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『組長と零』

作者:零那
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『更なる変化』



暫くは家から抜けれる時に逢うことを義務付けられた。組長が来れる時は学校の近くに来てくれた。でも田舎って何処で誰が見てるか解らんから怖い。

組長の家に行く事も増えた。零の人間関係は調べられてた(笑)もしかしたら蓮の事も(※『殺し、失い、得たもの。』参照)本当は、この時から既に知ってたんかも知れん。

知ってても知らんでも問題無い。組長は、零にとってすごくすごく大事な存在。組長と出逢って、組長に頼りっぱなし甘えっぱなしになった。

本当の父親が出来たんかと思うくらい。母さんがこの人と再婚すれば問題なかったのにって思うくらい。

勝手に本当の父さんと重ねたりして、勝手にいろいろ想像したりして...。
あまりにも理想の人過ぎるから...。

組長は、どんなときも零が助けを求めたときは来てくれた。
ほんの1分の為に何時間もかけて逢いに来てくれたこともあった。

零は、可哀想な子なんかじゃない。可哀想なことはされてるんだろう、ハタから見たら。でも、その分よそで充分やらかしてるから...。

そんなこんなも組長は把握してた。でも、そのことで怒ったりはせん。いつでも、零が怪我してないか、安全か、それを真っ先に聞かれる。その優しさが嫌な時もあった。

単に同情されてるだけなら嫌。哀れんでるなら離れて。可哀想なんかじゃないから。そう思ったりした。

本来なら親に対して抱く反抗期みたいな感情?...其れとは違うけど、たぶん、其れに少しだけ似てる感情な気がする。

本当は離れて欲しくない。でも、心配されるだけの自分じゃ苦しい。

組長の為に何かしたい。何か感謝されることをしてみたい。例え一瞬でも良いから役に立ってみたい。

いつもいつも、ありがとうの気持ちと、ごめんなさいの気持ちでいっぱいになる零。だから、もう組長には何かを返さなあかん。

そんな気持ちになった。
そしたら自然と自分の行動が変わった。
虐待って連鎖するやん?それに、抑圧された後の反動?そんな感じの時に、因縁付けられたら買ってしまうやん?

でも、無駄な喧嘩、実にならん喧嘩はせんって決めたんや!組長が本気で心配してくれてるなら、申し訳ないって思うから。

そんなん、恥ずかしくて言えんかったけど、組長の笑顔が増えた気がする♪良かった♪正しい判断だった。


 
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