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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!

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まず向かう場所は

 まずは一番初めの敵を撃破した俺達。
 俺の出番もなく倒されてしまったが、ここは俺が楽をできたと考えるべきだろう。
 だが今ので宣戦布告となってしまったので、

「“索敵”でもしておくか。あちらに知られようともうこの状況だからな」

 そう呟いて瞬時に、チート能力を使ってこの城の内部にある人物たちと“闇の魔力”についてみて回る。
 大体の場所と人物、“魔力の量”を確認してから、

「それで敵を倒すのを優先するか? それとも、エイダの家族関連の確認を先にするか?」
「……治療、できるかしら」
「治療か……俺の方はどちらかというと力技になるから、この世界の女神様であるハデスができるのならそちらの方がいいんじゃないのか? 操ったりできるからうまく抜いてくれそうな気がする」

 俺がそう提案してエイダがハデスに、

「お願いできますでしょうか」
「……私にできる範囲なら。でも、人間たちを構成する“光の魔力”を絡めとるように“闇の力”が入り込んでいるのなら、両方同時の破壊と再生が必要。そちらならばソウタに任せた方がいい。だから状況を見ないことには分からない」
「わかりました。その時はよろしくお願いします」

 エイダがハデスにそう答える。
 こういった理由からまずは上の方にある、誰かが数人閉じ込められているような場所を目指す。
 怪物は下の方で、城に向かって扉から入り込んだすぐのエントランス付近に鎮座しているようだった。

 あの場所だと、レオノーラが水を噴出させた関係で水美出汁の被害にあっているかもしれない。
 その程度で倒せるとは思わないが、それらを管理する人間にも他所脳のダメージは与えられただろうし、暴走して動く様子も今のところは感じ取れなかったので問題はなさそうだ。
 とはいえ、城の内部に入って“索敵”しないと気づかないレベルにまで“闇の魔力”が抑えられているのは今後、気を付けないといけない。

 そう思いながら、“索敵”から得られた情報に、別の魔法を“載せる”。
 そこら中で上の階からも下の階からも、ゴムがちぎれるような音が鳴り響いた。
 エイダやレオノーラ、ハデスが周りを見回して……エイダが、

「何をしたの?」
「仕掛けられた罠の強制解除だ。わかる範囲は一通り処理をしておいたから……それでも気を付けていこうか」
「……さすがは“英雄”様、私の予想を超えた魔法を使う……」
「俺のチート能力だから、普通とは違うだろう」
「そういえば本当はどんなチート能力なの?」
「……沈黙で」

 俺はそう返した。
 スローライフのために俺はあまり自分の能力を築かれないようにしたいのだ。
 それゆえにギルドカードには水を出すような魔法としているわけで……俺は沈黙することにした。

 それにエイダが呆れたように、

「わかったわ。今は手伝ってもらえるだけで」私も運が良いもの。でもこの調子なら心配することなんてなさそうね」
「……心配することならあるさ。あのミシェルがこの城までにまだ辿り着いて破壊していないってことだ」
「……そうなの?」
「あいつのい性格はよく知っているからな。ここにたどり着くまでに何かあったのか、それとも……いや、なんでもない。寄り道でもしているんだろう」
「案外貴方を待っていたりしてね?」
「自分の獲物を俺に与えるような人物ではなかった気がする」

 そう俺は返しながら、目的の場所に向かっていったのだった。
 
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