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新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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9話

 
前書き
旧作の方では 人物紹介と勢力などを加えていましたが それを二つに分離させました。
 

 

ルナツー要塞を動かせる人数が火星から地球へ向かっていく途中なのである。

だが核パルスエンジンがコロニーにも要塞にも装備されている為に、事実上一週間ほどで地球圏に到着するために、サトシもあせらずに、ゆっくりと地球の衛星軌道上でルナツーとコロニーの両方と合流できるように準備を行っていた。

実際にこの核パルスエンジンがなければこれほどのコロニー群を火星からもってくるということはできなかったのだ。

また移動中は最新の注意を払って移動はしていたが、それでも地球圏に到着してからというものは
コロニー業者などが使っている民間用のジェガンを大量に使って、色々と検査や修繕などをブライト達は行っていたのだから。


そこへサトシ達がようやくベクトラ級を五隻を率いて、地球から戻ってきたのだ。

ただし、北極で一週間ほどいたためか、

ベクトラ級すべての腹部装甲や側面装甲などは確実にフルメンテナンスをしている最中なのだ、

だからそこブライトはサトシからの報告を受けて頭を抱えていた。


「なんだこれは、これはこうでベクトラ二番艦の物資はあるが、三番艦もある、四番艦・五番艦共に問題なし、フルアーマーガンダムの整備も問題ないと」


「ただしです、次の介入も可能です、でずか地球圏の情報を見ると、これ以上の地球への混乱は避けた方がいいと思いまして、戻ってきました。ブライト総司令」

「確かに、ベクトラ級ほどの母艦は火星軍、並びに政府ももう作りたくはないと公式発表で言っているからな」

確かにそうなのだ、ベクトラ級の一隻作るためのコストそのものが、【ラー・カイラム級五十隻分】と匹敵するほどの高コスト母艦なのだから。

ビームシールドを含めた絶対に落ちない母艦として作られているために、ここまでコストが膨れ上がってしまったのだ。

それにだ現状マブラヴの世界はコロニー側からも十分に情報が取れるほど地球側が大混乱しているのはブライト達上層部は知っているのだ。


「それで例の契約者候補生の三人はどうだった」

ブライトに三人のデータと印象などを報告すると。

「なるほど、確かにいきなりガンダムタイプを第1・5世代機をシュミレーター機でも使って問題がないが、男性パイロットはとことん機体の限界地を調べるために、ここまで無茶をするのか」

「はいそうです、特にテオドールは反応速度と判断力はガンダム乗りにしてもおかしくはありませんが、機体の方が持つかどうか、そこでテオドール機にこいつをこの機体ならばある程度頑丈に作られている機体ですから」

サトシはブライトに見せた機体は

「これはいいのか、確かに第二世代機は無理だといったが、下手をすれば確実に君が上に怒られるぞ」

そうなのだサトシが見せた機体は【GP01フルバーニアン】と呼ばれる機体であった。

確かにGP計画の機体は実質第一世代機の部類には入るが実質は第二世代機と呼べる高性能MSなのだから。

「それは実際に突撃系の要素が高い人は今のところ、この3人の中ではテオドールがトップなので、ほかの二人は部隊の司令官とはやっていけるほどの腕前です」

アイリスもベアトの二人も指揮官として動くように冷静に機体の限界値を見ながらシュミレーター機で動いているのだ、

「それは知っているが。しかし我々の知る歴史通りならば、シュタージュにもガンダムを渡すことにはなるがいいのか、粛清がより強くなるようならば、こちら側で色々と対処することになるがそれでもいいのかサトシ中将どの」


