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天邪鬼

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第一章

               天邪鬼 
 儀式拓郎は大阪に住んで久しい、家は西区にある。長い間妻と息子の三人暮らしだったが急遽家族が二人増えることになった。北海道の妹の娘が二人こちらに引っ越してきたのだ。
 姉の岡島葉月は長い黒髪をやや無造作な感じにしていて目は細めで繭もそうだ。胸は大きくシャツの上からもよくわかる形をしている。面長の顔の形がクールな表情によく似合っている。
 妹のちあきはあどけなさが残る縦長だがやや垂れた目を持っていて顔の形は姉と同じ面長で眉も細いが髪の毛の色はちあきは赤茶色で長く伸ばしてツインテールにしている。胸は姐よりもさらに大きい。二人は進学で彼の家に来たのだが。
「ええと。葉月ちゃんが八条大学教育学部で」
「そちらに合格しまして」
「ちあきちゃんは高等部なんだ」
「はい、普通科です」
 二人は拓郎と彼の家族の前で拓郎の質問に答えた。
「寮に入るか二人暮らしってお話もあったんですが」
「ああ、それがだよね」 
 拓郎は二人に応えた、実は二人の進学が決まってから妹と電話でもわざわざ拓郎が大阪から北海道に行って直接話したりしたのだ。
 そしてだ、その結果二人は大阪つまり彼の家に居候という形で住むことになったのだ。
「こうなったんだよね」
「学校は神戸にありますが」 
 それでもとだ、葉月は拓郎に話した。
「大阪からすぐですよね」
「うん、八条鉄道の梅田駅からね」
「八条学園の最寄り駅まで直通で」
「特急に出てるよ」
 拓郎は葉月にこのことを話した。
「だからね」
「もうすぐにですね」
「行き来出来るよ」
 通学は楽だというのだ。
「この家の地下鉄の最寄り駅から梅田までもすぐだし」
「それで、ですよね」
 今度はちあきが言ってきた、口調は姉のものよりも明るい。
「お母さんも寮に入るか二人暮らしよりもってなって」
「僕もそう思ったしね」
「そう、やっぱり親戚のお家が近くにあるならね」
 拓郎の妻も姉妹に話した。
「そこに住んでね」
「そこからですね」
「通えばいいですね」
「ええ、私もそう思うわ」
 こう二人に言うのだった、それも拓郎よりも熱心に。
「やっぱりね」
「だからですね」
「私達が八条学園にいる間は」
「そう、このお家から学校に通ってね」
 二人が通う八条学園のそれぞれ大学と高等部にというのだ。
「そうしてね」
「遠慮はいらないから」
「うん、そうだよ」
 拓郎の息子の和彦も二人に笑顔で言った。
「自分達の家と思ってね」
「暮らせばいいですか」
「そこまで楽にしていいですか」
「そうだよ、じゃあこれから宜しくね」
 笑顔で言った拓郎だった、そしてだった。
 葉月とちあきは大阪市西区にある拓郎に家に住んでそこから神戸の学校に通うことにした。二人は生活は真面目で勉学もサークルや部活にも熱心で家事もだった。
 よく手伝っていた、しかもだった。
 拓郎の息子和彦をよく可愛がっていた、小学生の彼を実の弟の様に可愛がっていた。その様子を見てだった。 
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