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レインボーロケット団襲来!〜愛の女神ルリと平和の女神リーリエ〜

作者:さき姫
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プロローグ

ポケウッドスターのキョウヘイとポケドルのルッコことルリ。今をときめくスターであるこの二人は二年前にルリが落としたライブキャスターをキョウヘイが拾った事がきっかけで仲が深まり恋人同士となり今ではここヒウンシティの高層マンションの一室で同棲している。今をときめくスターであるこの二人には今日も今日とて仕事が入っている。キョウヘイは映画の撮影でタチワキシティのポケウッドに、ルリはライブイベントでアローラ地方に向かう。ルリはアローラ地方に向かう船に乗るためにキョウヘイより先に部屋を出る。

 

「ねぇキョウヘイ君、いってらっしゃいのキス……、してほしいな……」

 

「本当にルリは甘えん坊だなぁ」

 

二人は唇を合わせた。

 

「じゃあ、いってきます」

 

「うん、いってらっしゃい」

 

この時まだ二人は知らなかった。ルリがアローラ地方に行った事が重大な事件の引き金になる事を───

 

 

 

「ふぅ、やっとライブが終わったぁ」

 

アローラ地方でのライブイベントが終わり自由時間のルリ。彼女はこれから彼氏のキョウヘイ、友達のメイとテツ、そして父、母、弟、妹へのお土産を買いに行くところだ。そんな彼女の背後に怪しげな大男とキリキザンの姿が……。

 

「キリキザン、つじぎりです」

 

キリキザンのつじぎりがルリの背中を切り裂きルリは気絶してしまう。

 

「アナタにはプラズマ団……、いえレインボーロケット団の愛の女神となってもらいます……」

 

怪しげな大男は気絶したルリを連れ去りその場から姿を消した。

 

 

場所変わってアローラ地方のメレメレじま、ハウオリシティはずれのヨウとミヅキの家───

 

 

「ん〜、今日は絶好のマンタインサーフ日和だな!ミヅキ、一緒にマンタインサーフに行こうぜ!」

 

「私はパス、今日はポニじまのポケモン達を撮影しに行くんだ」

 

彼と彼女はアローラ地方初代チャンピオンのヨウとポケモンカメラマンを目指す少女ミヅキ。二人は双子の姉と弟の関係にある。

 

「ちぇ、じゃあリーリエでも誘うか!」

 

ピンポンピンポンピンポン!

 

ヨウとミヅキが他愛もない会話をしている中、家のチャイムがけたたましく鳴り響く。

 

「はーい、だれですかー……、ってルザミーネさん!どうしたんですかその傷!」

 

ミヅキが家のドアを開けて客人を迎えるとそこには身体中に傷を負ったルザミーネの姿が。

 

「ハァ……、ハァ……、ヨウさん……、ミヅキさん……」

 

ルザミーネは何かを伝えたそうにヨウとミヅキを見つめる。

 

「ルザミーネさん、いったい何があったんですか?話して下さい」

 

ヨウは少しでもルザミーネを安心させようとルザミーネに何があったのかを問う。

 

「実は……、エーテルパラダイスに突然謎の男達がやってきて……、その男達がエーテルパラダイスと私の屋敷を乗っ取って……、その中の緑色の髪の大男がリーリエをレインボーロケット団の平和の女神になってもらうと言って連れ去って屋敷のわたくしの部屋に閉じ込めてしまったの……、わたくしはリーリエを取り戻すために戦ったけれど……、このザマよ」

 

「「リーリエがさらわれた……!?」」

 

ヨウとミヅキはルザミーネが話した内容に驚きを隠せなかった。エーテルパラダイスがレインボーロケット団なる組織に乗っ取られて更にリーリエまでもが捕らわれたと……。

 

「リーリエ……、もう二度と危ない目に合わせないと決めたのに……!」

 

「許せない……!こんな……、ひどい……!!」

 

ヨウとミヅキはレインボーロケット団に対する怒りを露にさせる。二人は決心した。

 

「行こうミヅキ!エーテルパラダイスに!リーリエを救うんだ!!」

 

「ええ!」

 

 

 

ヨウとミヅキはリザードンフライトでエーテルパラダイスに向かった。 
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