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ツインズシーエム/Twins:CM ~双子の物語~

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After making/作者の後書き
  ツインレゾナンスを書き終えて

 
前書き

2018/12/09 18:00より公開第7話『悩ますイレギュラー』はこちら↓
https://www.akatsuki-novels.com/stories/view/223201/novel_id~22512

ここはツインレゾナンスを全話読んでくださった、という前提で書いております。全話読んでくださった方はこの先を読んでもらっても構いません。まだ読んでない、ネタバレやだなぁ、の人は、前の話に戻っていただければよろしいかと思います。エピローグ出したばっかですし。



では、全話読んでくださった読者様に向けて、この1ページを送りたいと思います。あと1日早めてすみませんでしたm(__)m 

 





こんにちは、KZMです。こうしてここを読んでいただいている、ということは、現行のすべての話を読み終えたということですね。このツインレゾナンスがこうして続いたのも、今こうして読んでくださっている読者様のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


ここまで読んでくださった皆様へのお礼の代わりに、ツインレゾナンスの設定みたいなものを語ってみたいと思います。もし、創作の手助けになれば幸いです。そんなんどーでもいい、って人は別に読み飛ばしてもらっても構いません。最後の方に少し大事なことを書いてますので、そこだけは読んでいただければ幸いです。

では、長くなりますがよろしくお願いします。



『ツインレゾナンス制作経緯&世界観』
そもそもこのツインレゾナンスという作品を作ろうと思ったのは、この作品の前に書いていたオリジナル作品『銃剣使いの対魔攻撃』通称マジブレにおいて、主人公利輝が双子である、という設定から思いついたものでした。マジブレ世界においてのミストにあたる遥輝は作中ではすでに亡き人となっていたのですが、『それなんか可哀想だし遥輝も生きてるように出来ないかなぁ』と思い、この物語を作るに至ったわけです。つまりは、作者の小さなワガママですね。

しかし、いざ作品にするとなると設定には合理的な理由が必要となるもの。最初は双子の主人公と双子のヒロインにする理由がなかなか見つけられなかったのですが、途中で『双子が忌み嫌われる』という現実でもあった慣習を思い出し、これを使うことにしました。ツインレゾナンスでは、これならば言い逃れが出来てしまう、ということで、『同い年の兄弟姉妹』にまで拡大して使ってます。これでツインレゾナンスの世界観の完成ですね。意外とあっさりしてます。この世界観は作中にてそこまで大きくは出てきませんが、要所要所でエースたちを困らせるものになったと思います。こうして、ツインレゾナンスという物語が制作され始めました。


『キャラに関して』
キャラに関しては最初の時点でエース、ミスト、セレシア、フローラの4人は確定でした。セレシア&フローラは花梨&桜華をそのまま使えたので基本はそのままに、属性と能力のみ変更してます。主人公エースとその弟ミスト、外見こそ利輝&遥輝であるものの、能力はマジブレの利輝を完全に分割した形になっています。防御系の能力をエースに、速度系の能力をミストに受け継がせることで、どちらにも役割を持たせることにしました。他のキャラの能力は完全に行き当たりばったりです。あんまり考えてないですね(笑)


ちなみにメイン4人の名前を英表記にするとまずエースが『Ace Founvallen』、ミストが『Mist Spravine』となりますが、このファミリーネームはエースが『fountain(英語で泉)+valley(英語で谷)』、ミストが『spring(英語で泉)+ravine(英語で谷)』、と実は隠れ泉谷さんで共通の意味から来てることが分かります。そしてセレシアが『Ceresia Printrina』、フローラが『Flora Sprincourt』と綴るのですが、ファミリーネームはセレシアがフランス語由来で『Printemps(春)+Tribunal(宮、本来は法廷という意味)』、フローラが英語由来で『Spring(春)+Court(宮)』と、実は双子であることが苗字から分かるようになってます。分かりにくいですけども。

