| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三十九話

                第三十九話  作詞作曲
 華奈子は自宅で美奈子にこうしたことを提案した。
「ねえ、久し振りだけれど」
「若しかしてと思うけれど」
「そう、新曲ね」
 これを作ろうかというのだ。
「作詞作曲してね」
「編曲もなの」
「しない?」
 こう言うのだった。
「今度ね」
「そうね」
 少し考えてからだ、美奈子は双子の姉妹に答えた。
「最近ずっとやってなかったけれど」
「それでもね」
「やってみるのね」
「バンドやってるとね」
 どうしてもと言う華奈子だった。
「曲も自分達でやりたくなるわよね」
「ええ」
「久し振りに活動再開したし」
 そのこともあってというのだ。
「是非ね」
「それじゃあね」
「やってみましょう」
 華奈子と美奈子は言った、そしてだった。
 美奈子は華奈子に自分から言った。
「じゃあクラウンの皆で」
「そう、七人でね」
「クラウンの作詞作曲はそうでしょ」
「編曲もね」
「誰かがメインになるけれど」
 これはその都度違う。
「それでもね」
「うん、七人全員でやるのは常だし」
「それじゃあね」
「しっかりとね」 
 七人でというのだ。
「やっていきましょう」
「そういうことでね」
 二人で話してだ、早速他のメンバーに連絡をすると五人共快諾した。そうして話がまとまったところでだ。
 華奈子はふとだ、美奈子にこうも言った。
「久し振りで難航するか失敗しても」
「それでもよね」
「まずはやってみないとね」
 そうしないとはじまらないというのだ。
「だからね」
「まずはよね」
「やってみましょう」
 美奈子に澄んだ笑顔で言う華奈子だった、こうして作詞作曲そして編曲もはじまった。


第三十九話   完


                  2018・4・5 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