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『Immutable』

作者:零那
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『秋』



君と在った日々を思い出した。
ちょうど寒くなってきて、潮風冷たく感じ始めた頃。

あの頃の君も僕も、見えない恐怖や不安を抱えていた。
傷だらけで今にも崩れそうだったね。

君の笑顔が僕を明るくさせた。
きっと無理して笑ってくれてたね。
1年後、あの時は気付けなくてごめんねって言ったら笑ってたね。

あの優しい笑顔を取り戻すことはできない。
どんなに悲しくても、どんなに辛くても、どんなに懐かしくても、決して戻りはしない。

弱いところもあったけど僕よりは強かった。
大切だったのに壊したのは僕だから。
罰は受け続けるよ。


 
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