジャンだけ!」

 機体を急制動させ、普通の人間では耐えられないようなGを感じつつ、マリオンの機体が使っていたスペースデブリを回り込み、こちらに向かっていたジャンのヅダと相対する。
 スペースデブリを使ったのは、移動している最中にジャンのヅダから攻撃されないようにする為だ。
 そうして相対した状態になり……ヅダはこちらに向けてマシンガンを撃ってくる。
 当然こちらも敵の攻撃を回避しつつ、マシンガンを撃つ。
 ちなみに、このR2型では俺本来の反応速度には当然のようについてこられない為、回避するのはヅダの銃口を確認してからの行動となっている。
 それは結局射線を予想してのものなので、ジャンが本気で射線を変える気であれば、それこそ不可能ではないのだが。
 もっとも、そのような事をすれば当然のように攻撃を狙った場所に当てるのは難しくなるので、相応のセンスや訓練を必要とする行為なのだが。
 ……とはいえ、ジャンは俺がそのようにして攻撃を回避しているというのは知らないので、実際にそういう攻撃をしてくるのはいつになる事やら。
 そして……結果として、俺の撃ったペイント弾は1発、2発、3発といった感じでヅダに命中し、赤いペイントをその装甲に付着させていく。
 だが、ジャンの撃ったペイント弾はR2型を捉える事は出来ず、あらぬ方に向かって飛んでいった。
 宇宙空間での模擬戦だから、あのペイント弾は一体どこまで飛んでいくんだろうな。
 向こう側にはサイド3があったけど……その前にどこぞのスペースデブリか何かに当たってどうにかなって欲しい。

『演習終了! アクセル、一旦戻ってきてくれ。ペイント弾や推進剤の補充をする』

 通信でそう言ってきたラルに、俺は頷いてこの模擬戦での拠点……グワジン級に向かう。
 ちなみにこの模擬戦は、ルナ・ジオン軍の者達がグワジン級に慣れるという意味も含まれているので、今頃はグワジン級の中で忙しく動いている事だろう。
 尚、現在ルナ・ジオンに所属する技術者達が必死になってグワジン級をルナ・ジオン軍の軍艦として改修する為の案を考えている。
 とはいえ、クレイドルの施設があっても魔法球の類がない限り、結構な時間が掛かるのは間違いないが。
 この独立戦争が具体的にいつまで続くか……
 それこそ、もう数ヶ月で終わるなんて事になれば、グワジン級の改修が終わるのは、それこそ戦後という事になる。
 そんな風に考えつつ、グワジンの格納庫に機体を戻し、早速補給を受ける。
 20分くらいの時間はあるので、R2型のコックピットから降りて……

「おう、アクセル。次は俺達とだな。今みたいに簡単に負けたりはしないから、覚悟しておけよ」

 そう俺に言ってきたのは、ガイアだ。
 どうやら、次の模擬戦相手は黒い三連星らしい。
 ラルやシーマを押しのけて出てきた辺り、さすがと言ってもいい。

「そうだな。まぁ、ジャン達より難易度が高いのは事実だろうし」

 ジャン本人も凄腕ではあるが、それでもやはりその能力はガイア達には及ばない。
 クスコやマリオンはニュータイプで操縦技術も以前より上がっているが、それでも黒い三連星には及ばない。
 これでもう少し訓練をする時間があれば……もしくは実戦の中をくぐり抜けるような事が出来ていれば、もしかしたらクスコやマリオンがガイア達黒い三連星を上回れたかもしれないが……やはりこれは、どうしても経験不足というのが大きい。
 ……いや、寧ろフラガナン機関のニュータイプ研究所から助け出されてから、まだそれ程時間も経っていないのに、黒い三連星に匹敵するだけの実力を備えていることが、クスコやマリオン……特にニュータイプレベルがセイラに次ぐクスコの潜在能力を示しているのだろう。
 それでも勝てない辺り、ニュータイプ能力だけではどうしようもない技術というのがある事の証だ。

「分かっていればいい。今日こそ、アクセルに勝ってみせるからな」

 そう告げるガイアと、その言葉に頷くオルテガとマッシュ。
 R2型に乗っていたり、場合によっては他の機体だったり……ともあれ、俺がシーマ艦隊に潜り込んでいた時の模擬戦から始まり、黒い三連星とは何度も、それこそ10回や20回では済まないくらいの数、模擬戦を行っている。
 だが、今までその模擬戦で俺は全戦全勝。
 ルナ・ジオン軍を代表するエースとして、それは許容出来ない事なのだろう。
 だからこそ、今日こそは俺に勝ってみせると。
 そう態度で示しているのだ。
 だが、それは俺も同じ。

「こっちだって、最初から負けるつもりで模擬戦をするつもりはない。シャドウミラーのトップエースとして、そう簡単に負けてやる訳にはいかないな」

 そう、宣言する。
 普通であればそんな俺の宣言に気圧されたりしてもおかしくはないのだが……ガイア達黒い三連星は、俺の言葉を聞いても全く気圧された様子もなく、寧ろ望むところだといった獰猛な笑みを浮かべていた。

