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『ゴミ箱』

作者:零那
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『誕生日』



明日の誕生日
君は誰と
過ごすのかな
君は誰に
祝って貰うかな

あの人と
皆と一緒に
ケーキ食べるかな

其処に私は
永遠に戻れない

私が棄てた
そう、君は
私が棄てたから

だから君を
恋しがる
なんて本当は
そんな資格無い

君を愛してる
なんて君が
聞いたら
殺意溢れるよね

君が其処で
笑ってるなら
其れが1番

其れを
望んだから
私は君を
手放したんだ

君が笑顔で
過ごせる毎日を
望んだのは私

後悔はない
全然ない
ただひとつ
未練が在るだけ

愛する娘の
誕生日を
祝えないのは
意外と苦しい...

心の中で
そっと祝う事
どうか赦して...

14歳の誕生日
おめでとう

どうか笑顔で
どうか平凡な
毎日を...

どうかどうか
元気で笑顔で
楽しい日々を...
苦しみなんて
無い日々を...

逢えなくても
いつも願ってる


 
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