「はいそれで構いません、実際にこの世界でマンパワーが必要な時期に粛清で大量の人材がいなくなるのは火星軍と政府としてもお断りですし」


確かにそうなのだ、地球上の復興作業や防衛施設の建設、火星軍の補給基地建設や地球本部設立など多くにわたり人材が必要なのだ。 

それなのにだ、勝手に粛清とかテロで人材がいなくなるのは火星政府も軍隊も困るという意見は一致していた。

しかしだ、先の契約書は東ドイツの三人共持ち帰らせているのだ、つまり契約書の内容も東ドイツはわかっている、いや知ってしまった以上、絶対に動くしかないのだ。

「現にハロからの応答はなになに」


シャトルについていたハロを持ち帰ったのは、第666中隊の部隊であるアイリスディーナ隊長であった。

確かに疑問視される機械であるのは誰だってわかる、特にハロにはサトシがスパイ用としてハロがいる場所やそれを持っている人物が今なにをしているのかも全てわかるように、報告するように設定されている。



事実アイリスディーナにしてもハロはヒトの対応にも反応するし、なによりも人と会話もできる機械を無造作に放置は出来ないが、同時に東ドイツ側も困っていたのだ。

「なるほどね、確かにシュタージュ側もトップ側もいやよね、火星軍と言われる人物から唯でもらった自立型ロボットを解体するなんて、下手をすれば、今後の交渉の影響がでるし、この会話ももしかしたら火星軍側に伝わっている恐れもあると考えれば、私が預かるしかないわね」

確かにアイリスの考えは間違いでもなかった、現状ハロはある程度の期間を置いて、コロニー側に自ら集めたデータを通信で送っているのだ。

だからこそシュタージュ側も東ドイツ側もハロを解析してその人口知能と呼べる機械部品を調べたいが、三人が契約した内容にどこまでいいのか全くかかれてはいなかった為に結局解体がそのものがなくなり

アイリスの手元に預けられているという現状があるのだが。


だが逆にいえば東ドイツ側としても、シャトルの方は手引書のデータをハロから持ってなんとかゆっくりとではあるが・・・解体作業を行っている最中なのだ。


実際にこのシャトルのエンジンは小型とはいえ核エンジンを搭載しているシャトルである。

下手に弄るとそのまま臨界点を突破して・・・核爆発が起きる可能性が一番高いために東ドイツ側でも

今では使われてはいない旧基地にて最新鋭の機材を投じてシャトルの外壁をはがして・・・
ゆっくりとばらしてはいたが、それでも時間はまだまだかかっているのだ。

火星軍と名乗ったところで作られた未知の技術がふんだんに使われているシャトルなのだ、その技術的価値は戦術機3機分のデータよりも、あまりある報酬でもあった。


またシュタージュ所属のベアトリクス・ブレーメ少佐にしても一時期は最新鋭機の機体情報の漏洩が疑われたが、

一度は死刑の判決も出かがったが、シュタージュ側がそれを白紙にしたのだ。

実際にもって帰ってきたシャトルよりもだ契約書に書かれている武器の販売や物資の販売並びに提供の文字によってベアトリクス少佐は重要な位置になってしまったから。

これは東ドイツ政府の意向であり、そのバックにあるソ連側や国連側の意向で決まったことであった。
これによりベアトリクス少佐率いる部隊は事実上シュタージュ側がら完全に外されることとなった

だが東ドイツ側のトップ連中と政治家連中にしてみれば契約者が粛清部隊を率いているという汚点を残しておくと事はできないために、政府直轄の警察部隊として再編制されることとなる。

これによりシュタージュのいたという記録そのものが抹消されたために、ベアトリクス少佐の罪が事実上抹消してしまったのだ。

それにだベアトリクスが警察と名乗ってしまったことも、色々とまずいことになったために、政府直轄の警察組織のとして唯一戦術機を持っている部隊に東ドイツの表向きの放送でそうなっている。

ちなみにベアトリクス達が去ったシュタージュは完全にとある部隊を率いている男によって掌握されるが、同時に契約者の契約した書類が出回っているために契約者建ちの親族や血縁者・部隊などを脅迫や洗脳など、表立っての卑怯な手段が取れないようにされた状態のシュタージュを政府から渡されたのだ。


