| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百十三話 ブラックサタンその六

「見たところ」
「あの連中は数で攻撃してくる」
「奇械人の補助として」
「そうしてくる」
「わかったよ、じゃあね」
 犬屋敷は機械のその身体を出しつつまた言った。
「ここはね」
「ああ、戦うしかない」
 如月はその犬屋敷に笑って応えた、彼はもう横にいた。
「逃げることは出来てもな」
「それはね」
「したくないよな」
「うん、これまでこの時の為に訓練をしてきたし」
 それでとだ、犬屋敷は如月に微笑んで応えた。
「だからこそね」
「そうだな、じゃあな」
 如月はベルトを取り出した、他のライダー達も続く。そうしてだった。
 彼等が変身し犬屋敷も空に舞い上がった、そして空から変身したライダー達に言った。
「それではだね」
「ああ、訓練でやって来た通りにな」
「僕は主に空から攻撃をして」
「俺達は臨機応変だ」
 フォーゼが犬屋敷に答える、フォーゼを軸にしてメテオとなでしこがデルタにフォーメーションを組んでいる。
「そうして攻める」
「そうしていこうね」
「そしてダメージを受けたり腹が減った時はな」
「お水がなくなってもだね」
「後ろに下がってだ」
「おい、食いものも飲みものもあるからな」
 大杉が言ってきた。
「安心しろよ」
「ああ、用意してくれたか」
「訓練の時はいつもそうしているからな」
 大杉はフォーゼに笑って話した。
「だからな」
「それでだな」
「用意してある、三日分はあるからな」
「栄養バランスも考えてるわよ」
 麻理が食べもののことを話した。
「勿論お父さんのお水もね」
「全部だね」
「用意しているからね」
「それでだね」
「思う存分戦ってね」
 夫である犬屋敷に暖かい言葉をかけた。
「そうしてね」
「うん、勝って来るよ」
「そうしてきてね」
「弦太郎、俺達は今回はサポートに徹するが」
 歌星はフォーゼに話した。
「いざという時はだ」
「ああ、頼むな」
「出るからな」
 変身して戦場にというのだ。
「安心しろ」
「その時はな」
「そういうことだ、そして今は」
「頼むな」
「今回もな」
「よし、三日分の食いものや飲みもの、あと医薬品もある」
 大文字はそうしたもののチェックを目でした。
「これだけあればな」
「戦えますね」
「充分にな、じゃあな」
「僕達もですね」
「戦闘開始だ」
 安堂に笑顔で応えた大文字だった。
「今からな」
「はい、そうしましょう」
 安堂も笑顔だった、そうして戦士達は戦いに向かった、ブラックサタンは大群を以て戦士達に向かって来た。
 だがその彼等にだ、戦士達は。
 それぞれの力で戦う、そして犬屋敷も。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