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オズのガラスの猫

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第五幕その一

               第五幕  黄色い動物園
 オズマ達はまずは香辛料を手に入れる為オズの国で一番いい香辛料を栽培しているお百姓さんのところに向かいました。
 その道中にです、オズマは五人の子供達に尋ねました。
「問題はどの種類の香辛料よ」
「河豚に合うですね」
「そうした香辛料が何か」
「それが問題ですよね」
「一口に香辛料といっても色々で」
「どのお魚にも合う合わないがありますね」
「そうよね、例えばお肉だと胡椒でしょ」
 オズマは香辛料の代表のそれを出しました。
「それよね」
「はい、お肉はやっぱりです」
 神宝が答えました。
「胡椒です」
「他にも色々あるけれどね」
 ここでまた言ったオズマでした。
「お肉には胡椒でね」
「他にも香辛料っていいますと」
 次に言ったのはジョージでした。
「唐辛子とかシナモンとか一杯ありますね」
「うん、ただね」
 カルロスは考える顔になってこう言いました。
「問題は河豚鍋とかの河豚料理にどんな香辛料が合うかだよ」
「それなのよね」
 ナターシャは考えるお顔になっています、皆黄色い煉瓦の道を歩きつつそのうえで考えています。歩きながら考えているのです。
「どの香辛料がいいかしら」
「和食で使う唐辛子だから」
 恵梨香も考え込んでいます。
「限られるわね」
「けれどここはね」
 ナターシャはその恵梨香に言いました。
「やっぱり貴女よ」
「日本人なのね」
「ええ、そうよ」
 まさにというのでした。
「貴女が一番わかってる筈だから」
「それでよね」
「どの香辛料がいいかわかるかしら」
「そうね、お刺身ならね」
 まずはこのお料理から考える恵梨香でした。
「やっぱり山葵かしら」
「あれなのね」
「それか生姜。ぽん酢で食べるなら紅葉おろしね」
「そういえば恵梨香前ぽん酢で食べてたね」
「それと紅葉おろしでね」
「美味しそうに食べてたね」
 男の子三人がこのことを言いました。
「僕達お醤油で食べてたけれど」
「山葵をちょっと付けてね」
「そうして食べてたけれど」
「あの時はそうして食べてたの」
 実際にというのです。
「それで食べたいって思ってね」
「じゃあ紅葉おろしもいいんだね」
「山葵以外にも」
「あれで食べても」
「いいのよ、それとね」
 さらにお話する恵梨香でした。
「天婦羅の時もおつゆに紅葉おろしはいいし」
「紅葉おろしね」
 オズマはこの香辛料には考えるお顔で言いました。
「ちょっとね」
「馴染みがないですか」
「ええ、和食を食べる時もね」
 こう恵梨香に答えました。
「どうもね」
「そうなんですね」
「あまりね」
 これといってというのです。 
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