逆に第666中隊のテオドールとアイリスディーナは階級がそれぞれ1階級のみ昇進したのだ。

これは契約書に書かれている階級の事があった上に、一時的にとは言え、契約者と呼べる存在を三人も東ドイツは国内に抱えていることが大きいために。


また契約者に見合った階級を与えることにすることで、外と内からも余計に厳しい監視体制が取れるようにしているだけであった。


だがシュヴァルツェスマーケンにとってみれば十分すぎるほどのリターンでもあった。

中隊全ての戦術機が今まであれば第一世代機のバラライカしかなかったが、

流石に東ドイツのトップ連中にしても契約者が同時に二人もいる中隊であり、

また今までの戦果を上げていることもあり。


生存性と戦闘能力の向上を置いた【MiG-23 チボラシュカ】を中隊のみではあるが配備することが決まり、シュヴァルツェスマーケンが今まで使っていた、バラライカは他の中隊へ配備されることが決まった。



「これで少しは・・・隊の生存率が上がるか・・・だが行き成りの最新鋭機の配備・・・機種転換訓練や機種に合わせた整備も今まで以上に忙しくなりそうだな」


「ああ確かにな、でもなんだって、こんな最新鋭機がこんな中隊に送られて来るんだよ」


「本当に馬鹿か貴様は、貴様と私は、契約者だろうが!!! 上としては戦場では失いたくはないが、今の所 我が中隊しかレーザーヤクトをまともに成功させられる中隊はいないであろう、だから上は苦肉の策として最新鋭機の配備という手段しか取れないわけだ、少しは自分で頭を使え、テオドール中尉どの」



「それはなに二機でもよかったじゃないのか? なにも中隊分最新鋭機なんて回す余裕があるのかよ」


「確かに今までならばな、だがな、中隊で集団行動をするとなると機体性能ならびに戦力は統一されたほうが私は使いやすい」



確かにテオドールの言っていることは間違いではない、そのためにこの中隊にも一機だけバラライカより性能が優れている戦術機が配備されているが、それも腕は決していいとはいえない政治将校が使っている為に、中隊として戦力を見てみると


確かにバラライカで統一された戦術機中隊ではあるがその扱う腕がエース級が多い為に多少の戦場では問題ないことが多いのだ。


「それにだ、現状われわれは東ドイツの表部隊で最強と呼ばれている戦術機部隊である、今後他国との交流が有る中で中古のしかもいつ壊れるか、知れない戦術機しか乗っていないとあれば。」


「東ドイツという国の面子は一気に世界的信用を失ってしまう、我々が上げた戦果は全ては偽物だったのではないかという疑念もありえる、だから上は最新鋭機の配備もしたのだと私は思うが、最新鋭機を配備するというのであれば黙ってもらってしまえばいい」



