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麗しのヴァンパイア

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第六十三話

                  第六十三話  美食
 カーミラは飲茶も食べている、そうしつつ共に食べている美女達に問うた。
「楽しんでいるかしら」
「はい、こうして」
「楽しませてもらっています」
 二人はカーミラに食べつつ答えた。
「美味しいですね」
「このお店の飲茶は」
「炒飯も素敵ですし」
「とてもいいお店ですね」
「私は直感でわかるの」
 カーミラは二人に微笑んで答えた。
「どのお店が美味しいか」
「直感で、ですか」
「おわかりになられるんですか」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「私は長い間こうしたお店に入っているから」
「だからですか」
「どのお店が美味しいかわかって」
「それで、ですね」
「楽しめるんですね」
「そうよ。日本は美味しいお店が多いわね」
 炒飯も食べる、それも確かに美味い。
「有り難いことね」
「そうですね、この神戸にしても」
「かなり美味しいお店が多いですね」
「お隣の大阪はもっと凄いですが」
「あそこは食いだおれっていう位ですから」
「聞いているわ」
 カーミラは大阪のことについても答えた。
「あちらはまさにね」
「はい、本当に食べものの街で」
「安くて美味しいお店が沢山あります」
「難波なんかいいですよ」
「美味しいお店が一杯あります」
「あの猥雑な感じは私に合わないけれど」
 カーミラはこのことは自分でわかっていた、自分の持っているものと大阪にあるものは相容れないとだ。
「それでも美味しいお店が多いのね」
「私達昨日大阪にいましたから」
「それで食べてきましたから」
 だからだというのだ。
「よくわかります」
「いい場所ですよ」
「そうね、行ってみることも悪くないわね」
 こう言ってだ、そしてだった。
 二人はカーミラと共に食べていった、そのうえでだった。
 気付けば三人で全て食べていた、二人は自分達の食欲に驚いた。
「こんなの食べたのはじめて」
「そうよね」
「美味しいから食べられるのよ」
 これだけの量がとだ、笑顔で言うカーミラだった。だが食事はまだ終わってはいなかった。


第六十三話   完


                    2018・6・20 
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