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繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ

作者:エギナ
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05.猫達は人狼ゲームをするそうです。
  第2回 「役職を紹介するよー☆」何て、此れ書いた奴狂ってる。

 狂った2人を他所に、暫く9人で話していると、空から封筒が落ちてくる。此れも、全て前回と同じだ。

"今回のゲームの説明だよっ! しっかり読んでね☆"

「なんだ此れ」

 涙と紫苑、葉月と琴葉が同時に呟く。どうやら、琴葉と紗耶香はまともに戻ったらしい。

"「人狼」ゲームは、味方になりすましたウソつきを会話で見つけ出すゲームです。
 プレイヤーは、全員とある屋敷の住人として振る舞いますが、その中の何名かは人狼役で、市民に化けて屋敷の人間を滅ぼそうとしています。
 市民たちは毎日、発言や仕草を頼りに見分けのつかない人狼を探し、多数決でもっとも疑わしい 1名を人狼とみなして処刑します。一方、人狼たちは人知れず毎晩誰か1名を選び餌食にしていきます。
 こうして昼と夜が繰り返されて犠牲者が増える中、人狼をすべて処刑できたら人間の勝利。それよりも早く人間を減らし、生存者の半数を人狼で占めたら人狼の勝利。
 人狼や人間の他にも、夜に人狼かどうかを占うことが出来る占い師や、昼間に処刑した相手が人狼だったか分かる霊能者など数多くの役割があり、これらはプレイ開始前に配られたカードによって決まります。
 人狼は巧みなウソで、人間は的確な推理で、会話を通じて仲間を説得し相手を追い詰めていくのが「人狼」ゲームの醍醐味です。"

「何かまともな説明………」琴葉が呟く。

"役職を紹介するよー☆

☆市民 2名
・固有の能力を持たない役職だよっ
・死亡しても市民陣営のデメリットは少ないから死んでね!
・人狼の潜伏位置になりやすいので注意してねー
☆占い師 1名
・夜行動でプレイヤー1人を「占う」事が可能なんだぁ!
・占った人物が「人狼」か「人狼でない」かが分かるよ♡
☆狩人 1名
・夜行動でプレイヤー1人を人狼の襲撃から守れるよ!
・自身を選択することはできないから、その時は死んでね!
・同じ人を連続で守ることもできるよ!!
☆霊能者 1名
・死亡した人が「人狼」か「人狼でない」か知ることができるよ♡
・霊媒結果によって残りの人狼の人数を判断できるんだ! スゴいね!
・部屋人数が多いほど騙られやすい点に注意だよっ!!
☆双子 2名
・「双子」は2人で1つの役職だよ!
・お互いが人間だと知っているため人間であることを証明しやすいんだよね~
☆人狼 2名
・毎夜指定したプレイヤー1人を襲撃するよ!!
・仲間の人狼がどのプレイヤーなのか分かりまぁっす!
・夜に人狼同士で意思疎通ができるよ!!ワオ、すごーい!!
☆大狼 1名
・人狼と違い、占われても人狼と表示されないという………チートか!
・霊能の結果以外は人狼とばれないよ~☆
☆ささやく狂人 1名
・狂人と異なり、誰が人狼なのかわかるよ!
・人狼と会話でやり取りすることが出来るんだ!!
・占いや霊能の結果で「人狼ではない」と出るよ♡
☆恋人 2名
・勝利条件が特殊なんだぁ
・必ず2人ペアの役職だよ!
・ゲーム終了時に2人共生存していた場合のみ勝利!むずかしー!
・恋人の片方が死ぬともう片方も死んでしまうよ!愛し合ってるねぇ~
・恋人ともう一つ役職を持ってるよ!

役職はこんな感じ! 頑張ってねぇ~☆"

「気色悪ィよ!!」葉月が叫ぶ。

"各プレイヤーの役職は、各プレイヤーに用意した部屋に置いてある端末で確認することが出来ます。プレイヤーの皆様は、地図を見て、自室となる部屋まで移動して下さい。"

「まとも………だね」ユリアが呟く。
「誰が書いてるのよ………」アリサが溢す。

「取りあえず、部屋に移動するか」

 涙の言葉で、プレイヤー達が屋敷に向かって歩き出した。

 
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