確かに表では東ドイツ最強という名目でシュヴァルツェスマーケンの名前が各国で響いているわけではあるが、実際に東ドイツ最強部隊というば【シュタージュ】なのだ。


どんなにがんばってもシュタージュが最新鋭機の配備権をいの一番に奪ってしまった上に、前線に回るものはほとんどが中古のバラライカや第一世代機の戦術機が殆どなのだ。


だがこそアイリスディーナの言っていることはなにも間違いではなかった、もらえる戦力は貰っておく
これが東ドイツ陸軍の内情であった。



こうして東ドイツ最強といわれるシュヴァルツェスマーケン中隊には【MiG-23 チボラシュカ】が配備されて、一週間ほど機種転換作業を行っていた頃


ようやく国連側では大規模な作戦を行うためと東ドイツ側が契約後に手に入れた情報の殆どを国連議会に提出した上で議会は大混乱の最中で有った。



ただでさえ近々の大規模の作戦が控えているというのに火星政府が送り出した偵察艦隊の情報は

どう考えても第五計画派閥に大きなダメージを与えていた、同時に第四計画側も色々と考えさせられる内容で有った。


「以上が我々東ドイツの契約者ベアトリクス・ブレーメ少佐・アイリスディーナ・ベルンハルト少佐・テオドール・エーベルバッハ中尉の三名が交渉した結果得られた情報です」



「これほどの、しかもガンダム、という機体全てが核融合炉だと、ありえんよ」


「ですがそうでないと、あの粒子兵器のエネルギーの供給現が考えられませんね」


「しかしこれほどの軍事技術がある火星軍と政府と呼ばれる謎の組織は本当に地球上にはないのかね、一番怪しいのはアメリカなのだが、ガンダムとなどと最もアメリカらしい名前ではないかね」


確かにアメリカがやはり疑われるは仕方が無いのだ、ソ連も同じような疑われ方をしているが、扱っている技術が全く違うということで見逃されている。


事実ソ連は今第3計画を進行している最中なのだ、それに加えて粒子兵器の開発などどう考えても無理があると判断された。


ちなみにこの場所にはオルタ計画をしる人間しか出席していないのだ。そのために多少の計画内容が知られてもなにも問題は無いが


やはりアメリカ側も黙っているわけではなかった、そもそも会議が行われているのはサトシが地球の衛星軌道で待機してから一週間が経過していたのだから


「いいえ、我々アメリカは関与していません、現に火星方面からこのような物体などが地球に向かってきています」


そういうとアメリカの高官が見せたのは 巨大な隕石に巨大な人工物がともに地球に向かって移動をしている写真で有った。


そもそもルナツーとコロニーの大きさを考えれば、地球に近づけは近づくほど発見されやすいのは明白であった。


しかもそのような写真が次々と出て巨大な隕石と人工物はともに加工された後があり、一種の宇宙要塞ではないかというのが、アメリカ軍のトップが出した結論で会った。


「これは程とは本当にこの写真は事実なのか」


「事実だ、嘘でこのような捏造写真をここへ持ってくるほどアメリカは落ちぶれていないぞ、どの道ばれることが言うが恐らくだが偵察艦隊の母港だろうな、こちらの巨大な隕石は、そしてだ人口物のほうは多分だが人が住めるように作られた物だろう」


「なんだと、それは本当なのか」


「わからんが、近々また契約者と接触があるだろう、その時になればいずれわかると思うが、その時まで我々側も交渉する席や代表を決めないと危ないぞ」


「だが契約の内容を見る限る、国連で契約してもだ、全ての国に得た情報を渡さないとガンダムが使えなくなる可能性が高いぞ、だだでさえガンダムが使っている粒子兵器の開発などどう考えても我々には3世紀先の技術だ」


「そうだ、一部の国が独断でやってしまえば国連加盟国全てに情報が行渡らない可能性が高い!!」




こうして、いまだ国連では会議が終わらないまま ルナツーがようやくロンデニオンコロニー群のところまだやってきたのだ。

地球圏に到着したにルナツー要塞は自らの艦隊を出したうえで宇宙世紀の時代でルナツーがあった場所まで巨大な要塞をゆっくりと進めていく。

どこで地球側の邪魔が入るかわからないからだ。核兵器による特攻なんてされるとさすがにルナツーでもまずいのだ。だからこそきちんと要塞から艦艇を出した上で進路の確認をさせている。


ちなみにこの時の映像はきっちり地球上の全ての国で天体観測機器を使って録画されていた。

これによって地球側の国連議会がより荒れる結果となってしまった。




 
 

 
後書き
色々と手直ししているので 大幅に話を改変しています。最後にはルナツー要塞から運んできた艦艇と艦隊をある程度まで吐き出しています。

我々にはこれぼとの戦力があるということを地球側に印象付けるための情報操作の一部です。

交渉はより有利な条件でやりたいですから。
 
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