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ソードアート・オンライン~遊戯黙示録~

作者:マローン
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FILE85 ガチャモンとモックのボス・オリジナルキャラクター紹介

死の崖を登り切り、ソードアート・オンラインからの生還後に1000万円の権利を得て、生き延びたのは8人中、オズマとザザの二人のみとなった!
そして、精根尽き果て、後は強制転移で元の場所に戻されるのを待つのみであった二人の元に謎の声が――― by立木ナレ


その声の主は、全身を黄金のローブに身を包み姿を隠していたが、声からして男なのは分かる。しかし、その声に聞き覚えは無く、少なくともデスゲームの開始時にチュートリアル説明をしたあの巨大なローブ……ゲームマスターにして元凶の茅場晶彦の声とは別の声だった。

ガチャモン「あ、ボス~!こっちにログインしてたんだ~」

???「ああ、君達がちゃんと仕事を熟しているかを確認にね」

モック「ちょっとボスってばなんですかいきなり?ガチャモンはともかく、私が仕事をなまけた事なんて今の今まで一度も無かったじゃありませんか~!」

???「ああ、分かっているさ――君達の貢献度はそりゃ大したものだよ。順調にデータは集まってるさ、おかげであのゲームを完成にこぎつけたのだって、君達のデータ収集の貢献が大きいのは確かだからね」

ガチャモンとモックからボスと呼ばれたその黄金のローブの男は俺やザザを前にガチャモンとモック共々訳の分からない会話を楽しげに繰り広げていた。
データを集めてるとは何だ―――?あのゲームの完成にこぎつけたとは何だ―――?奴らは茅場晶彦と一体どんな関係がある連中なんだ?
奴らはこのソードアート・オンラインで何をしているんだ?

???「さて、このゲームを盛り上げてくれた二人の勇者君達をそろそろ元の場所に戻してやろう。安心しな……ちゃんと君達が生きてこのソードアート・オンラインをクリアした暁には、君達が持っている金の延べ棒はそのまま一個1000万円の現金として進呈するのは無論だ、お金の受け取り方法に関してはガチャパットで決めてくれればいいよ。口座に振り込むのも良いし、直接手渡しにするのも良いし、どんな受け取り方でもこちらはその要請にこたえる準備は出来ているからね」

そして、俺達がその黄金のローブに何かを言う前に、強制転移が始まった。それは一瞬にして、速やかに行われて、気が付けば俺は自分のホームである第50層のアルゲードのボロ屋の中にいた。

レイナ「オズマ!大丈夫……?」

珍しく、慌ただしい声で俺の身体を抱きしめてきたのは、いつも冷静で無表情なレイナだった。レイナは倒れかけた俺の身体を支えて、受け止めてくれた、それで俺は確かに噛み締めていた……自分が死の崖から生き延びて、今ここにいるのだと言う事を。

ユッチ「オズマさんやりましたね!信じてたっす!オズマさんならやってくれるって!いや~、本とオズマさんは最高っすよ~、2000万円が楽しみっすねぇ~」

何故、ユッチがここにいるのか全く分からないが、ユッチは転移で戻って来たばかりの俺に対していつも通りの楽観的なヘラヘラとした笑みを浮かべて、6人の参加者たちの死の末のゲームの直後であるなどとはまるで考えていない様子だった。

ユッチ「おおっ!オズマさんの両手に握られてるその黄金の輝きは―――それが1本で1000万円の現金に化ける金の延べ棒っすね!それにしても本来なら一人で1本だった金の延べ棒が二本になるなんて、オズマさんやったじゃないっすか~、現実世界に帰還したら2000万円……何に使うか迷っちゃいますよね~。早く現実世界に戻るのが待ち遠しいなぁ~、とにかくこれは僕が責任をもって―――」

レイナ「それに触らないで!」

ユッチ「れ、レイナさん!?」

レイナ「……それは、オズマが命懸けで得た人生の未来を照らす証よ、そして二つの内の一つはあのマネーゲームで命を落とした彼の約束を果たす為の物」

ユッチ「え……あ、や、約束つっても~、結局はアイツは落ちちゃったわけですし、もう奴の金の延べ棒はオズマさんの物なんですから、別にオズマさんの物にしちゃえば……」

レイナ「……どうするかはオズマが決める事よ、私達には、使い道に関して口出しする権利も、分け前を強請る権利も無いわ」

ユッチ「ま、待ってくださいよレイナさ~ん。そんな殺生な……同じギルドのメンバーなんだからきっとオズマさんは僕らにも何かくれるはずっすよ!そうじゃなくちゃおかしいっす!だってギルド結成初期からの付き合いじゃないっすか~」

もうレイナとユッチのやり取りはほとんど聞こえなかった、俺の意識は徐々に遠退き、たまった疲労に押しつぶされるように意識を閉じるのだった。



オリジナルキャラクター紹介


ミリー(Milly)
声 :南條愛〇
年齢:12歳 (SAO開始時)
身長:142㎝(SAO開始時)
体重: 35㎏(SAO開始時)

ラフィン・コフィンの幹部格の一人で、メンバー最年少の少女。グロテスクなウサギのマスクを被り、気に入った男性プレイヤーの首を斬る事を好む、それをオブジェクト化し、収集する事を好む事から、「首狩りのミリー」の呼び名を持つ。
オズマに対して執着心を露わにし、幾度もその首を狙っていたが、ラフコフ討伐戦で捕らえられた。


ディンゴ(Dingo) / 石田淳平(いしだじゅんぺい)
声 :〇井翔太
年齢:14歳(SAO開始時)
身長:155㎝(SAO開始時)
体重:47㎏ (SAO開始時)

二度に渡るリアルマネーゲームの参加者でメガネを掛けた小柄な少年。勉強も運動も落ちこぼれで、趣味としているゲームもお世辞にも上手いとは言えず、学校では周囲からのび太と言うあだ名を付けられて冷笑や侮蔑の対象になっていた。
4歳下で難病で療養生活を送る弟の淳太がおり、弟を救うために命懸けのリアルマネーゲームに挑むが、第二回リアルマネーゲームでオズマに1000万円の現金となる金の延べ棒を託し、無言で落下、死亡した。 
 

 
後書き
今回紹介したオリジナルキャラクターはFILE4にも追記します。 
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