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レインボーロケット団襲来!〜愛の女神ルリと平和の女神リーリエ〜

作者:さき姫
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再会

アカギの部屋の仕掛けを解除したヨウ、ミヅキ、トウヤとフラダリの部屋の仕掛けを解除したキョウヘイ、メイ、Nはここ、エントランスに戻ってきた。そしてエントランスにはレインボーロケット団の城を研究しながらしたっぱ達を倒したアクロマの姿もあった。

 

「ルリさんとリーリエさんが捕らえられているこの部屋の扉のカギがなくなっているという事は……、あなたがたは2階西側の奥の部屋の装置にカードキーをさし、2階東側の奥の部屋のスイッチを押したのですね!さすがです!」

 

アクロマがそう言うと、キョウヘイとヨウは奥の部屋の扉を開く。

 

「ルリ!」

 

「リーリエ!」

 

扉の向こうにはキョウヘイが助けたいと思ってやまなかった少女、ルリとヨウが助けたいと思ってやまなかった少女、リーリエの姿があった。大切な人にやっと会えたという嬉しさが感極まりキョウヘイはルリを、ヨウはリーリエを抱きしめる。

 

「キョウヘイ君……!助けに来てくれたんだね……!嬉しい……!」

 

「ヨウさん……!助けに来てくださってありがとうございます……!」

 

ルリとリーリエはずっと会いたかった大好きな人に抱きしめられ涙を流す。抱き合ってからしばらくし、リーリエとルリがメイ、ミヅキ、トウヤ、N、アクロマに声をかける。

 

「あなた達もヨウさん、ミヅキさんと一緒に私とルリさんを助けに来てくださったのですね」

 

「そのお礼と言っては何ですが、ここまでの戦いで傷ついた皆さんのポケモンの治療をさせて下さい!」

 

リーリエとルリがキョウヘイ、ヨウ、メイ、ミヅキ、トウヤ、N、アクロマのポケモン達の回復を申し出る。ミヅキは先ほどヨウとトウヤに、メイは先ほどキョウヘイにポケモンの治療をしてもらっているがキョウヘイ、ヨウ、トウヤ、N、アクロマのポケモン達はしたっぱ達との連戦で疲れきっていた。キョウヘイ、ヨウ、トウヤ、N、アクロマはその言葉に甘えてルリとリーリエにポケモンの回復をさせてもらう事にする。

 

「タブンネ、メブキジカ、お願いね」

 

「アブリボンさん、キュワワーさん、皆さんのポケモンさんを癒してあげて下さい」

 

ルリのタブンネはいやしのはどう、リーリエのアブリボンとキュワワーはそれぞれかふんだんごとフラワーヒールでキョウヘイ、ヨウ、トウヤ、N、アクロマのポケモン達のHPを、ルリのメブキジカはアロマセラピーでキョウヘイ、ヨウ、トウヤ、N、アクロマのポケモン達の状態異常を回復する。

 

「PPの回復はこのピーピーマックスを使って下さい」

 

リーリエがキョウヘイ、ヨウ、トウヤ、N、アクロマのポケモン達にピーピーマックスを使う。これでPP、すなわち技ポイントの回復もバッチリだ。

 

「ところで、ルリはどこか怪我とかはないのか?」

 

「リーリエも怪我はない?」

 

キョウヘイがルリに、ヨウがリーリエに怪我をしていないかを心配そうな表情で聞く。

 

「私はこの屋敷でかあさまからトレーナーについての事を学んでいたところをさらわれたので怪我はしていないです」

 

「私はキョウヘイ君、メイちゃん、テツ君、家族の皆にアローラ地方のお土産を買いに行こうとしたところにゲーチスという男のキリキザンに背中を切られたけれど、私のタブンネとリーリエちゃんのキュワワーに治療してもらったから大丈夫だよ」

 

リーリエはどこも怪我をしていないという事でヨウは安堵するがキョウヘイはルリが背中を切られるという怪我をし、ルリに傷をおわせたのがゲーチスという事もあり、怒りをあらわにする。

 

「ゲーチス……、絶対に許さない!」

 

メイ、トウヤ、N、アクロマもキョウヘイの怒りに同調し、皆がゲーチスを倒すという決意を固めたその時、さらに奥の部屋に向かうためのワープパネルから緑色の髪した大男が現れる。

 

「これはこれは……、ずいぶんと賑やかですね」

 

「「「「「ゲーチス……!!」」」」」

 

「「こいつが……、ゲーチス……」」

 

緑色の髪をしたこの大男こそがルリとリーリエを拉致した超本人、ゲーチスだった。 
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