| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

東方刑務所の人狼ゲーム

作者:エギナ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

死の一夜を明けて~一条輝side~

 今日は朝から聖月がコソコソ出て行くと思ったら、家の裏にある小高い丘に登って行って、そこの桜の下でセブンくんのお墓を作っていた。
「セブン、ごめんなさい。私が守ってあげられなくて……。私が信じてあげられなくて……。ごめん……ごめんね……ひくっ……グスッ……」
 久しぶりに見た妹の涙。作ったお墓の前に膝をついて、聖月は泣いていた。
「ごめんなさい……ごめんなさい‼……っていっても許されないのはわかってる……ひっく……ごめんね……セブン……ごめんね……!」
 あんなに泣いている聖月を見たことが無かった。絶えず流れる涙は拭っても拭いきれていなくて。零れる嗚咽は抑えようとしても抑えられていなくて。
 泣いている妹を抱きしめて慰めてやりたいのだが、この原因を作ったのは俺だ。逆効果だろう。
 でも気付いてくれ、聖月。






これは俺達が勝つために必要なんだ――――――







一条輝 役職・???
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