加えてパードレ『Padre(イタリア語で父)』とソレーラ『Sorella(イタリア語で姉)』の苗字ファルシュ(falsch)はドイツ語で『偽』という意味を持ってたり、敵だったフォーティス・ヴァニタやエアード・ヴィラノローグもちゃんと名前に意味があります。フォーティス(fortis)がラテン語で『強い』、ヴァニタは同じくラテン語で『虚栄』。あとエアードは多分みたら分かる。ヴィランとローグだから。



『ストーリー等について』
キャラが決まり、ストーリーもだいたい決まってからツインレゾナンスを書き始めたわけですが、この作品を考えていた時期に仮面ライダービルドにハマったせいでかなり影響を受けてしまい、終盤ではどう考えてもグリスブリザードじゃねえかこれ、ってのをやらかしましたね。ただ、勘違いしないでいただきたいのは、エースとミストの属性を合わせて吹雪となるのは完全に偶然です。元々狙っていたわけではなく、エースとミストの属性に関して後で気づきました。エピローグの1つ前の話のタイトルは完全に狙いましたけども。

この作品のストーリーに関しては、エースの心の成長というか、枷を取り払うことに重きを置いております。世界に疎まれる存在でも、叶えていい願いがある、みたいなことですかね。これを言うとちょっと物語が分かりやすくなるのであらすじには入れてないんですけども。あとは、交わることによって起こる化学反応……みたいなのですかね? 交わるといっても元々交流のあるメンバーですけど、だからないわけじゃないですし。

ちなみに、エースの弟ミストは最初主人公の枠にいたのですが、性格があまり主人公向きでないのとストーリーで動かしきれないということでレギュラー格に下がりました。セレシアはミストが主人公枠から外れたのを受けてダブルヒロインは止めようということでヒロイン枠からレギュラー格へと下がっています。だから結局のところ原点回帰みたいにエースとフローラの物語になっています。これはこれでよし。エース系列の主人公とフローラ系列のヒロインは、6年前に物書きを始めた時からの付き合いですからね。


『前書き&後書きについて』
前書きはすいません。これは完全にビルドに感化され過ぎました。とはいえあらすじ確認できるようにはしてるので、必要性の壁を超えられたのかな……? 毎度毎度新しく作り直してます。後書きは、最初はいつものように矢印文1つからのスタートにしてましたが、13話書いてた時にこれだとマズいかなと思い変えました。ただ書き出しが難しかった……。



以上がツインレゾナンスに関しての制作秘話的なものですが、実はこのツインレゾナンス、まだ書いている途中の話がいくつかあります。後から『ここ薄いなー』と思って追加で書いているものなので、この話がなくともストーリーは成り立ちますが、もう少し深掘りしていくためには必要かなと個人的に思っている話です。今頑張って書いてます。


この新しい話をすべて追加した後は、このツインレゾナンスという作品は、正式な題名『クロスヒストリア~掛け合わせの物語~』というタイトルに生まれ変わる予定です。エピローグの意味深なセリフはこの題名を意識しています。ツインレゾナンスはあくまでもクロスヒストリアの中の1つの物語でしかなく、正式なタイトル名は『Twin Resonance/吹雪が隠した真の想い』です。真は『まこと』と読みますが、わざわざこう書いたのは真というのは情報系においてよく1という数字に置き換えられます。そしてこの1とエースを結び付けているわけですね。こういう名付け方は今後もしていきます。



……ここまで長くなりましたね。もう飽きられてそうですが、最後にこれだけ。

この作品を書くにあたって参考にした作品がいくつかあります。特に、小説家になろうにて連載中の2作品、八代明日華先生作の『やがて天則の救世主』、外道神父先生作の『ナウアノル戦記』(こちらは暁にもありますね)に関してはかなり参考にさせていただいた部分がありました。他にも、他作者の出版済みの作品においてもいくつか参考にさせていただいた作品があります。ありがとうございました。

そして、ここまで読んでくださった読者様。繰り返しとはなりますが、本当にありがとうございました。次の新しい物語も読んでもらえると、とても嬉しいです。では、また会いましょう。


2018/11/16 KZM 
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