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【シェアワールド】ユア・ブラッド・マインー新約・魔鉄文明英雄譚ー

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  オーバードイメージ

 過剰想起。
 日本皇国では『オーバード・イメージ・コンスティテューション』、略してOI体質、またはOI能力という呼び方が一般的である。

 人間が自身の身体を動かすには、「自分の身体がどう動くか」というイメージが必要不可欠となる。つまり、人間は日常的に、自分自身に対して己のイメージを反映させ、自己の身体をイメージ通りに改変していると考えることができる。
 
 オーバードイメージとは、本来ならば自分にしか働かないはずの、『改変のイメージ』で、『他者も改変できる』能力のことである。

 この能力を行使することで、本来マテリアルからは観測・干渉することができないはずのアストラルを垣間見、手を伸ばすことが可能である。


 実はこの名称が付く理由たる上記の説明は、厳密には『逆説』である。
 何故なら、元々ヴァルトラウテ博士の研究により、「魔鉄は人間のイメージによって性質がかわること」自体は先に突き止められていたのだが、その「魔鉄を改変するほどのイメージ」を発揮するためにはこの能力が必要であり、それによってこの能力は「人を超えたイメージ力」と判断され、即ち『オーバードイメージ』と名付けられた、という経緯があるためだ。 
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