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真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改

作者:ケン009
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1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
  すずかストップとジュエルシードの事

 俺が目覚めると俺が借りている部屋のベッドで眠っていた。
椅子に座って眠っているすずかを見つけた。
看病してくれてたのだろう。
こいつらのこういう姿を何度も見て理解が出来ない。
なぜ人のためにここまで出来る。
ふぅこれを聞いたら同じことを聞かれそうだ!
ここに来てから厄介ごとに首を突っ込んでそのたびに体を痛めつけている
俺の場合はほかっといたら居心地が悪いからだ!
こいつらに聞いたらなんというんだろうな。

「あっ綾君起きた」

「寝てたのはすずかだろう」

「もぅ、無茶ばかりして、内容は那美さんと東さんから聴いたよ」

「なぜそこで丈が出てくるんだ!」

「昨日の晩、深夜だけど来てお詫びに来たの
深夜で申し訳ないと言って」

「ふ~ん、やっぱりちゃんとした奴だったんだな!」

「なんで、そんな無茶までして、私のところに来たの?
待ち合わせの場所まで来なければ、無茶をしなければ」

「約束しただろ!、お前らが俺のために動いてくれてるのは知ってる、
なら自分で行ったことの約束ぐらいは守らんとな
それだけだ
喧嘩を売る奴には喧嘩を買うし
邪魔する奴はそれを払いのける
安住の地を渡してくれる奴にはそれなりにはするそれだけだ
なんて言ったっけ・・・
因果応報・・・違うな・・・
対価だ!」

「対価?」

「あぁ、昔読んだ本にこんなことが書かれていた。
与えられたモノには須くそれに見合うだけの代償、対価が必要なのよ
与えすぎてもいけない
奪いすぎてもいけない
過不足なく対等に、均等に
でないとキズがつく
現世の軀に
星世の運に
天世の魂にてな」

「でも、もらってばかりだよ私たちは?」

「そんなことない、俺はたくさんの物をもらっている
だから足りてないから代償が支払われているのだろう。
それだけだ。
だからすずかたちが、気に病む必要なんてない」

「でも・・・」

「心配するのはすずか達が優しいからだ!
悪いことじゃない。
んじゃ朝だし、学校に行くか」

「ダメだよ
見た目は大丈夫だけど、今日は休んでほしいな」

「たまには学校に行かないとな」

「何か隠している?」

「いや、そんなことはない」

 一瞬だが、昨日他にも何か起きてる感じがしたんだが、
面倒なことが起きる前に何とかしたいのだがな

「だめだよ、本当に今日だけでもいいから安静していてほしいな」

「は~了解だ!」

「うん、学校行ってくるね」

 それならそれで仕方がない

≪ティア聞かせてもらおうか?≫

≪何をですか?≫

≪バラすぞ≫

≪ジュエルシードの事ですね≫

≪あぁ≫

≪なぜあれがこの世界にあるのかは知りません≫

≪そこまで知ってたら、反対にお前を怪しむ、どんなものなんだ≫

≪ロストロギア・ジュエルシードは、願いが叶う宝石と言われてます。ただし願い事は不安定な場合がほとんどです。
それは当然なんですなぜならあの石は、次元干渉型エネルギー結晶体だからです。
エネルギーの方向性だけですから正しい意味で叶うとは限らないです。
そして、全部で21個あり能力的には全て同じです。≫ 

 あんなのが21個か・・・?

≪質問だ!名前の前に出てたロストロギアってのは何だ?≫

≪遺失遺産です。進化しすぎた技術や化学が自分たちの世界を滅ぼしてしまって取り残された遺産を総称してロストロギアと呼びます。
ジュエルシードはそのうちの一つです。
多分昨日は綾様が倒されたのを殺されたと思った久遠が仇を取りたいと思ったのがあんな形になったのではないかと思います。≫

 危険なオーパーツってわけか?

≪きちんとしてればそんなに危険でもない代物か?≫

≪いえ、先ほども言いましたが本来は次元干渉型エネルギー結晶体です
流し込まれた魔力を媒体にして次元震を引き起こす可能性があります
最悪の場合次元断層を起こすかもしれません≫

≪次元断層?≫

≪この地球にもたくさんの次元の世界があります。
もし断層が起きればその世界の1つや2つは無くなる可能性があります
隣接する世界が同時に崩壊したこともあります
アルハザードもそれに巻き込まれて消滅しました≫

≪アルハザードってティアが生まれた地だったか?≫

≪はい、綾様にあうために作られました≫

≪長い時間だ≫

≪どうなさるんです≫

≪俺の安眠のため集めさせてもらう、昨日と同じように封印をすれば≫

≪発動はしません≫

≪ティアにはそれを格納する能力は?≫

≪もちろんあります。あれより昔に作られてますから≫

≪それも変な話なんだがな・・・オーパーツとはそういうものか
神々が作ったアーティファクトか、厄介そうだ≫

 俺はすずか達が行った後、忍と丁度来ていた恭也に事の話をする。
こんな形のを見つけたら教えてくれと
俺だけの手には負えない
さいわいここ海鳴は人外の力を持った奴が多いし、
超お人よしばかりが暮らしている可笑しな土地だ。
この時変わったこと何かなかったのかを聞いておけばよかったと、後後悔したのは言うまでもなかった。 
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