「実際にどんな模擬戦になるのかは、アクセルが自分で味わってくれ」

 そう言い、マッシュと……いつの間にか俺達から離れ、マリオンと会話をしているオルテガを引き連れ、その場を去って行くのだった。





 こちらに向かって放たれたバズーカの一撃を回避し、俺はそのまま真っ直ぐ前に……黒い三連星の面々に向かって突っ込んでいく。
 正直なところ、バズーカの砲弾は撃ち落としてもよかったのだが、そのような真似をした場合、ほぼ間違いなくペイントが周囲に拡散する事になる。
 勿論そのペイントに触れたところでダメージになるとは限らないが、もしかしたら模擬戦用のシステムがダメージと判断する可能性もあった。
 同時に、ペイントが微かにでも付着すれば、当然のように装甲を洗って乾かす必要がある。
 その辺の事情を考えれば、やはり砲弾の破壊は避けた方が賢明だった。
 そうして真っ直ぐに自分達に突っ込んでくるR2型に向け、黒い三連星は3機ともがマシンガンで弾幕を張ってくるが……その攻撃は、AMBACやスラスターを使って回避しつつ、間合いを詰めていく。
 だが……そのような行動をしつつも、俺は一切の油断はしていない。
 正直なところ、ここまでの流れは今まで幾度となく戦ってきた黒い三連星にとっては焼き直しに等しい。
 同じような行動をしている以上、当然向こうだってこのままでは再び俺にやられてしまうというのは分かっている筈だ。
 そんな真似を、黒い三連星がする筈がない。
 何が起きてもすぐに対処出来るようにしながら、黒い三連星の操る3機のヅダとの間合いを詰め……そうして先頭のガイアと俺が接触するかどうかというところで、ジェットストリームアタックの状態から一気にそれぞれが別の方向に移動する。
 タイミングの取り方……3人の連携速度は、相変わらず凄い、な!
 そう思いつつ、俺はその場で急制動をかけるのではなく、AMBACとスラスターを全開に使い、機体を急速に反転させる。
 ちっ、機体に結構な負荷が掛かってるな。
 その事を悔しく思いつつも、常人であれば耐えられないGを浴びつつ……振り向きざまに……いや、振り向くという行動をしながら、マシンガンを撃つ。
 この行動には向こうも意表を突かれたのだろう、1機の……位置的には恐らくマッシュのヅダの装甲に赤いペイントが幾つも付いて撃破扱いとなり、マシンガンの動きでオルテガのヅダの右手にもペイントが付着し、小破扱いとなる。
 唯一ガイアの機体のみが無傷で済んだが……離れていくマッシュ機以外の2機は、一瞬戸惑ったような動きを見せた。
 恐らくだが、俺が3機の間を貫くように移動した後で、大きくカーブを描きながら自分達に向き直ると、そう思っていたのだろう。
 その時に俺を背後から3機で集中攻撃というのが、多分ガイア達の狙いだった筈だ。
 だが、俺が予定とは違う動きをしたので完全に意表を突かれたといったところか。
 ちなみに、俺が今やったような動きは、この世界のパイロットでも……まぁ、怪我を覚悟すれば、出来ない事ではない。
 もっとも、それはあくまでも生きるか死ぬかという時にやるような行為であって、結局のところは練習でしかない模擬戦でやるような行為ではないのだが。
 だが、それはあくまでも普通の人間の場合の話であって、混沌精霊である俺にとって、あのようなマニューバは普通に行える事でもある。
 ガイア達には、この辺りの認識がまだ足りなかったのだろう。
 それでも向こうが戸惑ったのはほんの一瞬で、次の瞬間にガイア機がマシンガンを、オルテガの機体が左手で普通よりも大きい特注品のヒートソードを手に、こちらに襲い掛かってくる。
 だが、3機が一斉に掛かってもこちらに勝つのが難しい以上、マッシュを欠いた状態で……それもオルテガの機体は右手が使えなくなっている状態では、どうすることも出来ず、結果として黒い三連星との模擬戦は俺の勝利で終わるのだった。





「さて、アクセル。次はあたしの番だよ」

 グワジン級に戻ってきた俺に向かってそう言い、艶然と微笑んだのはシーマ。
 その背後には、見覚えのある海兵隊のパイロットの姿もある。

「分かってる。ただ、黒い三連星でも勝てなかった俺に勝てると思ってるのか?」

 そう言い、意図的に挑発をするが……生憎と俺の性格を知っているシーマは、そんな挑発に引っかかる事はなかった。
 それどころか、シーマの後ろにいた他の海兵隊のパイロットですら、俺の挑発を受け流す。
 そうしてシーマ達との模擬戦を行い……それが終わると、次はラル隊、そしてケンの率いる部隊といった連中と模擬戦を繰り返したが、結果として俺の全勝でその日の模擬戦は終わるのだった。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:235
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1987
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1435 
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