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『Free verse』

作者:零那
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『Ugly』



夢見てたのは
こんなじゃなくて
歪でもいいから
ちゃんと
此の手に抱きたい

本当の愛
真実の愛って
ものが欲しかった

迷子のままで
ただひたすら走って
闇の向こうに
出て行きたくて

更に深い闇の奥に
入ってったら
もう出口はなくて

真っ暗な夜に
怯える必要は無い
カラスもコウモリも
怖くなくなった

黒い丸になった泪
すぐに渇いてく
不可抗力でしょ?
なんて言われて
何もかもに
納得できなくて

もしも本当に
願いが叶うなら?
もしも本当に
何かできるなら?

醜いほど邪悪で
忌まわしい事しか
思い浮かばない


 
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