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銀河酔人伝説

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酔っ払い、エル・ファシルの英雄に突撃する2

 
前書き
モチベーションが高いうちに書けるだけ書こうと思ったんですがやっぱ難しい・・・今回は主人公側からの視点です。まだ原作本編前の話です。 

 
俺の名前はグレゴリー・カーメネフ。エル・ファシル港湾労働組合青年部局長を務めている。一応偉い人と分類される男だ。
そんな俺だが、今あの「エル・ファシルの英雄」ヤン・ウェンリー少佐に対して土下座を敢行している。我ながら美しい土下座だと思う。
え?何で土下座なんかしているんだって?そりゃあ俺の大切な同僚達や可愛い弟を救ってくれたんだからその感謝の気持ちを最大限に表現したわけだよ。
そうして土下座を敢行して少し経った後、

「参ったなあ・・・頭を上げてもらえませんかね?」

そう声が聞こえたので頭を上げた。
ヤン少佐は明らかに面倒くさそうな顔をしながら頭をかいた後、

「えっと・・・とりあえずどちら様ですか?」

そう言ってきた。
いかんいかん、自己紹介すらしてなかったか。お礼を言う事しか頭になかったわ。

「私の名前はグレゴリー・カーメネフ。貴方のおかげで弟と同僚達が助かりました。今回はそのお礼を言うためにずっとあなたを探していたんです。本当にありがとうございました!!」

俺がそう言いながらまた地面に頭をこすりつけると、

「頭を上げてください!」

そう慌てた声が聞こえたので頭を上げた。

「私は軍人としての責務を果たしたにすぎません。なので貴方からお礼を言われる筋もありません。お引き取りください。」

ヤン少佐がそのように答え宿舎に入ろうとした。
俺は咄嗟に彼の足を掴み、

「待ってくれ!ならせめてこれを受けっとってくれ!でないと俺の気が済まねえ!」

そう言って瓶を差し出した。

ヤン少佐は鬱陶しそうに俺を見た後に瓶を見ると目の色が変わった。

「失礼ですがこれは?」

「これは俺が一番気に入ってる最高級ブランデーでコニャックって言われる酒だ。あんた、酒好きか?」

俺がそう聞くと、

「これ同盟内じゃ殆ど出回ってない最高級品じゃないですか。本当に頂けるんですか?」

彼がそう言ってきたので、私は立ち上がり、

「勿論だ!本当は感謝してもしきれねえが、俺が考える一番美味い物を持ってきたんだ!さあ、受け取ってくれ!」

と答え、彼に酒瓶を渡した。

「ありがとうございます。」

ヤン少佐はそう俺に言うと宿舎に入っていった・・・


なので俺もそれについて行った。

「いや、なんで貴方が入ってくるんですか。」

「いいじゃねえか。俺もそれ飲みたいんだよ。一人で飲むより二人で飲んだ方がハッピーだろ?」

「はあ・・・図々しい人だな・・・まあいいですよ。どうぞ。」

そう言ったので俺は宿舎に足を踏み入れた。

「うっわ何だこれ!完全に汚部屋じゃねえか!」

「初対面の人間の部屋に図々しく入って第一声がそれって酷くありません?」

いやこれは誰だって汚いっていうだろ。完全に汚部屋だよ・・・

「まあいいや。勝手に座らせてもらうぞ。」

そう言って俺はごみをかき分けて足場を確保し座った。
ヤン少佐が奥からグラスを用意してきて、

「じゃあ早速飲みましょうか。」

そう言って瓶を開封し、ブランデーをグラスに注いだ。

「いい香りですね。」

「だろ?」

そう言い合い、私達はグラスを持ち乾杯した・・・


「わたしはねえ~ほんとうは~軍なんかに入りたくなかったんですよ!歴史家になりたかったんです!!」

「だよな~俺も一兵卒だったけど負傷して辞めちまった口だからわかるぞお~!戦争なんてない方が良いに決まってるよなあ!!」

「そうだったんですか~!私も早いとこ退役して年金貰って暮らしたいですよ!」

「はっはっはっは!若いうちからそんな枯れたこと言ってると禿げるぞ!」

「いいんですよ!私は髪は多い方ですし!!」

「はっはっは!!そうかそうか!まあどんどん飲め!!」

そう彼等は盛り上がり夜は更けていった・・・


ヤン・ウェンリーは頭痛に悩まされながら困惑していた。

「何故私は初対面の人と半裸になって寝ていたんだ・・・」



この出会いを通じて彼らは次第に友情を育んでいくのである。
 
 

 
後書き
ヤン・ウェンリーのキャラを原作から逸脱しないように書きたいのですが、だんだんわかんなくなってきました・・・創作って難しい・・・ 
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