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オズのエリカ

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第九幕その五

「幸福と不幸はね」
「その人それぞれですか」
「そうなるんですか」
「そうだと思うよ、そしてオズの国はね」
 樵はまた今自分達がいる世界のことをお話しました。
「悪いことが少なくて悪いことがあっても」
「それでもですか」
「樵さんが身体が変わったみたいに」
「そうそう、僕は身体のあちこちを切り落とすことになったけれど」
 最初は生身でした、それがブリキの身体になりましたが。
「この通り最高の身体になれたね」
「不幸がすぐに幸福になる」
「そういうことですか?」
「オズの国は」
「そうした国ですか」
「そうなんだ、外の世界にも希望はあるけれど」
 皆もうゲームをはじめています、樵は郵便局員になった自分の駒をルーレットに従って進めさせつつ五人にお話していきます。
「オズの国の希望は凄くてね」
「もうすぐにですか」
「来てくれるんですか」
「そうなんですね」
「そうなんだ、だから僕もこうしてね」 
 自分のことをさらにお話していくのでした。
「ブリキの身体になってドロシー達と出会えて」
「それで、ですよね」
「ウィンキーの皇帝にもなって」
「沢山のお友達も出来て」
「そうなられましたね」
「そうなったことも」
 まさにというのです。
「希望のお陰だね」
「オズの国の希望は凄いんですね」
「人にすぐに幸せを与えてくれるんですね」
「そうしてくれるんですね」
「そうだよ、ではね」
 それならと言うのでした。
「オズの国の人生ゲームを楽しもうね」
「はい、それじゃあ」
「今から遊んでいきましょう」
「このゲームを」
「是非ね」
 こう言って自分からでした、樵とジョージ達はオズの国の人生ゲームを楽しみました。そしてでした。
 そのゲームの後で、です。晩御飯を食べるのですがこの時はお寿司でしたがエリカはお寿司について言いました。
「これ日本のお寿司よね」
「ええ、本場のね」
 お寿司を出したアンが答えます。
「握り寿司よ」
「そうよね、何かね」
「何かっていうと」
「オズの国のお寿司時々こういうのじゃないでしょ」
「アメリカのお寿司とか?」
「そちらのお寿司ってどうもね」
 これがというのです。
「派手なのよね」
「そういえばそうね」
「けれど日本のお寿司はね」
「こうした感じよね」
「何ていうか」
 ここでこうも言ったエリカでした。
「こじんまりとしているけれど」
「それでもよね」
「整っているわね」
「そうなのよね」
「お寿司は日本のお料理だけれど」
 それでもというのです。
「お国によって違うわね」
「それは確かね」
「それでね」
 さらに言うエリカでした。
「このお寿司も美味しいわね」
「鮪もハマチもね」
「どれも美味しいわ、私お寿司大好きなのよ」
「私もそうだけれどエリカが好きだからね」
「出してくれたのね」
「ええ、だからどんどん食べてね」
 言いつつアンもお寿司を食べます、アンは今は鳥貝を食べています。 
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